「おい」 「なぁに?」 「…あーあのな?今週末お前休みか?」 「んー?それがどうしたの?」 「休みじゃなかったら取ってこい!」 「ま、いいけど」 「いいから!絶対だぞ!」 「ふふ…りょーかい。ねぇご飯食べないの?ほら、任務先で…」 「うおおお!美味そう!」 「ん。よかった。その様子じゃやっぱりちゃんと食べてないか」 「うめぇ…!お前もちゃんと食え!これ魚がぎゅうぎゅうだけど飯まで旨味がしみこんでて美味い…!」 「押し寿司だしねー。ほらイルカが先でしょ。最近顔色悪いんだけど自分で分かってる?」 「へ?」 「ま、しょうがないけどねぇ」 「べ、べべべべつに!なんでもない!なんでもないぞ!」 「ん。そーね。任務で留守にしたし。後は…ま、いいや」 「そうだそうだ!留守でも平気なんだぞ!だってもうすぐたん…いやなんでもない!」 「ちゃんとご飯は食べなさいね」 「な、なんだこれ…!白い!ケーキか?」 「これもお土産ー。好きでしょ?甘いの」 「ようっし!こういうものは半分こだ!それにでっかいから明日の朝飯…」 「朝からケーキなんて体に悪いでしょ?」 「うぅぅ…!インスタントラーメン封じられてもがんばってたのに…!」 「明日は俺が用意するから、今日は風呂入っていちゃいちゃして寝るよ」 「風呂は、入る。で、でもいちゃいちゃ…!?まだ試運転してないのに…!」 「はい。こっちはお野菜ね」 「んぐ!美味い!この煮物うまいなぁ!」 「しっかり食べてねー?」 「おうとも!で、でもだな。お前任務で疲れてるんだろうし、もうすぐたん…いやその!つまりだな!ちゃんと朝飯くらい自分で…!」 「近所のおばちゃんからイルカちゃんと一緒に食べてねって鯖の煮付け貰ったし」 「おお!お礼いいに行かなきゃ…!これ三軒先のおばちゃんちだろ?あそこのおばちゃんが作る煮付けは無茶苦茶美味いんだ!教えてもらったけど同じ味にならないんだぞ!」 「そ?…もうホントにいつからちゃんと食べてないの…」 「ちゃ、ちゃんと食ってたぞ!今回はそのう…まあその、ちょっとだけ忙しかったかもしれないけど…」 「帰り道にイルカちゃんにってたくさん食べ物貰ったから、留守の間にちゃんと食べてね?」 「み、みんな…!え?でも留守?」 「インスタントラーメンは一日一つだけどね」 「インスタントラーメン…!なんでだー!折角のラーメンが…!」 「ま、いいからほら、これ食べて?」 「うぅぅぅ…あ、うまい!で、でも留守って…!」 「んー任務がね。15日の早朝に帰ってくるから」 「そうか!へへ!良かった!…任務続いてるから無理するなよ…?」 「寂しいからって泣かないで待っててね?あとちゃんとご飯食べて」 「泣いてない!泣いてないぞ!たしかにちょっとは…へ、平気だ!」 「じゃ、たっぷり食べて」 「だからお前も!」 「俺も食べてるでしょ。何より一番の栄養源が弱ってると辛いし」 「えいよう…?」 「久しぶりだしちょーっといちゃいちゃしすぎちゃうかもだけど。がんばってね?」 「え!?うぅ!?でももうすぐたん…いやでも!?」 「当日はなにしてもらおうかな…ふふ」 ******************************************************************************** わんこがんばって監視中。 空っとぼける上忍は、一生懸命サプライズ予定の中忍をおいしくいただry。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |