「ただいまー」 「おう!お帰りカカシ!」 「とりあえず…捨てて来い!」 「え?やっぱりヴァンパイアより犬男?でも去年やったじゃん!」 「そういうんじゃなくて!これ、ドレスじゃないか!お前はまだ懲りてないのか!?」 「カカシは白っぽいからな!この…漆黒のシルクを身にまとえば…!そのせいえんさに皆が鼻血を…!里に血の雨が降ること間違いなしだぜ!まさにはろうぃんだよな!」 「アホかー!俺はやらないぞ!」 「まあまあ!心配するな!きっと似合いすぎて困っちゃうぜ!」 「心配…そういえば!?クマは!?クマは無事か!」 「え?ああ、アスマ兄ちゃんはフランケンシュタインにするか、それとも例年通りクマ男にして、かわいらしい桃色リボンをアクセントに決めちゃうかのどっちかで、えーっと、えいいけんとう中だぜ!」 「…で、すでに試着させたり監禁したりはしてないだろうな!?」 「それがさー?カカシのドレスのデザイン起こすのに夢中になってたから、まだアスマ兄ちゃんの衣装が途中なんだよなー?桃色つぎはぎくまゾンビの方がイイと思う?」 「…アイツに衣装は必要ないだろ?クマそのものなんだから!それより、そっとしておいてやれ」 「えー?じゃあやっぱりアスマ兄ちゃんらしく、極限まで毛深い身体を露出させたせくしーさ全開の裸族とか?」 「あいつが三代目の息子でも流石に捕まるから止めとけ。そもそもそれは化け物じゃなくてただの変質者だろうが!あと、それやると里がパニックになるから駄目!」 「そっか!じゃ、やっぱり、素のままのアスマ兄ちゃんを活かしたバンシーとかどうかな!」 「なんだそれ?」 「泣き叫ぶ女の人のお化け!…だったと思う!ほら、アスマ兄ちゃんは良く叫んでるからさ!」 「女装への異常なこだわりを捨てろ!あのエロじじいのせいで…!」 「そうだよなぁ?やっぱりカカシの方がドレスは似合うよな!」 「そんな話してないだろうが!?いい加減…!」 「よっし!こうなったら…やっぱりアスマ兄ちゃんなんだから、肉の似合う男らしく、狼男だな!」 「…まあなんでもいい。そこそこ順当だし。だが俺は着ない。あとアイツが嫌がったら一応止めるそぶりくらいは見せてやれ。それで油断してたら仮装でも何でもしてしまえ。あいつには上忍の自覚が足りない!」 「カカシは狼男より犬男だよな!で、今年はやっぱりヴァンパイア!…か、それともケットシーとかも似合うよな!にゃんこカカシ!」 「…一応聞くが。お前は、一体何に仮装するつもりだ?」 「へへー!どうだ!かぼちゃ大王だぜ!今年の糖分確保は大量確実だな!」 「…あー…だから、お前だけで行け!百歩譲って俺の忍犬たちは連れてっていいから!」 「ああ!犬友たちなら今年はわんわんゴーストでぷりてぃに決めちゃう予定だぜ!」 「去年だって俺連れてって大失敗したくせに…!」 「今年も!目指せ!甘い生活!チョコとキャンディーとクッキーと…楽しみだな!カカシ!」 「任務…!いや、むしろクマを生贄に…!?」 ********************************************************************************* クマが当日何に仮装…?させられたのかどうか…! …カカチは…今年も…。 ではではー!ご意見ご感想など、お気軽にどうぞー! |