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「あらら」 「あー…？」 「そんな格好で…どうしちゃったの？」 「あっつい…おかえり」 「ただいま。そんなに暑いんなら冷房入れればいいのに」 「…風呂入れ。冷房入れとくから」 「なぁに？俺が帰るまで待っててくれたの？ひょっとして」 「…賭けみたいなもんだ」 「とりあえず麦茶飲む？水分足りなくなるでしょ？」 「え？うわっ！冷てぇ！」 「ほら、飲んで？」 「んぐんぐ…美味い…」 「意地っ張りだねぇ？何の賭け？」 「べ、別に…！」 「ふぅん？じゃ、体に聞こうかなー？」 「わー！ま、まて！…だって暑いだろ！？」 「んー？ま、夏だしね？」 「だから、その…お前帰ってきたら絶対、その、もっと暑くなることしたがるし…」 「あー。ま、そうかも。任務、ちょっと長かったもんね」 「長くなくてもだろうが！…でも、いない間に涼しいのに慣れちゃったら…暑いのがもっときつくなるだろうと思って…」 「えーっと？だからパンツ一丁になってまで我慢してたの？」 「うぅ…！た、ただお前が帰ってくるまで冷房使わないでいようかと思っただけだ！鍛錬の一環だ！いっつもお前ばっかり涼しい顔してるから…！」 「ふふ…そうねぇ？じゃ、クーラー入れよ？」 「お前は風呂入れ。あと…飯は一応用意でき…」 「そうめんにめんつゆ？かな。ちゃんとめんつゆ用意できたってことは、ちょっとは進歩してるねぇ？後で茹でよ？」 「だからお前が風呂入ってる間に…！んんっ！？」 「お風呂は一緒に入ろうねー。塩味のイルカもいいけど、風呂入りながらスルのも楽しいし」 「こ、こら！降ろせー！」 「お風呂で暑くなったら、冷やした部屋でシテ、それからそうめんに…あと何かおかず作ってあげる」 「ご、ごりって…今なんか…！」 「あんな格好で寝てるんだもん。我慢できなくなっちゃった」 「嬉しそうに言うなー！だ、だから俺は暑いけど涼しそうにしてるお前に勝つのが…！」 「じゃ、いっぱい頑張ってもらおうかなー？」 「く…っ！みてろよ…！毎年毎年余裕ぶっこいてるけど俺だって今年こそは…！」 「ふふ…！そうね。楽しみにしてるから…ね？」 「こすり付けるな…！くそ…っ！」 「イルカも、元気になっちゃったねぇ？…たっぷり、いっぱい頑張ってね？」 「くっそ！見てろよ！」 「ムキになっちゃってかわいいったら」 ********************************************************************************* 毒暗部にしてみたり。 暑がる自分と涼しげな暗部を比べて、なんとなく闘争心に狩られた中忍は美味しく頂かれました！←毎度のこと。 ではではー！なにかしらつっこみだのご感想だの御気軽にどうぞー！ |