「ふぅ」 「あ、えっち」 「なんでですか!?っつーかなんでいるんだここに!一応立ち入り禁止ですよ!許可証なしじゃ入れないはずなのに…!」 「えー?だってイルカせんせがいるから」 「理由になりませんって。ちゃんと許可貰ってくるか、急いで出てください!」 「ヤダ」 「ヤダじゃありません!いい年してわがままいわない!」 「イルカせんせーがえっちな気配がしたからきたの。やっぱりえっちだったもん。一人になんてできない!」 「そんなめちゃくちゃなこと力説されても…!?どこがその、ええええっちなんですか!俺は普通です!」 「普通にしててもえっちだよね。イルカ先生」 「真顔でそんな滅茶苦茶なこといわれても!え、えええっちってのは!その!あー…本気出した時のくノ一の皆さんみたいには、肌も露に、その!とにかく!」 「脱がなくてもエロい」 「言い掛かりにもほどがあるでしょうが…」 「証明しますね?」 「いりません!だから何度も言いますけど、出て行ってくださいって!」 「ヤダ。封印書庫なんて密室で何してるか考えるだけでおかしくなりそう」 「もう既におかしくなってるだろ…」 「変な術にかかっちゃったりとか、俺みたいにイルカ先生を狙う不埒なヤツがでるかもしれないし、それに悩ましいため息を聞き逃しちゃうことを考えたら一時たりとも一人に出来ないし」 「不埒って、俺にそんな気起こすのはあんたくらいだと思います」 「…イルカせんせ」 「だからいいから出て行ってくださいよ!危険な術とかもあるんですから!」 「いいから、こっち」 「だからかえ…んぐ!もが!」 「ほら。みて」 「え?アレ?あの人、この間帰ってきたばっかりの上忍」 「手。持ってるの、みて」 「…拘束用の縄?と、なんだアレ?変なおもちゃ?」 「ほら、いたじゃないですか」 「は?」 「いいから、見てて」 「え?あ!俺!?…って、アレアンタですか?」 「そ。ま、いいからみててよ」 「はあ。まあいいんですけど整理してない棚触らないでくれるんなら」 「へへ!お前だろ。受付の中忍」 「はい。何の御用ですか?」 「わー…俺そっくりできもちわりい」 「そうですかー?やっぱり日々見つめてるからですかね」 「…こっちも若干きもちわ…いやその!」 「受付で見たときからヤってやりたかったんだ。来い。大人しくしてれば命まではとらねぇでやってもいいんだぜ?」 「え…?」 「うわー…。いまどきびっくりするくらい下種な台詞ですね。叩きのめして…」 「待ちなさいって。みてて」 「いやでもですね!」 「ぐおっ!ふぐ!」 「捕獲終了―。もってかえっていいよー」 「貴様…!は、はたけ、カカシ!?」 「あ、暗部!?なんでこんなに暗部が!一匹見たら30匹!?」 「せんぱーい。確保終了です。あ。コレがアレです」 「ん。ありがとー」 「消えた」 「ね?危なかったでしょ?」 「は、はあ。そうですね。なんて物好きな。その、一応ありがとうございます?なのか?」 「でね。これ」 「え?あ、これさっきあの変態が持ってたのと同じような…?なんですかこれ」 「うん。使ってみようか」 「だから俺は今書庫の整理と資料を纏めてもっていかないといけないんですって」 「えー?じゃ、帰ったらいーい?」 「とにかく!出てってくださいって!さっきの上忍もそうだけど、きちんと手続き踏まないで出入りされると、中身の整理が大変なんですよ!」 「はあい」 「ふう。行ったか?」 「えっち」 「うお!?なんでまだいるんですか!」 「うん。もうちょっとだけ」 「はぁ…。しょうがねぇな。いいですか?大人しくしててくださいよ!」 「はぁい。ここでは、ね?」 「えーっと。イの棚の…」 「帰ってから楽しみにしてるね?」 ******************************************************************************** 適当。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |