三人のイルカと一人の男の悪夢について(適当)


「お?結構美味いな?」
「意外と食えるな。この鳥。色はすさまじかったけど」
「おーい!これいけると思うか?」
「…変な色の魚だな」
「…変って言うなよ。基本的にこの辺にあるもんはみんなこういう色なんだよ」
「肉はいけたんだし、魚も大丈夫だろ。多分」
「それは食えるしほどほどに美味いけど、なにやってんの?」
「あ!え?カカシ先生!カカシ先生だ!助けてください!」
「カカシ先生…!ここどこか分かりますか?船が沈んじまって…」
「しかもこの有様ですし。肉は美味いけど一楽のラーメンが食いたい…!」
「えーっと。とりあえず分身?影分身?」
「はぁ。それが」
「わかんないんですよ。解術できないんで」
「交戦中に雷がおっこったところまでは覚えてるんですが」
「…それで三人もいるの…?」
「三人というか…本当に三人なのかすら確証が」
「気付いたらこの島にいたのはいたんですが、それぞれ別の地点で、たまたま合流できたのがこの三人なんです」
「感知はさほど得意じゃないもので。水源探すのは得意なんで、そこで偶然全員集合した感じです」
「そ?…ま、帰還ルートは確保してあるし、ほら、おいで?」
「カカシさん…!」
「お礼、しなきゃな」
「そうだな」
「は?お礼なんて…アンタ服なんか脱いでどうし…んっ?」
「口で、なら」
「他はちょっとその、わからないんですが、がんばります」
「俺も」
「え?え?え?ちょっと!なに?待ちなさいって!」
「「「ご奉仕します」」」
*****
「なにその大サービス!」
「ふが?え?わあ!なんですかいきなり叫んで!」
「え?あ?イルカ先生?一人?」
「なんですかそのナンパみたいな台詞は…。ねぼけんのもいい加減にしなさい。それとも二日酔いですか?いい加減人んちにいきなりあがりこんでるのはどうかと思いますよ?」
「あ、うん。イルカ先生だ。良かった…!」
「おーい。味噌汁できたぞ?」
「シーツ、そろそろ洗濯できるか?他のもんは終わってるけど」
「え…?」
「どうしました?カカシさん?」
「…もう一回寝ることにします」
「だから勝手に俺んちにあがりこんだ挙句になに言ってんですか!飯食って任務いってきなさい!抱きついたまんま泣き出すから、起こさないように分身使ってまで飯作ったりしたのに…!」
「え!術?」
「え?ええ。術です。いや人間なんでいきなり分裂したりは…」
「…うん。そーね。…よかったあ」
「…アンタ、もうちょっと寝なさい。疲れてるんですよ」
「うん。一緒に寝て?」
「はぁ…しょうがねぇなぁ。ほら。布団しっかりかけとくんですよ」
「うん」
「せんたくは、あした、で…」
「…疲れてるのはアンタでしょうに。でも、ま、いっか。おやすみ」


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適当。
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