美味しいお土産(かぼちゃのてんぷら)

「三代目。失礼致します」
「おお!カカシ!帰ったか!…すまんのう。下忍育成に専念させてやりたいが…」
「んー?ま、いいですよ。この目必要だったんだし」
「で、首尾は。まあ聞かんでも分かるが」
「殲滅しました。怪我人なし。任務自体が俺狙いだった割には敵が弱かったので楽でしたけどね」
「ふむ…やはりか」
「あ、それでこれ、お土産です」
「み、土産じゃと!?お主が!?」
「あれ?この間も渡しませんでしたっけ?」
「そういえば…。あのまんじゅうは美味かったのう。あの時は…お主、イルカと一緒じゃったか…!?」
「そうですねぇ?確か一緒に持って行ったような?」
「やはりか!まんじゅうをほおばっとるアヤツの横にぼーっと突っ立っておったが…一体なんの切欠で一緒に出かけようなどと…」
「んー?ま、色々。ナルトとほんっと親子みたいですもんねぇ?」
「そうか…ナルトが絡むと確かに…」
「温泉ってものいいですね。たまには」
「昔から任務以外に興味がなかったが…お主もふらふらしておった割りに、最近随分と落ち着いたのう?」
「そうですかねぇ?」
「アヤツも…ま、まさか、のう?」
「あのー。お土産持って帰りたいんでもう帰っていいですか?」
「あ、ああ。…その前に、一体誰にじゃ?」
「一応うちの下忍と、自分ち用です」
「下忍たちにか!なるほどのう!やはり成長したな…!」
「イルカ…先生が色々教えてくれたというか」
「ほ、ほう?アヤツが…なるほどな…」
「物をもらうのも嬉しいけど、上げるために考えてくれたのが嬉しいんだって。面白いですね。あの人」
「そうじゃな…互いによい影響を与え合っておるのなら…」
「じゃ、そろそろ失礼しますね?」
「あ、ああそうじゃな。さほど休ませてやれんが、明日は休養するように」
「どーも。…それでは、御前失礼」
「…水と油じゃと思っておったが、存外相性が良いようじゃのう?まさか…よもや…!?」
*****
「ただいまー」
「あ!だ、大丈夫だ!ちゃんともちは我慢したぞ!て、てんぷらは食べたけど…!」
「…だから三代目が挙動不審だったのかねぇ?」
「え!じいちゃんが!や、やっぱりかぼちゃのてんぷら食いすぎて…!?」
「愛されてるね。イルカは」
「な、なにがだ!?」
「ま、敵は多そうだけど負ける気もないし。今日の所はもういいかなー?…はい。お土産」
「あ!らーめん!らーめんだ!」
「限定品?なんだって。作ってあげるからその机の上のチョコレートはしまっときなさいね」
「うぅ…!で、でもらーめん…!…わかった…」
「そ?じゃ、ちょっと待ってて」
「後でチョコレートもわけっこしような!」
「…ん。そうね。キラキラしてかわいいし、チョコレートってのもおもしろいかなー?入れたら」
「らーめん…!しかも限定品…!えへへ…!」
「…ラーメン食べたら俺も美味しいものもらっちゃおうっと」


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かぼちゃのてんぷらにしてみたり!
いちゃらいちゃらさせてみる。
ではではー!なにかご意見ご感想等ございましたら、お知らせくださいませ!

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