「寒い」 「うお!なにすんですか!重い!…ってか、またあんたか!人んちにくるときはチャイムと事前に連絡…!」 「…あったかい」 「ぎゃあ!つめてぇ!人で暖をとるんじゃありません!ほら、コタツはいんなさい!風呂わかしてきますから!」 「ん」 「…くっついててもあったかくならんでしょうが。あ、そうだ!お茶!ほうじ茶!」 「ありがと」 「あのですね。毎度毎度来るなら前もって連絡してくださいよ。寒いのはわかりますけどね?俺の家の暖房器具はコタツとこのストーブしかないんですよ?一人のときはコタツしかないんです」 「ん。イルカ先生はあったかいよ?」 「…だからって俺に張り付くのもどうかと思いますが…」 「だって寒かったから」 「ああもうしょうがねぇな!うどんでいいですね!」 「…いいの?」 「いいも悪いもねぇだろうが!こんな時間に転がり込んできたんだから、大人しく飯食って風呂入って寝ろ!」 「はぁい」 「だから早くコタツ入れっていってんでしょうが…」 「イルカ先生」 「なんですか?コタツはまだあったかいですよ。風呂はわかしなおさねぇと流石に無理なんでほら、入る!」 「…離れたくない」 「こんなことで影分身使う気はありません。おら入れ!」 「はーい」 「ふう。やっとはがれた。お茶は勝手におかわりしていいですから水分しっかり摂るんですよ?みかん食べて待ってなさい!」 「みかんにお茶ね。それからうどんか」 「文句があるならうちじゃなくてちゃんとした宿にいきなさい!」 「んーん。そうじゃなくてね。いいなぁって」 「なにが?みかんが?ほうじ茶は確かにもらいもんなんで結構いいやつですけど」 「ここ。あったかいですよね」 「ぎゃあ!だから俺にひっついてもあったかくなりませんって!どてらはがすな!寒いでしょうが!」 「だめ?」 「だめです!寒ぃだろうが!」 「…ま、いっか。待ってます」 「最初からそうしろって言ってんでしょうが!風呂風呂!お湯は…さっきお茶入れたからまだあったかいか…?」 「ここ、いいなぁ。…やっぱり欲しい」 「カカシさん!着替えはおいときましたから!10分くらいしたらさっさと風呂入ってうどん食って寝ろ!」 「はーい」 ******************************************************************************** 適当。 |