これの続き。 俺の下でくねる体は相変わらず敏感で、この人の作るどんな料理よりも美味しい。 たとえば、今舐ってるつんと尖った胸の飾りとかね? 「ん、そこばっかり…!」 泣きそうな顔でそう言うくせに、俺の頭に回された手は髪をかき混ぜるばかりで押しのけることをしない。 そういう抵抗にならない抵抗もかわいいけど、今日はたくさん気持ちよくしたいし俺も気持ちよくなりたいのよね。 それには…まずイルカ先生をとろっとろしちゃわないと! 下ごしらえが大事だっていうイルカ先生の教えは、きっちり活かすつもりだ。 入れる前にたっぷり気持ちよくなってもらって、それから本番へ。 …入れただけでイっちゃうくらいに蕩かせてしまおう。 「そういえばあいつら随分あっさり帰りましたね?」 話題をそらしたのは、隙を作るためだった。 実際普段ならなんだかんだと文句をつけて俺とイルカ先生のいちゃいちゃタイムを邪魔するのが趣味みたいなヤツらなのに不思議だったのは確かだけど、そんなことより目の前の美味しそうなイルカ先生の方が重要だ。 「あ、それは多分…っと!」 子供たちのことだとあっさり正気に返っちゃう所は悔しいけど、その隙にせっせと服をはいだ。 下はあっさりいけたけど、上は…胸元までたくし上げただけのアンダーが邪魔だ。 「なぁに?何か知ってるの?」 何食わぬ顔で会話を続けながら、切り刻んでしまいたい衝動に耐えた。 「あ、その!でも!」 どうやら言い辛いことらしい。それならそれで。 「ま、いーけど」 「んっ…!そんな、急に…っ!」 「ああ、ここ?だってこんなに元気だからつい、ね?」 上を脱がすのは諦めた。そろそろ我慢の限界だもん。 本人そっくりにけなげに震えている性器に手を這わすと、それだけでかわいい声で鳴いてくれた。 「や、ぁっ…!」 「それに体にきこうかなーって」 「あ、だめ…!」 期待か不安か。瞳を潤ませて俺を見上げる姿に、ごくりとつばを飲んだ。 なんて美味しそうなんだろう! 「言う気になった?」 開かせた足の間に陣取って、快楽の印を零し始めた先端をぺろりと舐めてやる。 俺が必死で慣らした体には、これだけじゃ物足りないはずだ。…きっとすぐに根を上げる。 我慢してくれたらそれはそれで美味しいしね! 「ふぁっあ、んっ!」 涙目でかわいいついつい攻めちゃうってのもあるんだけど。 「そんなにかわいい顔されると我慢できないんだけど」 じれったそうに腰を揺らめかせ、はっとした顔で慌てて耐えるようにシーツを握り締める。 …そんなものより俺に縋ってくれればいいのに。 それか、俺のを握って…想像するだけでぞくぞくした。 だめだ。やめとこう。暴発したら勿体無い。 思わず手を止めた俺に観念したのか、イルカ先生がぽつりと零した。 「誕生日、おぼえてますか?」 「え?この間お祝いしたよね?」 当日独り占めするために子供たちには日程をずらさせた。代わりにスポンサーになったんだから文句は言わせない。 当日はもちろんたっぷりいちゃいちゃ…思い出すだけで頬が緩む。 「あなたの、です」 「へ?」 そういえば、誕生日…もうすぐだったか? すっかり忘れていた。 お祝いしてっておねだりして、凄いことしてもらおうかなとか考えたこともあったんだけど、イルカ先生の誕生日にそれはもう美味しい思いをしちゃったからなぁ? 自分のときのことなんて思い出しもしなかった。 「ふ、二人っきりで過ごしたくて…!」 その台詞に正直に反応した下半身をなだめ、なんとか話を聞きだすことに成功した。 「お祝いしてやろっか?」 「馬鹿ね!一応あんなのでも恋人なのよ!二人っきりで過ごしたいに決まってるじゃない!」 「譲ってやるのはしゃくだがな」 二人っきりで誕生日過ごそうと色々考えていたイルカ先生に、あいつらはこういったらしい。 「誕生日プレゼントをあなたにあげるのはしゃくだからって、代わりに今日は二人っきりにしてやるって。当日祝う代わりだなんていうから叱っちゃったけど、俺…!」 なんてできた弟子なんだ…!動機は不純っぽいが、…よし!今度凄い術教えてやるぞ! 不安そうな顔のイルカ先生に思わず抱きついていた。 「最高のプレゼントです…!」 当日は二人っきり。…それこそ何をやっても…! そう思うだけでもう頭の中は大変なことになっている。 ばら色の脳内にふわふわと漂っていた俺の耳元に、イルカ先生が囁いた。 「続き、しないんですか?」 …俺の焦らしプレイがあっさりと終わりを迎えたのは言うまでもない。 ********************************************************************************* リクエストをいただけたので農家にしてみたり。 エロスだけ回がつぎになっちゃうかもしれません('A`) ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ! |