休日の正しい過ごし方(適当)


久しぶりの休日だから、当然しっかりたっぷり恋人をおいしくいただいて、ゆっくり朝寝を楽しもうなんて思ってたんだけどね。
「眠いんだけど」
いきなり鼻つままれるまで起きない俺も俺だけど、だってこの人は特別だし。
ふくれっつらも愛おしい。増えた皺を気にしてせめて体型はとかいいながら、それでもラーメンを止められない所なんかも、全部丸ごと俺のモノにしとかなきゃ我慢できなくて、だまし討ちに近い方法で手に入れてからずーっとこの人だけが俺の特別だ。
「そりゃそうでしょうよ。俺も眠いんですからアンタだって眠くて当たり前だ」
目を吊り上げて毒を吐く割に、その声は掠れ、眼光も鋭い。
やさぐれちゃってまー。かわいいねぇ?初めての後なんてテレまくって叫んで今すぐ火影岩から飛び降りるとか大騒ぎしてくれたっけ。未だになれないしでも気持ちイイコトには弱いから、久しぶりってのもあってちょっとタガが外れたことは認めよう。
でも、ちょっとくらいいいじゃない。ねぇ?
だって折角のお休みなんだもん。
「ねー。どうせならもっとベッドでいちゃいちゃしましょ?」
「さわんな!これ以上したら尻が擦り切れるでしょうが!」
ふーふー毛を逆立てる猫みたいにして抵抗してくるけど、手も足も碌に動いていないのはすぐに気付いた。んー?この状態でそんな態度取られてもねぇ?
「もっとえっちな言い方して?」
「い・や・で・す!いいからほら!とっとと起きやがれ!」
「ん。そうね」
啖呵切ってくる割には、いつもみたいにシーツ剥ぎ取ってくるわけでも、拳骨食らわせてくるわけでもない。
ま、ここは俺の責任でしょ。
「…なんですか。その手は」
うろんげに差し出した手を睨む瞳がほんの少しだけ揺れている。気付けば随分長いこと一緒にいるけど、意地っ張りなところもかわらない。
「だって、立てないでしょ?」
「うっ!いやそんなもんは気合でなんとか!」
「はいはい。ならないならない。ちゃんと首に手回して?カカシさん好きって言ってくれてもいいよ?」
「うがー!だまれ!」
抱き上げた途端打ち上げられた魚みたいに暴れたけど、すぐに大人しくなった。腰かな。それとも太腿を濡らすモノが溢れてきた感触で動けなくなったか。腕の中で震えているくせに、恥ずかしそうに、でも怒っている表情だけは変わらない。顔真っ赤だし体は蕩けてるし、これからやることなんて決まってる。
「はいはい。お風呂ね。お風呂。…朝からお風呂ってのもいいよねぇ?」
「朝風呂は確かに…じゃねぇ!アンタなんか違うこと考えてるだろ!降ろせ!」
「ん。お出かけは付き合いますよー?確かにもうコタツじゃね?テーブルとソファと、あと台所でもしたいし」
折角二人っきりになったのに、家の手配もギリギリで、こういうときに便利な後輩は、里外長期任務なんてものに出かけてしまっていた。次にあったらいじめてやろう。ま、一応災害支援だし、あっちでも家たてまくってるみたいだからかるーくだけにしてやるよ。
手配に手間取ったのは引退した里長が住むなら広さがどうとか、よけいな横槍が入りすぎたせいもある。
あまりに五月蝿い外野に布団と茶碗と箸がありゃああとはなんとかなるもんです!って啖呵切ってとっとと家押えて、本当にベッドと茶碗と箸と、あとはこの人が持ち込んだコタツとなべとかこまかいものだけで暮らし始めて3ヶ月。
幸せな生活が始まるはずが、引継ぎだ就任式だとこまごまとした雑用に追われて、やっと勝ち取った平和な時間だ。
たっぷり味合わなきゃもったいないってもんでしょうよ。
「ちょっちょっと待ちなさい!なんだその基準!」
「引越したの冬だったし、時間もなかったしねぇ。どうせならふっかふかのにしましょーね?二人で横になれる大きなヤツでね」
他には何が必要だろう?
一番欲しいのは二人っきりの時間なんだけど。
「…その前に、カーテン買いましょう。流石に俺の家のシーツぶらさげてるのはみっともねぇってばよって、こともあろうにあのナルトに言われたんですよ!?まあヒナタがきちんとした子だからそういうことにも気を回すようになったんだなって思えば…」
「はいはい。しんみりするのは後でね?」
ついに夢をかなえたことに関しては俺もうれしく思ってるけどね。いつまでもこの人のど真ん中に居座らせる気はもうないよ。不甲斐ない火影だけど、周りがしっかりしてるし嫁さんに貰ったのがあの日向の血縁だ。他にめぼしい生き残りいないからと選ばれた俺よりは、磐石過ぎるほどに安定した始まりだろう。変に心配させないようにしなくちゃね。
器の大きすぎるこの人の中をいっぱいにするのは大変だから、とりあえずは体だけでもいっぱいにしちゃうかな。
「おお!風呂沸いてる!」
「さっきいれときましたよー」
邪な欲望はそのときはなかった。寝ぼけつつもこの人を洗ってあげなきゃなーって、それだけだったんだけど。
素直に風呂場ではしゃぐ獲物を前に、そんな理性は吹っ飛びました。これだけ長く一緒にいるのにかわらなすぎるアンタが悪いって言ったら、怒るかそれとも落ち込むか、どっちだろう?
ま、未だに相手が分からないっていうのもお互い様か。この人が、常識人のくせに予想外すぎるだけかもだけど。
「頭くらいなら洗ってあげてもいいですよ?」
牽制しているのかふくれっつらでふいっと顔を逸らして呟いた。
警戒してるけど仕切れてないところがこの人らしい。ま、今更逃がしませんけどねー。
「俺はお尻の中も含めて全部綺麗に洗ってあげますね?」
にっこり笑った途端逃走を図ろうとしたのを抱き上げたまま風呂につけて、洗う前にいれるなとか大騒ぎするのを美味しく頂きました。
もちろん約束通りちゃんと洗ってあげたし、気持ちよくもしてあげたし、後始末の間しがみ付いてきたからおかわりまできちんと…もうやだぁなんて言われたら、ね?止めろって言われて止める馬鹿はいないでしょ。
「かーてん…その前に一楽…飯が。腹減った。家具も食材も…アンタなんでこんな年になって落ち着きがないというか…」
「明日もお休みもぎとったから安心してね?」
「ええ!?アンタいつの間にどうやって!」
だってもったいないんだもん。せっかく働き者で薄情な恋人が捕まったんだから、当然堪能するまで離す分けないでしょーが。
弱々しくだが最後まで諦めきれないのか一生懸命もがく恋人を捕まえたまま、こっそり綺麗に整えておいたベッドに急いだ。
最初からこうするつもりだったからなんてことは言わずに。


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適当。
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