うっかりこれの続き。 「ねぇ。今年のハロウィンの当番って誰?」 「ひ…っ!?は、はたけ上忍!?」 「イイイイイイイルカなら!今!授業中で…!」 「だから来たんだけど。…で、誰?」 「え、えーっとですね!?お、おい!ご説明しろ!」 「ああああああの!全員でくじを作ったんです!」 「そうそう!それを順番に引いてったんです!」 「だから…その、イルカがあれになったのには作為的にとかではなくてですね…!?」 「…ふぅん?そ」 「は、はい!そうなんです!そうなんですよ!」 「ですから、イルカがうっかり可愛い系のに当たったのは偶然で…!」 「おばけの仮装もネタ切れだから、猫人間とかトカゲ男とか入れようって言い出したのはいますけど…!」 「あっ!馬鹿!」 「へぇ…?で?」 「ひぃ!そ、その…!」 「そいつには別に悪気があった訳じゃなくてですね!?」 「俺は、それが誰かって聞いてるんだけどねぇ…?」 「ぐぅっ…!」 「殺気か…!」 「で、ですから…!冗談を言ったつもりだったんです…!それをイルカが…!」 「イルカが?」 「お、治まった…!?」 「今のうちだ!ほら!」 「え、ええとですね!…可愛いとかかっこいいってあんまり喜ぶもんだから…」 「…その、却下するのがかわいそうに…」 「あー…なるほど。そういうこと」 「は、はい!そうなんです!ですから…!」 「で、だから誰?」 「…あ、あの!」 「その!」 「うぅぅぅ…俺、です…」 「ふぅん?」 「…う…っ!すみませ…っ!」 「泣くな!」 「はたけ上忍!俺たちからもお詫びします…!ですからコイツは…!」 「ありがと。イルカがすっごく喜んでた。それに…ま、ちょっと他にも、ね?」 「へ?」 「ふえ?」 「…え?」 「じゃ、それだけ。…あ、ハロウィン用のお菓子、俺が注文しといたから、ソレ使ってね?あとイルカは当日…ま、ちょっと色々あるかもしれないから、その辺宜しくね?」 「ははははっはい!」 「よろしくされます!」 「お菓子ありがとうございます!」 「んじゃ。イルカのこと宜しく。…今日ちょっと体調がね…。俺のせいだから何かあったらすぐ呼んでねー」 「…い、行ったか?」 「行ったみたいだな」 「寿命が縮んだよ…!」 「…とりあえず、イルカがなんかよろよろしてる上にふわふわしてる理由は分かったな」 「突然真っ赤になって悶える理由もな…」 「…なにがあったんだか考えたくないけど…当日はイルカも楽しみにしてるからなぁ…」 「ちゃんと参加させてくれるといいな」 「猫耳なんて二度と言い出さない…!俺のせいで…!」 「泣くな…!」 「そうだぞ!まだ早い!」 「…そうだな…!俺たちも、頑張ろう!…何も出来ない気がするけど…」 「いうなよ…」 「とりあえず…俺らもパーティーの準備がんばろうな…」 「おう…」 「そうだな…」 ********************************************************************************* 妖精さん!…をうっかり続けてしまう 一生懸命ちくちく縫い上げ編等も増えたら…石投げちゃいやぁ…! ではではー!なにかしらつっこみだのご感想だの御気軽にどうぞー! |