「また雨か…。水がないのも困るんだけど、参ったなぁ…」 「んー?どうしたの?ご主人様」 「うわっ!重っ!いきなり背後から乗っかるんじゃない猫!」 「ふぅん?結構凄い量?」 「お前の分もあるもんなぁ…。コインランドリーまで行くか、部屋で干すか…?」 「洗えないなら新しいの買っちゃえばー?」 「どんどん物増えちゃうだろうが!大体なんでかしらないけどいつの間にかシーツとか増えてるし!本当は猫小屋の布団も洗いたいのに…」 「んー?俺が乾かしてもいいけど?」 「こんなに大量にあるんだぞ?二、三枚なら俺も何とかできるけど…」 「そういえば最近結構家にいるもんねぇ?」 「そうだよなぁ。任務中ならあんまり困らないんだけど、流石に里にいるのに着たきりすずめってのは不味いだろ?なんとかしなきゃ」 「かわいい顔してしょんぼり窓の外見てるから、つい…ね?ま、シーツがなくなったら買ってきてたけど」 「お前か猫!?いつの間にか知らない柄増えてるから何事かと…!」 「いいでしょ?この柄」 「う、うぅ…!確かにこの猫かわいいけど…!」 「ほら、これもー」 「肉球スタンプもいいよな…!かわいいし!」 「あとこっちもかな?」 「へのへのもへじにイルカか…?なんかお前と俺に似てる…傷まで一緒だ!こんな柄のシーツあるんだなぁ?」 「そうねぇ。作ればなんでもあるんじゃない?」 「なかなか思いつかないよな!」 「他にも特注品仕込んであるから今度遊んでもらおうかなー?」 「ん?でもそういやなんでこんなにシーツがあるんだ?3日前には洗濯したのに…?」 「知りたい?」 「し、知りたいけど…お前の目つきが怖いから今回のところは…」 「ま、知りたくなくても教えてあげるけど」 「わっ!こら!猫!洗濯物がまだ…!」 「乾かせばいいんでしょ?」 「そ、そうだけど!」 「今日の分はあるし、あとでいっか」 「へ?わー!服返せ!なにすんだ猫!」 「後でねー?」 「後でって…明日着てく服が…!」 「えー?でも別に俺は困らないし?」 「はーなーせー!」 「雨の日にこの猫布団って最高だよね?」 「うっ!確かに寝心地はいいけど!でも…ぁっ!」 「ちゃんと遊んでくれないと、いたずらしちゃおうかなー?」 「あっ!やぅ…っ!も、もうやってるじゃないかー!」 「ご主人様がおいしそうなのが悪いってことで」 「なっ!あ、んぁ…っ!」 「乾燥機かったらもっとできるかなー?…ま、後で考えようっと」 ********************************************************************************* 猫の日にしてしまう。 とりあえず中忍はおいしく頂かれました(*´∀`) ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ! |