「カカシさん!」 「イルカ!どうしたの?今日は受付じゃないでしょ?」 「だって!今日雨だから、傘持ってお迎えに来ました!」 「え。あー…なるほど。傘か。…ありがと。」 「えへへ!カカシさんのはこっちの白いにゃんこので、俺のは黒いにゃんこのです!」 「おそろいだね。お礼に…」 「あ、でんでんむし!」 「ああ、そういえばもう梅雨だもんねぇ。…ちっ!タイミングの悪い…!」 「でんでんむしさんを見るとなんだか雨でも楽しくなりますね!」 「んー?そうね。」 「のったりのったりしてて、黒くて可愛い目してるし、殻がぐるぐるしてておもしろいし!」 「あーうん。そうねー。」 「あ、それと!蛙さんも歌ってて楽しいですよね!夜は特に皆で歌ってて…」 「ああ、蛙が夜に良く鳴いてるのは、繁殖…いや、恋人を呼んでるから。」 「ええ!すごいです!カカシさん!蛙さんの言葉もわかるんですか!」 「…あー…まあね?」 「えへへ!じゃああの一生懸命なのも分かるなぁ!…俺だって、カカシさんが心配な時は大きな声で呼びたくなりますもん!」 「っイルカ…っ!」 「でも…カカシさんは俺の妖精さんだから、ちゃんと俺の所に帰って来てくれるって信じてますから!」 「…あーもー…駄目だ!」 「え?どうしたんですか?わっ!」 「帰るよ。うち。」 「え、ああ!蛙さんが鳴いてるから?」 「ま、そういうことにしといて。」 ***** 「ただいまー!くまくまにサボ君に…」 「お帰り。…風呂入ろう。冷えちゃう。」 「あ、そうですね!傘持ってったけど雨が結構強かったから…。」 「それに俺が走ったし…ごめんね?でも、責任持って洗ってあげるから。」 「わぁっ!重いでしょう!歩きますから!」 「大丈夫。…それに、もう我慢できないし。」 「え?…んんーっ!」 「ん…。かわいい顔…。」 「あ、ん…カカシ、さん…?」 「…ねぇイルカ。蛙なんかに負けないくらい、イルカの名前呼ぶから…一緒にいて?ずーっと。」 「はい…!もちろん!俺も蛙さんに負けないくらいカカシさんを呼びます!」 「うん。…服、脱ごうね?」 「あ、…はい…!」 「…まずいな。…我慢できなさそう…。」 ***** 「今日はお迎えに来てくれてありがと。」 「ん…はい…」 「眠いよね?寝ていいよ。一杯頑張ってくれたし、名前呼んでくれたもんね?」 「えっと…あの!…カカシさんも一緒に寝ましょう?」 「うん。…ぎゅーって、していい?」 「はい!もちろん!えっと…お、俺もがんばります!」 「ああ、力入んないんでしょ。いいから。」 「えへへ…大好きです!」 「俺も、…大好き。」 「温かくて幸せ…おやすみなさい…」 「おやすみ…俺がずっといるよ。」 「んー…カカシさん…」 「…おやすみイルカ。」 ********************************************************************************* このところ妖精さんへのご投票が多い気がしたので本編…はちょっと今体力的に厳しいのでこっちだけ増やしてみました! いちゃいちゃ。雨だろうが風だろうが嵐だろうがとにかくいちゃいちゃな二人でお送りしました! ご意見ご感想などお気軽にどうぞー!!! |