「雨だなぁ…。」 「そうね。でもどうしてそんなにしょぼくれてるの?」 「雨は…なんかやなんだ。濡れるし。」 「まあそうね。雨って要するに水だし。」 「それに、食い物が手に入りにくいし、すぐ悪くなるし…」 「だから、ちゃんとご飯上げてるでしょ?最近やっと体重戻ってきたんだからやせさせたりしないよ?」 「雨…あぁなんかやだ…!外に出るのもめんどくさくなるし!」 「落ち込んでるのもかわいいけどねぇ…?」 「雨がそこそこ降るのはいいんだけどなぁ…。毎日毎日ずっと雨だからなぁ…。」 「梅雨ってそういうもんだからねぇ?」 「梅雨か…字だけ見ると梅が降って来てくれてるみたいで美味しそうなのに…!」 「相変わらず発想が面白いよねぇ?…じゃ、ちょっと気分転換でもする?」 「気分転換…?」 「要は雨が降ってるって、意識しなきゃいいんでしょ?」 「それはそうだけど…だって降ってるし!」 「他のコトに集中すればいいじゃない?」 「トラップ…材料取りに行くの面倒だしなぁ…。」 「ああ道具はいらないから。ま、イルカがしたいなら使ってもいいけど。」 「え?は?なんだ…その不穏なチャクラは…!?」 「はい。万歳して?」 「え?ああばんざーい!うわっ!?」 「はい脱げた。じゃ、次は…まずお風呂入ろう?」 「ああ確かに風呂入ってたらあんまり外のコトは気にならないな!」 「そうそう。それにもっと他のコトに集中してもらうし。」 「風呂―!昼風呂―!…なんか贅沢だなぁ…!!!」 「まだ外明るいけど。…いいよねー?」 「雨より風呂だ風呂!」 ***** 「濡れるのはいやなのにお風呂は好きなんだよねぇ?」 「…っなんで…!あっ…!」 「ほら。お風呂気持ちイイでしょ?」 「あ、やだ!そんなトコ触るな…!」 「気持ちイイのは…こっちかな…?ふふ…」 「んあっ!」 「たっぷり、気分転換しようねぇ?」 「ああん…っ!」 ***** 「気持ちよかったでしょ?」 「ん…熱い…。」 「そうねー?ちょっと湯中りしちゃったか…?」 「あ、…さわんな…!」 「気持ちよかったでしょ?今日はこのまま寝ちゃいなさいね。」 「…眠い…。」 「雨が嫌いな忍ねぇ…?気配が消せるし術も遣いようによっては色々やりやすいのに。やっぱりイルカは面白いねぇ?」 「おやすみー…。」 「ん。おやすみ。雨がいやならいつでも忘れさせてあげるからねぇ?」 「雨より…たちが悪いものがあるからも、平気……。」 「あら、結構言うねぇ?ま、いいけど。起きたら色々やってみようかなー?」 ********************************************************************************* 雨で凹んで隙を見せて、結果的に美味しく頂かれました。 …そしてさらにうっかりボケツほったので、これからもっと色々されてしまうことでしょう! えー…ご意見ご感想などお気軽にどうぞー!!! |