「ふぃー!降られた降られた!びしょぬれになっちまった…」 「おかえりー」 「あ!猫!お前早いな!」 「んー?今日はお仕事お休みだし?」 「そうか!早速猫で暖を…ってその前に濡れたのなんとかしなきゃな」 「そうねぇ?…ふふ」 「そういや最近よく家にいるなぁ…?なんだ?どうしたんだ?」 「んー?雨だしねぇ?」 「そっか!猫は水嫌いだもんな!でもお前一応上忍…」 「作戦がねー?雨で中止になることが多いのよね」 「そういやこないだもなんかがどうとかって…まあこれからは雨のせいで任務が増える時期だけどな」 「そ?」 「買い物代行だろ?雨漏りの修理に、それから雨で崩れた山だの、橋の修繕だのもふえてくるんだ」 「ふぅん?」 「まあ猫にはあんまり関係ないよな?…ってその前に上忍にも、か…うぅ…!」 「そうね」 「俺たちも借り出されるくらい忙しいこともあるからなぁ。梅雨は梅雨でいいところもあるんだけどな」 「…雨もいい所はあるよねぇ?」 「そうそう!水がないと土地が…んぐっ!」 「水、ついてる」 「そりゃそうだろ!いいから離せ!びしょぬれになるだろうが!」 「濡れちゃったらちゃんと洗ってくれるでしょ?」 「そ、そりゃそうだけど!そういう問題じゃ…ん、あ!」 「ね、ベストどうしちゃったの?」 「へ?あ、ああ傘が折れちまったから、代わりに…」 「だから脱いでるのか。…ふぅん?」 「あっさわんな…!なにすんだ猫!」 「雨でぴったりくっついたアンダーって卑猥」 「へ?」 「いいよねぇ?雨も。たまには。寒かったからかなぁ…?ここ、立ってる」 「んぁっ!やめ…!そんなとこ触っても何もでないぞ…!」 「ああ、涙も水も区別つかないのはいやかなぁ?」 「うわっ!?なにすんだー!?」 「濡れるのやだから、ご主人様に洗ってもらおうと思って」 「そりゃわかったけど!なんで風呂場に直…んぁ…!」 「ああ、脱がせにくいから切っちゃおっかなー?」 「な、んでそう…あ、お湯…あったかい」 「切るのダメならそのままでいっか」 「脱ぐ!脱ぐから!ちょっとまってろ猫!」 「俺のも脱がせてねー?」 「ほ、ほら!これでいいだろ!お前のも…」 「ん。そうね。…ね、洗って?」 「あ、やめ…!」 「雨ででかけられなくてたいくつだから、いっぱいいっぱいご主人様が慰めてねー?」 ********************************************************************************* 猫の日。 雨なのでやつあたり? ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ! |