雨だったから(毒と暗部にご用心!)
「ふぅ!つっかれたー…!」
「お帰りー。」
「おう!ただいま!…って、お前任務は?」
「ま、いいから、いいから…。」
「良くないだろ!離せ!」
「今日はねぇ。雨だったじゃない?」
「そうでけど…ソレがどうしたんだ?」
「雨のせいでターゲットが慌てて逃げ足早めてくれたからサクッと片付けてきたの。」
「…あのな…そういうのは守秘義務に…」
「で、お土産あるよー。」
「お土産はいいから…ってなんでそんな任務にお土産があるんだよ!」
「雨が降ってて綺麗だったから持って帰ってきたの。イルカってこういうの好きでしょ?」
「わー!綺麗なあじさい!すごいなぁ!」
「あとは、こっち。水饅頭っていうヤツ?買ってみたから食べて。」
「ぷにぷにしてる…ウマそう!」
「あ、そうだ。」
「え?なんだ?どうした?」
「ほら、この間からイルカが気にしてるでしょう?例の。俺の部下。」
「え?」
「あれ?言ってたでしょ?店とか教えてくれるけど薄給かもって言ってた…」
「ああ!あの人か!大丈夫なのか?」
「それがねぇ。この間から鼻血吹きすぎてるから、どっか悪いんじゃないの?ちゃんと医療班行きなさいねって言ったら…」
「い、言ったら?」
「先輩が…僕を…とか言いながら、いきなりぶっ倒れたの。」
「わー!?ソレ深刻だろ!さっさと病院連れて行けー!!!」
「ああ、それは大丈夫。ほら、医療班がついてるから。」
「あ、そっか。じゃ、じゃあどこが悪かったんだ?」
「んー?ソイツいわく、どっこも悪くないってさ。」
「どこも悪くなくていきなり鼻血吹くのか?…会話の流れも別に興奮するようなもんじゃないし…。」
「強いて言うなら頭ですっていってたからねぇ?どうなんだろう。」
「の、脳の病気…!?カカシ!お前も気をつけろよ?」
「そうねー?病気になると色々面倒だしね。」
「…面倒って言うか…心配するだろうが!」
「ふぅん?心配、してくれるんだ?」
「そ、そりゃそうだろ!お前、俺に住み着いてるんだから!」
「何か、いいね。それ。」
「当たり前なんだよ!…お前だって、俺が風邪でもひいたら…」
「看病楽しむかな?」
「…お前はそういうヤツだよな…。」
「まあまあ。いいからいいから。」
「良くないだろ!なんで服脱がすんだ!?」
「え?イルカが可愛いこと言ってくれるからシようかなぁって!」
「なんだよそれ?!」
「雨降ってくれてよかった。」
「お、俺はよくない…!」
「一杯鳴いてねー?」
「んんっ!?は、離せ…っ!」
「無理。じゃ、始めようか?」
「始めてから言うんじゃねぇ!んあっ!」
「ま、いいからいいから。」
「よ、く…っねぇっ!!!」

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いつも通りのバカップルで一つ!
雨がすごいので雨っぽいもの増量中。
ご意見ご感想などお気軽にどうぞー!!!

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