甘い薬(教えて!妖精さん!)

「で、どれをやらなくちゃいけないの?」
「えっと…これとこれとこれとこれと…後これもかな?」
「…そんなに沢山?」
「あの、今どうしても年末だし…!」
「了解。…いいから寝てて?」
「えっと…あの、でも…!俺がやります!」
「いいから。風邪引いてる人はちゃんと寝て?」
「大したことは…!」
「ウソ。そんなコト言ってもすぐ分かるんだから、俺が何だか忘れたの?」
「う…っ!で、でも!だって、それは俺の仕事…!」
「ダメ。はぁ…。俺が心配で具合悪くなりそう…」
「ええ!?ご、ごめんなさい…!」
「分かったら寝てて?もうちょっとしたらお粥できるから、ソレ食べて薬…」
「…っく…ひっぃ…く…!」
「泣かないで…?」
「だっ…て、俺のせ…!カカシさんが…!」
「確かに、怒ってるよ?」
「うっ…っ…っ!」
「だって、前も無理したのに。またでしょ?」
「無理じゃ…」
「具合悪くなるまでっていうのは、無理なの」
「ごめんなさ…」
「違う。謝らないで。俺が怒ってるのは…そうなるまで止められなかったことだから」
「え…?」
「イルカの顔色が悪いのは分かってたのに、どうしても頑張るって言うイルカを止められなかった。…俺のせいだから」
「そんなの…違う!俺…が…げほっ!」
「ああほら。お水!」
「んんっ!…ありがと、ございます。でも感染るから…!自分で飲め…」
「大丈夫。…熱高いけど、ご飯大丈夫?食べられる?」
「頑張って食べ…」
「頑張るのはだめ。…こっちのこれなら、いいかな?口、開けて」
「え?あー…んむっ!?」
「はい。飲めた?」
「甘い…。で、でも!飲めたけど…感染ったら…!」
「だから、大丈夫」
「妖精さんは風邪ひかないんですか…?」
「ま、大体ね。ほら、眠くなってきたでしょ?」
「ん…そ、いえ、ば…」
「ゆっくり寝て、早く治してね?」
「カカシさ…」
「側にいるから。大丈夫。ね?」
「はい…えへへ…!温かい…」
「可愛い顔しちゃって。…ま、いいや。治ってからお仕置きしちゃおうっと」

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某様の風邪早く治れ治れ的な意味を込めて。
いちゃいちゃー!無駄に!
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