悪夢再び(いつでも側に…)

「アカデミー祭はまだ先だし…コレは一体なんだ?」
「あれ?イルカ知らないのか?」
「何をだ?大体なんでこんなに大量の花が必要なんだよ?」
「コレはお祝い!」
「だから!何のだよ!」
「まったまたーそんなわけ無いだろ!」
「オイ…いい加減にしろよ…?」
「結婚式!だろ。」
「知らん!が、それはめでたいな。で、誰のだ?」
「お前のだろ?」
「…もう一度聞く。誰のだ?」
「だから、イルカとはたけ上忍の結婚式。」
「…は?」
「照れるなって!ついに決心したんだろ!」
「祝福するぞ!」
「あ!迎えが来たぞ!」
「そんな…馬鹿な…」
「イルカせんせ…キレイです!!!」
「ああ?何言ってやがるこの変態!何で馬車なんだ!それに何でタキシードなんか着てやがるんだ?!」
「イルカ先生のドレスに合わせてみたんです!」
「…どれす?」
「ああ…イルカ先生…似合ってます!とっても!!!」
「ドレ…って!うわあああ!いつの間に?!」
「それでは…誓いのキスを…」
「な、なんで…?!」
*****
「ぎゃあああああ!!!」
「アレ?もう起きちゃいましたか?」
「また貴様かぁ!!!」
「おおっと!」
「う…うぅぅぅ…」
「わあ!もう出来ちゃったんですか!まだちゃんとヤってないのに!名前どうしよう!?」
「…なんで俺の寝巻きがこんなけったいな服に…!!!」
「…雰囲気作り?」
「可愛こぶって小首かしげてんじゃねぇ!!!出ていけ!!!」
「よく似合ってます!そのウエディングドレス…!でも、イルカ先生のお気に召さないなら縫い直しますね!なんてたって一生に一度の思い出ですし!!!」
「意味わかんないこと言いやがって!さわんな!!!しかも手製かコレ!?…さっきも妙なこと言ってたようだし…!」
「採寸はばっちり済ませてありますから!近いうちにまた仮縫いしましょうねー!!!」
「ぎゃあ!脱がすんじゃねぇ!いや脱ぎたいが!…その前に俺の寝巻きと下着!どこやりやがった!!!」
「イルカ先生のお肌とかお尻とかうなじとか…。滑らかつややかすぎて激しく俺を誘惑するので、我慢するのが大変でした…!でも、 いい夢見てもらいたかったから…ちょっとおさわりだけで我慢しました!!!褒めてください!!!」
「そんな…ウソだ!…まさか勝手に俺を…!!!」
「あ、ばれました?あんまりにもすばらしい眺めなのでちょっとお写真も…!!!」
「ふざけるな!!!」
「…じゃ!また別パターンのドレスで挑戦しますね!!!」
「あ!待ちやがれ!!!」
「ステキな式にしましょうねー!!!」
「くそっ…俺は…どこまで…何されちまったんだ…!!!…うっうぅぅ…」
「あ!そうだ!」
「ううううう…」
「責任はちゃんととりますから!イルカ先生は一人で子育てしようとか考えなくて大丈夫ですよ!」
「いらーん!!!」
「意地っ張りさんですねぇ…でも大丈夫!これからは俺がイルカ先生と子どもを支えます!」
「もう…どっかいってくれ…!」
「マタニティブルーですね…!しばらくそっとしておきますから…でも!困ったときは何時でも呼んでください!すぐに駆けつけますから!!! では今日は失礼します。」
「…誰か…コレも夢だと言ってくれ…!!!」

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悪夢ネタでしつこく押してみました。
…暑かったので…。

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