review_manga
(あ・か・さ)
『真夜中のおやつ』 ★★★☆☆

著者:神田猫
出版:日本文芸者
発行:2011年12月28日

[内容]
社会人(小説家?)・吾妻と8歳年下の甥っ子・大良のお話。

[感想]
某レンタルサイトで読みましたが、たぶん元々は単行本で出てる作品ですよね。
48時間レンタルして無期限アップグレードは…う〜ん、って悩むくらい最初は面白かったです。

大学生の吾妻と中学生の大良とのエピソードから始まり、その4年後に大人になった大良と再会して――というストーリーになっているので、気持ちの変化とかにそれほど無理なく受け入れることができたかなと思います。
ま、それでも大良が吾妻を好きになった理由が、男同士という壁を越えられるものとは思えなかったので、もう少し好きになる理由の積み重ねが欲しいところかなとは思いますが。
あと、気持ちの変化でいえば、4年後再会して大良から告白されて、吾妻が大良を「今までで一番可愛い」と感じるわけですが、それが果たして「好き」に繋がるのかなという疑問。
今までも散々「可愛い」って言ってたし、それが「今までで一番可愛い」となっても、それで気持ちが通じ合うというのが「?」と思う。
もっと別のところで「好き」と感じられたら良かったですね。

それから、受けが女の子っぽくはなってないと思ってはいたんですが、Hシーンのときがやっぱりちょっと女の子っぽかったかな。
加えて、服の線がどこも「ストン」と落ちてる感じのせいか、どちらも痩せ型に見えてしまうんですね。つまり、格好いい服着てるっぽいんだけど貧相に見えてしまうという…
せっかくどちらも男らしい容姿なのに、それがとても残念。

そんでもって、好みの年下攻め!で最初読んだときは良かったのですが、でもなんかイマイチ感が…
で、何回か読んでるうちに歳の差が見えなくなってるんだなと。
吾妻は4年前ですでに就活を終えた大学生でもう大人。4年経っても見た目はそれほど変わらず。
大良は中学生から大学生になり、可愛いからイケメンに大変身。そうしたら見た目の年齢差が縮まってしまって、吾妻の性格のせいもあるのか「年下攻め」があんまり感じられない。
それがもう本当に残念至極。

以上が大体の感想ですが、一読したときには「面白い!」と思って、いずれは単行本買っとくかなぁとか考えていたのに、何度か読み返してると萎えてしまって、どんどん引っかかるところが増えてしまうという悪循環(汗)
あんまり私的に萌えとかエロは無かったのですが、大良の母親(吾妻の姉)がドライで息子の叔父ラブをあっさり受け入れてるところとか、大良が部屋に吾妻の隠し撮り写真をたくさん飾ってるとか、「可愛い甥」が「美少年」ではなく「イケメン」になって嘆く吾妻とか、吾妻が部屋に篭り、その玄関を大良が力ずくでブチ破って「何それ怖い」とか――そういうネタ的なものを楽しむ漫画なのかなと思います。
軽い雰囲気でクスッてくるネタがあるのが好きって方にはオススメしたいかなと。

2014.01.27

著者:腰乃
出版:東京漫画社
発行:2011年3月20日

[内容]
(割愛)

[感想]
ネットでコミックが借りられる某レンタルサイトで立ち読みし、レビューも読み、アマゾンのレビューも読んでから買いました。
こんだけ調べたら大きく外すことはないだろうと思っていたのに…
あんなに評価が高い理由が私にはさっぱりわかりません。

まず、絵が雑すぎ。
自分の好みだとは言い難いけども大きく外れてはおらず、表紙のイラストも丁寧でキレイだったので、まさか中がこんなに乱雑だとは…
立ち読みしたんだから分かってても良かったんですが、パソコン画面と紙上とで見える印象が違ってくるのかと思ったり思わなかったり。
一番その雑さが感じられたのが、もしかしたらHシーンなのかも知れません。いろいろと線が多くなるシーンだからかな?
雑なせいかHシーンも全然ドキドキせず、逆に引きましたね。

次にキャラクターに魅力がない。
鮫島くんが押すと笹原くんが引き、笹原くんが押すと鮫島くんが引く――という構図をレビューでは「シーソーゲーム」と表現されてましたが、私にとってはこのシーソーゲームは非常に苛々させられました。
何ていうか、鮫島くんの引きが大きすぎて、押してるときとの落差がありすぎるので「なんで?」ってなるんですね。
積極的なのか超消極的なのか、クールなのか超ヘタレなのか…って感じで極端すぎる。もう少しバランスを考えた方がいいかと。
あと、笹原くんは自分の気持ちをはっきりさせないまま鮫島くんを翻弄させすぎ。もう少し相手を思いやった方がいいのでは? と思います。
そんなわけで、2人がうまく行くようには私には見えなかったです。

以上、読み続けるのがツライ漫画でした。
再読すればまた見方が変わるのかも知れませんが、読む気にもなれず…

2012.09.02

『隣りの』 ★☆☆☆☆

著者:腰乃
出版:東京漫画社
発行:2008年7月18日

[内容]
(割愛)

[感想]
相変わらず絵が…というよりも、こちらの方が『鮫島くんと〜』よりも約2年前に描かれてるわけですが、驚くべきかな、どちらも絵の印象がまったく変わりません。
つまり少しでも絵が上手くなってたり、作風が変わったりってことがないわけです。
長年連載してて「あんまり変わってないかも」と思っても、実際に比べてみると多少は変わってたり、少しでも上達してたりするものです。
なのに、この漫画家さんはほとんど変わってない…
いや、並べてみたらわかるのかも知れないけど。
しかし、これだけ変わらないということに、やはり引っかかりを覚えます。
漫画は絵の巧さだけじゃない、雰囲気やストーリーが肝心だ、とは言いますが、もう少し表紙のような見易さを中身にも求めたいなと思います。

…で、『隣りの』の感想ですが、やはり自分には面白さがわかりませんでした。
「隣りの」は少し面白かったですが、結局、どちらも相手のどこを好きになったのかなって感じです。
「隣りの」以外の物語でも、この2人はこの先も続くのかなって、そこのイメージがわかないのがちょっと…

私にとっては、絵もストーリーも楽しめなくて受け付けられなかったのは残念です。

2012.09.02

著者:魚ともみ
出版:リブレ出版
発行:??
著者HP:http://wwwc.pikara.ne.jp/tai-two2/

[内容]
父親同士(!)が再婚(?)し、主人公・幸雄と義兄弟になった義弟・真澄は、毎朝電車で痴漢してくる奴だった。男4人の奇妙な同居生活が始まり――。

[感想]
某レンタルサイトで読みました。
1巻〜6巻とありますが、1巻ごとが20ページ〜27ページと少なめです。
それぞれが無期限で100円×6巻=600円。約単行本1冊のお値段で、約1冊分のページ数。上手くできてるなと思います。

それはともかく内容の感想ですが…
絵は上手いし嫌いではない絵柄なので、その点に不満はありませんでした。
特に体がちゃんと男らしくて、受けの体も男らしくて(女体化してなくて)、しかも上手いのでHシーンの見ごたえはバツグン(笑)
その点だけでも満足かなぁとは思います。

ただ、ストーリーというか話の流れというか、細かい部分で微妙に残念だなと思うところが幾つかありました。
まず、幸雄が真澄を受け入れていく心境の変化が、ちょっと読み取り難かったかなと。自分としては「急だな」と感じてしまいました。1巻が短いし、かならずエロを入れているので、そういう所は重視して描かれてないのかもな、とは思いますが。
それから、幸雄が真澄との“血の繋がり”を気にするところに違和感が。そもそも男同士っていう禁忌(?)を犯してるのだからして、血が繋がっていようが離れていようが関係ないよねーっていう。
私的には男同士なのに血を気にするところで萎えてしまいました。 それから父親、とくに幸雄の父親が気持ち悪かったです。男、父親、年長者、という雰囲気がない。萌えっててもいいはずの幸雄よりも萌えっててキモい(汗)
真澄の父親がみんなの前で新事実を言って、幸雄の父親が取り乱すんだけど、子供の前だろ大人の余裕を見せてくれよ、と思う。
そこがもう、自分には大幅減点になってしまったなと。

以上、だいたい気になったのはその辺りです。
絵的にちゃんと男同士に見える、しかも好みの年下攻めってところが良かっただけに、私的にとても惜しい作品だなと思いました。
オススメしたいけど「う〜ん」って悩んでしまう感じですが、手軽にエロを読みたいって気分の時には読むといいかもです。

2014.01.27

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