編集:NEXT編集部
出版:宙出版
発行:2007年12月6日
[内容]
このBLマンガがやばい! BEST20
このBL小説がやばい! BEST10
超人気作がそろいぶみ!! 今年NO1の栄光は誰の手に?
今年一番の攻キャラ受キャラは?
本邦初!! ゴールデンホモー賞決定!!
話題のあの人に直撃!! 人気BL作家インタビュー!!
草間さかえ、九州男児、榎田尤利
『純情ロマンチカ』『是−ZE−』『あかないとびら』『ファインダーシリーズ』『くいもの処 明楽』『SEX PISTOLS』『誰にも愛されない』『amato amaro』 etc
[感想]
これはまぁ少し古いんですが、今どんな内容のもの、どの作家さんのものが人気があるのか分かって、何を買ったらいいのか迷ってる分には参考になると思います。
ただ、▼『ボーイズラブ小説の書き方』で分かったんですが、BLの場合の嗜好はかなり細かくわかれるんですよね。
「自分はこれこれこういうのが好き!」と決まっていると、BEST10とか20に入ってても微妙だと思うものが多いかも知れませんね。
かくいう自分は、漫画のBEST20では興味の惹かれるものは多かったですが、小説では「ちょっとな」と思うものが多かったです。
ジャンルで言えば極道ものとか、シリアスでハードボイルド系とか苦手かなぁと。
それが上位に幾つか入ってるんで、流行についていけないかもという不安が(笑)
いや、ついていく必要はないんですが、やはり(当たり前だけど)読んでみなきゃ分からないってことで、この本書は本当に参考程度なんだなという感じです。
それでも、本当に何買ったらいいだ!って迷ってるときには心強いです!
2009.12.25
編・著:花丸編集部
出版:白泉社
発行:2004年8月25日
[内容]
第1章 そもそもボーイズラブ小説って何だ?
第2章 初級編 コレが小説を書く基本テクだ!
第3章 上級編 ボーイズラブ小説ならではの悩みもこれで解消!
第4章 FAQ その他の質問とその解答
●ボーイズラブ小説を書くのに役立つコラム●
Hシーン、あそことかこことかどういう?
投稿下読み、編集座談会
読みやすい投稿原稿、読みにくい投稿原稿
●作家インタビュー●
斑鳩サハラ先生
南原兼先生
真船るのあ先生
[感想]
買っちゃいましたw
結果、買って良かったとは思います。
上達するかどうかは置いといて(笑)
普通の小説を書くのと、BL小説を書くのと、思った以上に違うんだなっていうのを痛感させられました。
今自分が連載している『俺煩』は、とある作家さんの小説入門本を読んで参考にしてて、それはそれで貫こうとは思ってるんですが、やはりBL小説の基本的な書き方とは随分かけ離れてる気がします。
あと、人称の別はともかく、三人称での誰視点、あるいは神視点と呼ばれるものがある、ということを改めて気付かされました。
少し前までは三人称も何回か書いたんですが、どこまで書いたらいいのか、視点はどこで変えるべきなのか……ということを悩んでいて、その答えを聞けたような気がします。
一人称、三人称それぞれのメリットとデメリットも「なるほどなぁ」と(今更orz)
それから、BLのタブーっぽいのも分かって良かったです。
ただ、本書のサブタイトルに『「萌え」の伝え方、教えます。』とあったんですが、肝心の「萌え」がどんなものなのか、具体的なものがなかったのが残念でした。
本書はあくまで書き方なので当然なんですが、読み終えて「じゃあ萌えって何だ?」と疑問が。
いや、自分の中での「萌え」は何となく分かります。
BL漫画や小説を読んで、やっぱハマる設定とかシチュエーションとかあるわけで、そういうのを読んだときの湧き上がる気持ちが「萌え」なんでしょうけど、じゃあ一体どういう「萌え」が人気の高い順で存在するんだと。
ま、こればかりは個々人の趣味嗜好なので、本書の中でもかなり細分化しているとは書かれてるんですが……。
あとは、BLでの王道とかお約束を自分はあまり知らないなぁと再認識し、そう思ったのでたくさんBL本を読もうと思い、さらにこの小説レビューのページを作ったんですね。
勉強したいと思います。
とにかく、BL小説を書こうと思ってる方(とくに初心者)は、目を通しておいて損はないと思います。
2009.12.25