「マスター! ご飯にします? お風呂にします? それとも、お、れ?」
「キモい。風呂」
「もー、ツンデレさん♪」
「ウザい」


「マ、マスター!? 服着たまま、お風呂入ってます!?」
「お前がニオイかいでてキモいから、風呂場で水洗いすることにした」
「そんなぁ! 俺はこれから何を抱いて寝たらいいんですか!」
「抱いて寝てたのかよ!? キモ!」


「マスターはいつになったら振り向いてくれるんでしょうか」
「巨乳になって出直してこい」
「ボディを交換してもらいましょう!」
「高いだろーが。学生には無理」
「俺が良いってことですね!」
「言ってねーよ!」


「巨乳が良かったなら何で俺にしてくれたんです?」
「入学祝いでボカ口欲しいって言ったら、お前が送られてきたんだよ!」
「マスターのご両親に感謝しています! ありがとうございます! 貴方に出逢わせてくれて!」
「まあ? 飯作ってくれるのは悪くないけど?」
「結婚してもいいってことですね! 幸せにします!」
「言ってねーよ!」


「マスター、歌うので聴いてもらえませんか!」
「別にいいよ」
「優しい! 結婚して!」
「うるさい。早く歌え」
「そんなに俺の歌が聴きたかったんですね!」
「ウザい」


「そういえば、ハーゲンダッツ買ってあった。食え」
「お、俺とうとうお払い箱ですか!? 冥土の土産ですか!? 最後に良い思いさせてやろうってやつですか!?」
「ハーゲンダッツぐらいで大げさだろ。何でそこだけネガティブなんだよ」
「だ、だって……、あ、ありがとうございます! 抱いて寝ます!」
「いや、食えよ」


「曲作ったから歌え」
「ジーザス! 今日、俺は役目を終えるようです! マスターと過ごした毎日、幸せでした! ありがとうございます、ありがとうございます!」
「いや、これから始まるんだけど? 何なの? 死ぬの?」
「マスターが俺のために曲を作ってくれたんですよ!? 俺は明日死んでしまうに違いありません! 南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」
「神か仏かどっちかにしろよ」
「俺は貴方一筋です!!!!」
「うるさい」


「マスター、結婚してください!」
「いやどす」
「ガーン! じゃあ、結婚してください!」
「じゃあじゃねーよ! 一緒に住んでんだからそれでいいだろうが!」
「そうでした!  俺たちもう結婚してたんですね!」
「違います」
「一緒に住んでるってことは、さては俺のこと好きですね!?」
「キモくてウザくてうるさくなければな」
「そんなに褒めないでくださいよー! 照れます」
「今、一個も褒めてないんだけど」


「マスター! 見てください!」
「なに」
「ババーン! 格好良いポーズ!」
「あ、ハイ」
「どうです? 格好良いでしょう!」
「全く」
「マスターったら照れないでくださいよ!」
「格好良いポーズは、格好良い人がやるからサマになるんだよ」
「つまり格好良いってことですね! 嬉しいです!」
「お前のその自信はどこから湧いてくるんだ」


「だって俺、カイトですよ! カイト=イケメンですよ!」
「ああ……、世の中には格好良いカイトも居るんだろう。だがお前は格好良くないカイトだ。以上」
「カイトなのに!?」
「自分の行動と言動振り返ってみろよ。どこに格好良い要素があったよ」
「え、マスターのベッドのシーツに包まったり、マスターの使い終わった箸舐めたり、マスターが噛んだガムを集めたりしてますけど、格好悪かったですか!?」
「キモ! そんなことまでしてたの!? 格好悪い以前の問題だろ!」


「とりあえずガムは捨てろ! マスター命令だ!」
「そんなぁ! 俺はこれから何を使えばいいんですか!」
「使うって何!? 何に使ってたの!? いや、言わなくていい!」
「手乗りサイズのマスターを作る材料ですよ!」
「粘土買ってやるから捨てろ!」
「それなら小麦粘土にしてください!」
「ああ……、口に入れても害が少ないもんな」
「マスター……! 分かってくれますか! 嬉しいです!」
「分かりたくなかった」


「マスター、くすぐったいですか? 少し我慢してくださいね」
「……」
「マスター、髪の毛つやつやですね。アロマの良い香りです」
「……」
「マスター、可愛いです。マスター、マスター……っ」
「おい、やめろ変態」
「わっ、あ、マスター! 見てください! 手乗りマスター出来ました!」
「無駄にクオリティ高くて破壊したい」
「やきもち妬いてるんですね! 安心してください! 貴方が一番です!」
「ウザい」


「マスター、俺のことじっと見たりして、惚れ直しちゃいました?」
「そもそも惚れてないから直らない」
「お使いですか? キスしますか? どっちですか?」
「どんな二択だよ! 別に用はねーよ」
「俺で遊びたかったんですね!」
「助詞がおかしい」
「ボールになりましょうか? 縄持ってきます?」
「発想もおかしい」


「……あれ? 俺、居眠りしてました?」
「ああ、俺がさっきグーパンしたからな」
「そうでした! 情熱的なマスターも素敵です!」
「ポジティブ過ぎて逆に心配になるわ」
「心配しないでください! 健やかなる時も病める時も愛してます!」
「普通にしてれば格好良いのにな」
「い、いままマ、マスターが格好良いって!! 格好良いって言いましたよね!! 俺、格好良い!! わあああああ!!」
「今の一瞬で崩れ去ったけどな」


「マスター! トリック・オア・トリート!」
「ほらよっ」
「痛っ、いたたたっ、豆まきじゃないんでぶつけないでくださ」
「ハロウィンにかこつけて何か仕掛けてくるのはお見通しなんだよ」
「さすがマスター! 俺のことよく見てますね!」
「ああ、体に巻いてるやつ、俺のシャツだろ」
「はい!」
「罪悪感を持て」


「一応、聞くけど何するつもりだったんだ?」
「お風呂覗いて驚かせたり、ベッドにもぐり込んで驚かせたり、不意打ちでキスしたりです!」
「はあ、それいつもやってんだろ」
「そうでした!」
「え?」
「ん?」
「いつの間にキスまでしてんだよ!」
「あっ」
「寝てる時か……」
「やっぱり起きてる時がよかったですよね……」
「違うわ!」

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