R-18
  カイマス♂(リバあり
縦書きと横書きの変更





 録音ブースの中で、メゾソプラノと交互に旋律を追い掛けた。どちらかの色が強くなり過ぎないように、互いを引き立てる。音に音を重ねて調和しながら、終始線まで走った。調整室に目を遣るとOKサインが見えて、ほっと息をついた。
 今回は珍しく二重奏の楽曲だった。相手のボーカ口イドは、マイク録りは初めてだと聞いたが、難なくこなしてくれて順調に収録を終えた。

「お疲れ。少し話していくからロビーで待ってて」
「お疲れ様です。ソファに座ってますね」

 クライアントがマスターと上機嫌そうに話している。邪魔にならないように部屋を出た。自宅だったらマスターに詰め寄り、「どうですか? どうですか? 格好良かったですか?」と三回は訊いて鬱陶しがられている所だ。
 フロントドア付近にはいつも鉢植えが飾られている。今は淡いイエローのビオラが花開いていた。最初はパンジーだとばかり思っていたが、小型品種はビオラと呼ばれているらしい。楽器と同じ名前で気に入り、飾っているとスタッフに教えてもらった。
 ぼんやりとビオラを眺めているうちに、通路が騒がしくなった。マスターたちが来たようだ。

「あの雰囲気ですよ! 是非考えていただけないでしょうか」
「そうですね。カイトとも話してお返事いたします」
「良いお返事をお待ちしてます」

 マスターは会釈して別れると、車のキーを取り出しながら声を上げた。

「カイトー、帰るよー」
「はい!」

 マスターの声に全身が反応して、即座にロビーを駆け抜けた。隣に並んで一緒に入口へ向かう。マスターと俺の目線は同じ高さで、見える景色も同じだと思うと嬉しい。手を繋ぎたいけれど、まだ我慢だ。

「いや、帰るんだから戻ってくるなよ」
「そうでした。呼ばれたのでつい走ってしまいました」
「褒美にビーフジャーキーでも持ってれば良かったな」
「撫でてくれてもいいんですよ」
「ばーか」

 顔をほころばせて笑うマスターはとても可愛い。家に着いたら褒美にキスをねだろう。まだ仕事モードのマスターを困らせないように大人しくした。
 俺も車を運転できるけれど、スタジオに来る時はいつもマスターが運転する。助手席から横顔を眺めている時間も好きだ。仕事や運転している時のマスターは格好良くて見惚れてしまう。彼の握っているハンドルになりたい。
 走り出して一つ目の信号で停止すると、マスターが口を開いた。

「今回の曲、そのままMVも撮らないかって話になってる」
「MVですか」
「クライアントがな、俺のカイトのイメージでぴったりだからどうかって。 良い機会だしやってみないか?」

 『俺のカイト』というフレーズが嬉しくて、しばし思考停止してしまった。落ち着いて考えよう。MV出演は初めてだけど問題はそこじゃない。

「……今回の曲、ラブソングですけど……」
「そうだな。イヤか?」
「マスターは良いんですか?」
「俺? カイトが出来そうならやってみればいいと思う」
「そうですか……」

 信号が進めと言って、再び車が動き出した。マスターは俺の返事を待って いるようで黙ったままだ。
 仕事で演じるだけだから絶対に嫌というわけではない。ただ、俺が誰かと絡んでもマスターは気にしないのかと思うと少し寂しかった。

「……分かりました。マスターの自慢になれるように頑張ります」
「もう十分自慢だって」

 マスターは茶化さず、はっきりと言ってくれた。ふわっと笑った顔に焦がれて鼓動が早まる。嬉しい。嬉しい。彼の隣に居るだけで最高に幸せな気分になれる。車内でなければ、抱き締めてしまいたかった。

「帰ったらご褒美ください」
「ビーフジャーキー買って帰らないと」
「口移ししてくれるんですね」
「お前の発想には時々、感心する」
「ありがとうございます」
「夕飯、何食おう」
「柔らかいものが良いですよね」
「口移しから離れろ」

 じゃれ合いながらマーケットに寄り、炊き込みご飯の材料と苺を買った。練乳を掛けたいなともやもや妄想して、何食わぬ顔でカゴに入れたけれど、会計前に気づかれて売り場に戻されてしまった。


 三日後、MV撮影が始まった。マスターの顔に泥を塗らないように、真剣に取り組んだ。マスターは格好良くて可愛くて素敵な人だ。俺が腑抜けになるわけにはいかない。彼に釣り合うような存在で居たい。
 さすがにキスはマスター以外としたくなくてNGにして貰ったが、ディレクターのテンションが高くて、こまごまと要求された。「大胆不敵に」「喉渇いたなーって感じで」「噛み付く勢いで」「もっと行儀悪く」等々。
 相手がマスターだと思って密度の高い絡みもこなしてみせた。俺の演技は何点ぐらいだろう。マスターは格好良いと思ってくれているだろうか。
 楽曲の世界に没入して二時間が過ぎた時、「カット! 本日はここまでです! お疲れ様でした!」という声が響いた。はっと我に返り、マスターの元へ駆け寄った。

「マスター、どうでしたか? 俺ちゃんと出来てました?」
「クライアントがずっと、いいねーいいねー言ってたよ」
「それは良かったです。マスターはどう思いました?」
「良いんじゃない……? 明日もこの調子でガンバレ」

 ぽんぽんと肩を叩いて労ってくれたが、ぼんやりした様子だ。撮影をただ見学しているのは疲れるのだろう。クライアントやスタッフに挨拶すると、帰り支度を始めた。

「マスター、お疲れ様です。俺が運転します」
「……疲れてるのはカイトだろう」
「俺は特に疲れてませんよ。……ご褒美くれる体力残しておいてください」
「お前、まだ役が残ってるな」
「え、そんなふうに聞こえましたか」
「さあな」

 マスターははぐらかしながら、車のキーをぽいっと投げてきた。助手席に座った彼は眠くなったのか目を伏せたので、そのまま帰路に着いた。


 夕食後、風呂から上がったマスターは俺を呼んだ。今日も苺を手に持っている。甘酸っぱい食感と、口移しの感覚を思い出して喉が鳴った。

「カイト、ベッドに座れ」
「はい、マスター」
「両手出して」

 苺をくれるのかなと思って手の平を見せたが、違った。マスターは乱暴に俺の手首を押さえ付けた挙句、麻縄を取り出してぐるぐるに縛り始めた。

「え……」
「動くなよ」
「縛りプレイがしたかったんですか?」
「……」

 それならそれで構わなかったが、どうもマスターの様子がいつもと違う。手首の拘束が終わると何も言わずに突き飛ばされた。体を起こす前に麻縄の端をベッドフレームに結び付けられてしまった。

「っ……何か怒ってますか?」

 マスターは苺を口に含むと、俺の体を押さえつけてきた。熱く鋭い視線が突き刺さり、肌が溶けてしまうような錯覚を起こす。訳も分からないまま、噛み砕かれた苺を口移しにされた。唾液を含んだ甘い果実をゆっくり味わいながら飲み下すと、舌を絡まされた。くるくると擦り合わせながら戯れる。いつもしている高め合うようなキスだ。熱を帯び始めたところで口を離し、マスターは宣言した。

「今日は俺がお前を犯す」

 ハァと息を零しながら、そう言ったマスターは凄絶な色香を放っていた。触りたいなと思っても両手の自由は奪われている。

「……いいですけど、俺何かしてしまいましたか……」
「そういう気分になっただけだ」

 先程までの荒々しさはなくなって、丁寧にボトムを脱がされた。晒された局部はすっかり形を成している。マスターに縛り付けられるなんて、興奮するに決まっている。

「やあ、カイト」
「どこに声掛けてるんですか」
「フフ」

 マスターは怒張したそこへちゅっとキスをしてくれた。口で愛撫する時もそんな仕草をするけれど、今日は咥えてくれるつもりはないらしい。ハンドクリームをたっぷりと手に取ると、二本指で頭部をなぶり始めた。

「っ……」

 触れるか触れないかという繊細な手付きで、円を描いたり、小刻みに擦るようにされる。コップにゆっくりと水を注ぐように、じわりじわりと快楽が蓄積されていくのを感じる。

「……はぁ、っ」
「動いたらだめだ」

 つい腰を揺らしてしまってマスターに咎められた。込み上げてくる感覚があるのに、頭ばかりを擦られて行き場のない快楽がぐるぐるしている。

「マスた、あぁ……っ、あ、う……、扱いて、ほし……」
「我慢……」

 優しい声音でむごい事を言う。さらに、ふーっと息を吹き掛けられ、全身が面白いくらいにビクンと跳ねた。やっぱり何か怒らせてしまった罰なのではないかと思う。

「あ、あっ……、はあ、あぁ……っ」

 まるで意味を成さない声が口から溢れて抑えられない。局部は燃えるように熱いのに、寒いような気もする。感覚が麻痺しているみたいだ。つらくて気持ちよくて苦しい。真綿で首を絞められるような罰だ。
 両足ががくがくと震え始めた。マスターが押さえつけてくる。もう許してほしい――。狂暴なまでの快楽が押し寄せて来る。次の瞬間、全身を宙に放り出されたような感覚が襲った。浮遊感に包まれ、思考が真っ白に飛んだ。

「っ……」

 全身がびりびりと甘く痺れた。手足が何処にあるのかも分からない。頭の天辺から爪先まで、溶けおちるような快楽の海に浸されていた。魚のようにぱくぱくと息をしながら、マスターの姿を探した。

「ま、すた……」
「可愛い」

 うっとりした顔で覗き込んでくる。頭を撫でられて幸せだなと思った。
 まだぼんやりしているうちに片足を持ち上げられて、後ろに指を挿し入れられた。全身が弛緩していて、ほぐす動きに直ぐに順応する。しこりを刺激されれば、先程吐き出せなかった熱が戻ってきて、また主張し始めた。

「……っ、ん……、は、あ……」
「ここ……、どう……?」
「あぁ、っ……」
「良い声」
「ハ……、マスタ、俺を翻弄するの、うまい、ですね……」
「どうされたら気持ちいいか知ってるからな」

 俺もマスターに触れたいけれど両手は縛られたままだ。試しに引っ張ったところで簡単に解けるわけもない。

「もういい……?」
「い……です……、キス、したいです」

 舌を見せると、マスターはふふっと息をこぼして「えろい顔」と言った。
 後ろにマスターの熱を宛がわれて、蕾をつんつんと突かれた。これも確かにキスみたいだけれど、唇同士を合わせるのはまだお預けのようだ。そのまま押し広げるように、ゆっくりと中に這入ってきた。

「んく……っ」
「は、ぁ……」

 頭部だけ収めるとマスターは体を折り曲げて、顔を寄せてきた。今度こそキスだ。ぴちゃぴちゃと舌を絡ませながら、腰を進められた。奥までぴったりと繋がると、マスターは目を伏せて悩ましそうに息を吐いた。

「カイト、動くよ……」
「は、い……、……っ、あ……、ぁ……っ」

 マスターに愛してもらう感覚に、ただ身を委ねてしまうのもいいけれど、どうされたら気持ちいいか俺も知っている。意識して内壁を収縮させながら一緒に腰を動かすと、マスターは背を丸めて甘い声をもらした。

「あ、く……っ、カいと……」
「はぁ、っ……、これ、いいです、よね……」
「ん……」

 マスターは頷いて動くのをやめた。往きそうになって小休止したのだろうと思った。すっと抜けていく感覚がしたので、次に訪れるであろう衝撃に構えたが、そのまま全て引き抜かれた。持ち上げられていた足も下ろされる。体勢を変えたいのかと窺うと、再びハンドクリームを手に取っていた。今度は何をされるのだろうと思ったが、その手はマスターの後ろへ移動した。

「マスター……?」

 体を起こせなくて見えづらい。マスターは四つ這いになって、自分の後ろにクリームを塗り込めているようだ。今日はそちらはしないものだと思っていた。腰に騎乗してきたマスターは、俺を中へいざなっていく。

「ぁ……、っん……、んん……っ、ハ、ぁ……」

 感覚をたぐり寄せるように、ゆっくりと腰が落とされる。マスターが息をこぼすたびに赤く熟れた舌が覗いて、唾を飲み込んだ。

「はあぁ……っ」

 全て入りきると、マスターは背を反らせて深く息を吐いた。乳首がつんと起っている。全身で俺の熱を感じているみたいだ。挿れていた時よりずっと気持ちよさそうに見える。あらわになった首筋に吸い付きたいと思った。

「っ……マスた……、動いていいですか……?」
「ん……、いい……、つーか……」

 マスターはベッドフレームに手を伸ばして、麻縄をほどき始めた。やっと彼に触れられると喜んでいると、手の平に頬ずりされた。

「ちゃんと犯せ……」
「ッ……」

 甘く誘う声が聞こえた瞬間、肩を掴んで横転させていた。マスターは惚けたような顔でじっと見つめてくる。唇がゆっくり動いた。『はやく』と。鼓動がドクッと耳奥で響いた。全身が沸き立って抑えが利かない。どれだけ俺を夢中にさせるつもりだろう。狂おしい。愛したいと思うままに、内壁を擦り上げると、マスターは全身をふるわせて啼いた。

「ん、あ、あ……っ、かいと……っ」
「ここ……、好きですよね……?」
「ああぁっ……、すき……っ、も、ちいい……」
「ますたー、かわいい……」
「んっ、んう……っ、は、あ、ぁ……っ」

 熱はどんどん高まっていく。マスターは両足で俺の体を挟み込んで、腰を押し付けてきた。揺らめく体がいやらし過ぎて目眩がする。

「っく……、マ、すた……、おなか、壊しちゃい、ますよ……」
「はぁ……っ、出したい、くせ、にい……」
「出して、ほし……、です、か……?」
「カィ、と、が……、ほし、い、あぁ、あ、う……っ」

 俺を奥まで咥え込んだまま、べたべたに濡らして、そんな言葉。もう何も考えられない。はち切れてしまいそうだ。

「っも……、限界……っで、す……」
「ハ、はぁっ……、ン、んん……っ」
「……ッ!」

 ごりごりと内壁を擦り上げると、マスターの体がビクビクッとふるえた。同時にきゅーっと締め付けられる。お互いの境目も分からなくなる程の快楽に包み込まれた。一つに繋がっている所は熱すぎて感覚が吹き飛んでいる。波に飲み込まれるようにして灼熱を叩き付けた。

「はっ……、はあ……、マスた……」
「か、い、っ……、ん……っ、う……」

 呼吸を整えながら引き抜くと、マスターが小さく喘いだ。しばらく二人で手を握り合ったまま、ぼうっとしていた。幸福な疲労感だ。尾を引いていた熱が落ち着いてきた所で、顔を寄せた。

「今日のマスター格好良くて可愛くて、もう素敵でした」
「お前を苛めるのは愉しかった」
「縛られた時はどきどきしましたよ」
「でもな……、お前にはめられないといけないかも」
「いつもたくさん愛してますから」

 深愛を込めて口付けると、マスターも返してくれた。こうして手を繋いで隣に並んで居られるのは、なんて素晴らしいんだろう。彼の居ない世界など考えられない。

「……あの、蒸し返さないほうが良いかと思ったんですけど、やっぱり気に なって……。俺、マスターを怒らせるような事してしまったんですよね? 謝らせてください」
「……。別にカイトは悪くない。虫の居所が悪かっただけだ」
「そうですか……?」
「ああ」

 マスターがぎゅーっと抱き締めてきたので、俺も抱き返した。
 今日一日の出来事を振り返る。MV撮影が退屈だったとか、ディレクターがうるさかったとか、演技が良くなかったとか、帰りにマーケットで買いたい物があったとか、夕食は炊き込みご飯じゃないほうがよかったとか。何か気に障る事があって、風呂に入っている間に思い出したのだろうか。風呂といえば、中に出してしまったからまた洗わないといけない。

「マスター、お風呂行きましょう」
「あー、……うわっ、自分で行くって」
「俺に洗わせてください」
「お前にさせると気持ちいいからイヤだ」
「気持ちいいなら良いじゃないですか」

 横抱きにしようとしたが、その前に起き上がってしまった。残念。せめて立ち上がるのを手伝いたいと思って、手の平を差し出すと苺を乗せられた。マスターは本当にチャーミングな人だ。


 MV収録二日目。今日で全て録り終わる予定だ。相変わらずテンションの高いディレクターの要求にもどんどん応じた。演技に集中していて、途中でマスターが退出していた事に気が付かなかった。
 昨日、一緒に見学していたクライアントに訊くと、天気が良いため屋上へ行ったという。やっぱり撮影は退屈だったようだ。一段飛ばしで階段を駆け上がった。早く同じ景色を眺めたい。
 屋上は時々打ち上げにも使うらしく、整備されていた。ここにもビオラの鉢植えがある。フェンスの近くで人影が動いた。見つけた。

「マスター」
「わっ……!?

 そっと近づいてから声を掛けた。隣に並んで腰を抱く。驚いて振り向いたマスターに口付けた。

「……撮影は」
「さっき終わりましたよ」
「そっか。お疲れ」

 正面から抱き直そうとしたが、ひらりとかわされた挙句、距離を取られてしまった。フェンスで影になっていて、見られる事もないのに寂しい。

「退屈でしたか」
「悪いな、カイトが頑張ってるのに見てなくて」
「マスターに良いところ見てもらいたかったです」
「昨日、散々見たからいいよ……」

 物理的な隔たりだけでなく、どうも言い方に棘がある。昨日も何か怒っているように感じたし、もしかしたらと思った。
 
「マスター」
「なに」
「もしかして、やきもち妬いてくれました?」
「っ……、何の話……?」

 可能性は低いとばかり思っていたが、マスターは分かりやすく動揺した。ごまかすように出入り口へ向かおうとする。手を掴んで、彼の前に回り込むと決まりが悪そうに下を向いた。

「マスター、収録前はラブソングなのに全然気にしてないみたいで、俺少し寂しかったんですよ」
「それはただのパフォーマンスだし……」
「でも結構、密着度高かったですもんね。俺はずっとマスターの事を思い浮かべてたんですけど」
「俺はあんな初心じゃない」
「そうですね。俺の事、押し倒しちゃうくらい情熱的です。昨日みたいなマスターが見られるなんて、ディレクターに感謝し……ッう、ぐ……」

 本当に妬いてくれたんだと思うと嬉しくて、調子に乗り過ぎた。いきなり鳩尾に蹴りを入れられて息が詰まった。

「減らず口が。帰ったら覚えてろよ」
「っ……く……、はいっ……、たくさん愛させてください、マスター」
「うるさい」

 今度こそ帰ろうとするマスターを追い掛けると、車のキーを投げられた。今日はどんなマスターが居るのだろう。その時、俺は手を繋いで隣に居る。すべては彼の手中にある。



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