「あれ?オーストリアさんいたんですか?」
日本さんの家で行われた定例会議の後、露天風呂でまったりしていた私の前に現れたのは女性の皆さんでした。
一同と目が合い、しばしの沈黙。
誰かが大きく息を吸うのがわかりました。そして声を上げ
「あ、眼鏡無いので、全然見えませんから」
……声を上げかけたところできっぱりと宣言しておきました。
安堵のため息が一つ。
「そーならば一安心ですね」
元気娘セーシェルさんがお風呂に勢いよく飛び込んできました。
その後ろから戸惑い気味に湯船に近寄ってきたのはリヒテンシュタイン。
「お先に入っていらっしゃったのに、騒がしくしてすみません。その私たちは……」
「見えないならば、一緒に入ってもいいんじゃない? 混浴だもん。お邪魔します〜」
実に楽しそうなウクライナが湯へ浸かってきました。
唯一、訝しげに首をかしげているのはベラルーシ。
本当に見えていないかと、睨みつけてみたり、わざと胸を露にして私の前に立ってみたり。
股間の反応を確かめているのでしょう。でも、コレくらいで反応するような柔な精神はもっていませんよ。
まあ、あまり近づかれても困りますので……
頬を赤らめ、視線をさりげなく逸らし
「……えっと、眼鏡がないから見えないといっても、そんなに近づかれたら見えてしまいそうになるので……」
途端に顔を真っ赤にし、私から数歩遠ざかるベラルーシ。
結構可愛い所もあるんですね。
そして……最後の一人、ハンガリーはただ、顔を赤らめ立ち尽くし……
……彼女にはわかっているみたいですね。
眼鏡が無くても結構見えるという事を。そして、彼女達が入ってくるであろう時間を狙って、入っていた事を。
でも、ばらす気はないみたいです。なんたって……皆さんの前で羞恥プレイが楽しめる絶好の状況ですからね。
その証拠に、身体に巻いていたタオルを取り、少しかがんでお湯を身体にかけ……
ちらりと私の方を見てきました。その格好は大事な所が私に丸見えになるのです。
ひくひくと反応する花びら。明らかにお湯とは違う粘着性の液体がこぼれているのがはっきりと見えました。
……そんなプレイが行われているとは露も知らずに、女性陣は和やかに温泉に浸かり始めました。
しっかりと温泉のルールにしたがって、タオルは着けていません。
湯も透明なので、彼女達の身体は手に取るようにわかります。
首までお湯に浸かり、のんびりと……しているように見せながら、彼女の裸体を観察し始めるとしましょう。

 

まず、目を引くのはウクライナ。
ウクライナといえば、何といっても巨乳でしょう。
いえ、あれは巨乳というより、魔乳とでも呼ぶべきなのかもしれません。
両手で包み込んでもまだあまりそうな乳房。
その割には乳輪があまり大きくなく、乳首も可愛らしい桃色をしています。
あんな胸をしていて、以外に男性関係が少ないのでしょうか。
いえ、もしかしたら今だ処女なのかもしれません。
だから、セーシェルに胸を触られた途端、小さく甘い声を上げてしまったのかもしれませんね。
魔乳処女。中々美味しい素材かもしれません。

その魔乳を羨ましそうに触るセーシェルさん。
彼女も結構胸がありますが……それよりも健康的な美しさが売りですかね。
日焼けした小麦色の肌。すらりと伸びた足は余分な肉はついていません。
海で毎日泳いでいたせいですかね。
きゅっとしまった腰、さわり応えありそうなお尻。引き締まった腿が芸術的な曲線を描き……
その腿に挟んだらきっと気持ちよいのでしょうね。
そして、あの小麦色の肌に白い液体を放つのも、神秘的なコントラストを奏でる事でしょう。

大人の女性も良いですが、逆に幼さの残るリヒテンシュタインも中々……
恥ずかしそうに手で身体を隠していますが、その凹凸の少ない身体は、そりゃあもう素晴らしいものです。
未熟な美しさというものでしょうか。
小さく主張する胸もよろしいですが、ここはぴったりと閉じた割れ目を押しておきましょう。
ちなみにまだ生えていません。つるつるです。割れ目がはっきりと見えるぐらいつるつるです。
きっと男性を知らないのでしょうね。興味深そうに私の方をちらりちらりと見てきますから。
こういう少女は、お口での奉仕を覚えさせたら、きっと夢中になることでしょう。

ベラルーシは……是非、屈服させてみたいものです。
縄で縛り、鞭で打ちつけ……きっとそれでも屈服してくれないでしょうね。
絹のような髪を振り乱し、可愛らしい唇をかみ締め、痛みに耐える姿は見ものでしょう。
姉ほどではありませんが、中々の胸ですから、そこを集中的に責めたら堕ちてくれますかね。
強気な瞳を向ける少女を白濁液で汚し、絶望の淵まで追い詰めて……
いつしか彼女から痛みを求めてくれば素晴らしいでしょう。
ああ、S素質のある少女を徹底的に堕とすのは楽しそうです。

ハンガリーは……まだ調教のし甲斐がありますね。
このバランスの取れた身体、特に騎馬民族だけあって、締め付けは最高です。
私のを飲み込めば、まるでそこに意思があるかのように強く締め付けてきます。
そして……最高のМ奴隷ですね。
どんな調教も悦んで受けて入れてくれますから。
お尻はもちろん、胸でしごくことや口での奉仕、更には様々な動物とも交尾する事も可能で。
それなのに、どんな状況でも私を慕ってくれるのです。
……ハンガリーは最高の私専用のМ奴隷です。

 

とまあ、彼女達を観察しながら様々な事を考えていたら、そろそろ湯だって来ましたね。
このままお風呂を後にしてもよろしいでしょうけれど。
折角だから、温泉独特のイベントを楽しんでも良いでしょうね。
「そろそろ出たいと思いますので……その、少し見ないでくださいますか」
火照った顔で股間を隠し、そろりとお湯から出て……
ちらりと女性陣を見る。彼女たちは目を逸らすどころか、私の姿に釘付けです。
そう、これがポイントです。
彼女達の視線が集まった所で……
「うわっ」
足をわざと滑らし、床に思いっきり倒れこみました。
できる限り頭に衝撃がこないよう気をつけて。
予想通り女性陣の悲鳴。駆け寄ってくる足音。
「オーストリアちゃん大丈夫?」
大きな胸が顔に押し付けられる。
どうやらウクライナが抱きかかえて、頭の怪我を見てくれているみたいです。
うっすらと目を開けると、どアップになった幼い割れ目。少し舌を伸ばせば届きそうな距離でした。
「大きな怪我はなさっていないようですけれども……」
「……ぷっ、馬鹿な奴」
虚ろな瞳(もちろん演技です)で反対側をみれば、仁王立ちで笑いを浮かべているベラルーシ。
油断しているのか、身体の隅から隅まで丸見えです。
更にその後ろでは冷たい水を求めて、右往左往しているセーシェルさんの姿。
ぷるぷると揺れるお尻が、非常に美味しそうです。
何も言ってきませんが、手早く冷たいタオルで私の頭を冷やしてくれているハンガリー。
彼女も私の演技に気がついていないみたいですね。さすがは私です。
さり気無く、足の指でハンガリーの股を刺激しようと動かし……

――オーストリアさんずるいよぉ。俺も女の子達と仲良く……
――馬鹿! お前は黙れ!

いつの間にかナイフを手にしていたベラルーシが動く。
露天風呂のついたてにナイフが突き刺さり、めりめりと嫌な音を立て、ついたてが倒れこんだ。
そして、ついたてと一緒に見慣れた者たちの姿が。
男達は顔を見合わせ、笑いを浮かべ、
「だから俺はやめろと言っただろうが」
「えー、でもドイツもそういいながら覗いて……」
「一蓮托生だ。エロス同盟として死ねるならば、お兄さんは悔いがないさ」
「だから! 俺は変態じゃねー! お前達と一緒にするな!」
「覗いていたの事実なんだぞ」
ぎゃあぎゃあと責任の押し付けをし始め……男達は膨れ始めた殺気に押し黙りました。
女性陣はいつのまにか、いつもの武器を手にし、微笑んでいたから。
「ちょっとまて! 俺は悪くねぇ! イタリアが覗こうと言ったんだ! だから俺は」
「はっはっは、眉毛は潔くねぇな。男ならば堂々と覗けよ」
何故か女性陣の後ろに裸の状態でプロイセンが立っていました。
しばらくの沈黙の後、
『きゃぁぁぁぁっ』
女性達の悲鳴。
そして、踏んで縛って叩いて蹴ってじらして吊るして斬って殴って嬲って刺して晒して垂らして
「……きっと、それは愛……」
「ギリシャ中々哲学的だしー」
いつの間にか温泉になじんでいたギリシャとポーランドが、
まったりと女性陣のお仕置き現場を眺めながらぽつりと呟き……

こ、この私に気がつかれず自然と馴染んで彼女達を観察していたとは……
――完全に負けましたよ――
妙な敗北感を胸に、私は温泉を後にしました。

 





2009/10/17初出
完全馬鹿ネタ。
自分が書くと、どうしてもオーストリアさんが変態さんになりかけるんだよな。
嫌いではないけれど。


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