「ふーん……」
ドイツから回ってきた『警告文』。それには随分と楽しい事が書かれていた。
『女性陣の枢軸襲撃事件の発生について』
その報告書を眺め、自然と笑みが浮かんだ。
「ああもうセーシェルったら、お兄さんに内緒で楽しそう……じゃなく、破廉恥な事を」
そうは言いながらも、フランスも実に楽しそうに笑いを浮かべていた。
「全く、セーシェルにはお仕置きが必要そうだな」
「うん。姉さんとベラルーシもその必要がありそうだね」
こちらも楽しそうなイギリスの言葉に、ロシアも同調した。
唯一、興味なさそうなのは中国。大きく欠伸をすると、だるそうな表情を見せる。
「我はどうでもいいあるが」
「ダメだぞ。折角、彼女達から招待状を貰った事だしな」
俺は手にしていた招待状を皆に見せつけてやる。
それには可愛らしい文字で『男女交流会のお誘い』と書かれていて。
「と、言うわけで、是非参加しようと想うんだぞ」



甘ったるい香りが部屋の中に漂う。
室内では女の子達が床に崩れ落ちていた。
香りを吸い込むと少しけだるさを感じなくもなかったが、
これから起きる……起こす事を考えると身体の血がたぎる。

「流石は中国だな。もうみんな腰砕けてるし」
「我のとこで人気の媚薬成分入りの筋肉弛緩のお香ある。
ま、好き勝手にやるがいいあるよ」
フランスのほめ言葉にも、興味なさそうにして椅子に腰掛ける中国。
けだるそうな女の子達を前にして、ここまで興味ない中国は凄いが……
ま、代わりにたっぷりと楽しませてもらうとするか。

飲みかけのシェイクを机において、虚ろな瞳で俺達を見つめる女の子達を品定めし。
「……ぅぁ……兄さん……」
「えっちな女の子は嫌いじゃないけど、見境ない牝は嫌いだよ。ベラルーシ。姉さん」
床に転がっていたベラルーシとウクライナの側に座り込み、無邪気な笑みを浮かべ……
ロシアの腕が姉妹の服にのびた。
手にしていたナイフで勢い良く服を切り捨てる。
露わになる白い肌。特にウクライナは巨大なおっぱいがぷるりと迫力的だ。
ベラルーシもくびれた腰とかしなやかな足とか魅力的だけど。
やっぱりでかいのがいい。あのでかい胸にしゃぶりついたらどんなに気持ちいいか。

ま、後で楽しませてもらうとして。
服を破られた姉妹は対照的な反応を見せる。
姉は瞳に涙を浮かべ、肩を抱きしめ、身を堅くし、
逆に妹は幸せそうな笑みでロシアに腕を伸ばす。
だけれども、素直に抱くような男ではないだろう。
妹の腕を振り払い、手錠で束縛する。
足を大きく開かせ、腿と足首を縄で縛る。それから膝にお互いの腕を入れさせ、固定。
これで否応なしにぱっくりと股を開いた状態になった。
股間を隠す白と黒の下着。こんなとこも対照的なんだな。
「やだ……ロシアちゃん止めて」
涙を零す姉の下着を指で引っ張ってずらし、指先でヴァギナをなぞりあげる。
お香のおかげか。はたまた俺らに見られているせいなのか。
すでにぐっしょりと濡れており、ロシアの指を濡らしていた。
「淫乱なんだね。そんな淫乱な穴には玩具で十分」
無垢な……漆黒で揺らぎのない笑みを浮かべ、
近くに転がっていたバイブを拾い上げ、中へと一気に押し込んだ。
「ひゃっ! やっ! そんなはいらなぁっ!」
「嘘つき。たくさん飲み込んだよね。たっくさんおちんちん入れたよね。
だから、コレくらい簡単でしょ」
泣きながら許しを請う姉と、歪んだ愛情でバイブを押し込む弟。
小さかったヴァギナがじわりとじわりと広げられていく様子は、中々エロティックだな。
すっかりと根元まで入り込んだバイブ。
淫唇はすっかりと開かれ、淡い茂みからクリトリスが丸見えとなっていた。
「で、スイッチオンっと」
容赦ないロシアの言葉に大きく身体を震わせ……部屋に響き渡る電動音。
「ああああ! 止めて止めて! やだ壊れちゃぁぁっ!」
ヴァギナの中を暴れまくる玩具の感触に、ウクライナは髪を振り乱し、声を荒げる。
身じろぐ度、大きなおっぱいが波打つように揺れ、やたらとエロくみえた。
いつもはあんなに気の弱そうな女なのに、ここまで乱れる事ができるんだな。
「全く、女の子をそんな風に扱っちゃダメだぞ。……ほどほどで辞めておけ」
呆れた口調でフランスが呟いていたが、顔は実に楽しそうに彼女の乱れる姿を眺めていた。
「で、ベラルーシのお仕置きはどうすんだ? ロシアを求めているようだが」
やはり楽しそうなイギリスが問いかけた。
「うーんと、ベラは……よし、これでいいかな」
幼い子供のように玩具を拾い上げ、満面の笑みを浮かべた。
小さなピンク色のローター。
それを今だ幸せそうにロシアを求め続けるベラルーシの桃色の乳首に近づけ、
「兄さん、やっと……ふぁっ」
胸を刺激する細かな振動に可愛らしい声を上げた。
「うん。ベラルーシ、僕はね、君が好きだよ。好きだから……もっともっと乱れる所が見たいんだ」
感情のこもっていない声。それなのにベラルーシは蕩けるような笑みを浮かべた。
「はい、兄さん。もっともっと乱れる所を見て……んっぁっ」
乳首に貼り付けられたローターの刺激に甘い声を上げ、快楽を享受する。
胸だけの刺激なのに、彼女は実に嬉しそうに身悶える。
姉とは対照的に。

ヴァギナの刺激に、狂いそうなほど身体を震わせ、悲鳴のような声を上げ続ける姉。
乳首だけの刺激に、甘い声をあげ、身悶える妹。
いつかは兄の愛情を受けれると信じている哀れな娘。

まるで拷問のような光景に、俺は少しだけ罪悪感を覚えもしたけれど。
「ま、後で遊んであげればいっか」
乱れる姉妹は置いといて、新たな獲物を探すために部屋を見回した。

ん? この状況でふらふらと立ち上がる姿があるな。あれは……
「ん……ず、ずるいです。こんな薬使うだなんて」
震える膝をどうにか押さえ、鞭を手に俺達を睨みつけてくる南国の少女。
そういえば……ドイツからの報告書にあったな。ドイツ以上のどSだって。
こんな状態でまだ俺らに逆らおうとするだなんて……中々気の強い女の子だな。
楽しそうだからかまってみるか。
俺は立ち上がって、彼女と対峙し……
「……セーシェル」
背後から聞こえた静かなフランスの声に、彼女は肩を震わせた。しかし、振り向こうとしない。
「セーシェル……」
今度はイギリスの声。それでも振り向かない。
かすかに震え始める身体。少しずつ呼吸が荒くなっていき、足を擦り合わせる。
「セーシェル。悪い娘だ」
「お仕置きしてやる。こっちに来い」
手から鞭が落ち、床で跳ねる。
表情が強気な顔から惚けた顔へと変化し、ふらふらと二人の前に歩き出し、膝をつく。
うなだれ、表情は見えないが、絶え間なく腿を摺り寄せてるのは良くわかった。
フランスの指が彼女の顔を持ち上げる。
「お兄さんに逆らおうとなんてしていないよね。可愛がって欲しければいう事を聞くんだ」
イギリスはにやにやとした笑みを浮かべ、足でスカートをめくりあげる。
……不思議な事に、何故か下着はつけていない。可愛らしいヴァギナが丸見えだ。
「よしよし、俺の言う事を聞いているようだな。それじゃ……」
丁度、イギリスと目があった。イギリスは黒い笑みを浮かべ、スカートの中で足を動かし始めた。
くちゅくちゅと水音が響き、彼女は息を荒くし始め。
「アメリカに奉仕してこい。たっぷり抜いてやるんだぞ」
「ちょ、俺か? まあ、そういうのは結構好きだけれど」
頬を赤らめ、俺に近寄ってくる彼女。
奉仕してくれるならば、俺は何もやんなくていいんだよな。
俺は椅子を手繰り寄せ、腰をかけた。
俺の前に跪き、震える手でズボンのチャックに手をかける。
が、彼女の手をとり、微笑んでやる。
「ダメだな。恋人同士の挨拶はまずはキスだろ。ほら、おいで」
恋人なんかではないが、彼女の羞恥の為に指示をしてやる。
戸惑いの表情を見せ、ちらりと調教者二人の方を見た。
二人はただ笑みを浮かべ、彼女の行動を待っていた。
しばらく迷っていたが、フランスが床に転がっていた鞭を拾い上げる姿を見た途端、肩を震わせる。
足を伝い、液体が床へとこぼれてきた。
きっと条件反射というものだろう。あーっと、なんていったっけ? 
パブ……パブなんたらの犬って奴だろ。
覚悟を決めたのか、俺の膝の上に座ってきて、顔を近づけてきた。
唇を重ねるだけのキス。マシュマロみたいな唇が気持ちいい。
頬に当たる彼女の髪の感覚も中々のものだ。

だけれども。

「俺は何もやらないよ。だから君が頑張ってくれよ」
俺は緩む口を閉じる。唇を離し、一呼吸。
少し強気の瞳で睨みつけてきたが、もう一度顔を重ねてきた。
「んぅ…うぅん……うー」
唇をこじ開け、舌が入り込んでくる。口内を戸惑い気味に這い回り、俺の舌に絡めてきた。
拙い……と想像していたんだが、意外に上手い。
これもフランスとイギリスの調教結果なのか?

必死に口の中をかき回す彼女の後ろに、にやにやと笑みを浮かべる二人の姿。
「中々楽しそうだね。セーシェル」
「後でたっぷりとお仕置きしてやるから、覚悟しておけ」
彼らの言葉に身体を震わせ……じっとりと俺のズボンが濡れてきた。
あーあ、これヴィンテージ物のズボンなんだぞ。それなのにこんな染みつくって。
しょーがない。訴訟を起こす代わりに、たっぷりと楽しませてもらうんだぞ。
彼女の背中に腕を回し、ファスナーを下ろす。健康的な肩が露になった。
ん? もしかしてブラもつけていないのか。
全く……外す楽しみもあるって事を、二人はわかっていないな。
スカートの裾を掴み、一気に持ち上げ……ようとしたが、気分が変わった。
折角だから日本が良く言っていた『チラリズム』というものを楽しんでみるか。
服の胸部分を握り、ナイフで切り取る。プリンの様なおっぱいが顔を出す。
「あ、アメリカさぁん……やだ」
「やだって言われて辞めるわけないだろ」
顔を離し、露になった胸を隠そうとするが、すかさずスカートの前面に大きくスリットを入れてやる。
それも何本も。

服を着ているのに、丸見えなおっぱいやヴァギナ。
うん、これこそチラリズムって奴だよな。

「隠すなんて許さないぞ。綺麗なものを隠す方が悪なんだぞ。
それじゃ……そろそろ俺のペニスの方を慰めてくれるかい?」
俺のにこやかな笑顔に、彼女は小さく頷いたのだった。
再び俺の前にしゃがみこみ、顔を見上げる。
だから、ズボンのファスナーを下ろし、俺のいきり立ったビッグマグナムを取り出し。
目を見開いて、俺の股間を凝視する彼女。
そりゃそうだろ。こんな巨大なものを見せ付けられては言葉を失うってもんさ。
「……えっと、これで最大サイズ……ですか?」

………………

「ちょっと待て! それは俺のビッグマグナムがビッグじゃないって事か!」
俺の悲痛な叫び声に彼女は目を逸らし、フランスとイギリスは嘲笑を浮かべ。
くそ! 確かに25センチのコンドームでロシアに小さいって言われた事があるけど!
まさかフランスとイギリスに負けるだなんて!
「えーと……そんな落ち込まないでください。ほら、大きすぎると入るとき痛いですし」
「そんな慰めなんていらないよ! 畜生!」
彼女の頭を押さえつけ、ビッグマグナムに……うん、ビッグマグナムに押し付ける。
油断していたのか、微かに苦しそうな声を上げたが、すぐに積極的に舌を絡めてきた。
血液が頭から股間へと移動してきて、少しだけ落ち着いた気がする。
足に当たる彼女のおっぱいの感触も気持ちいいし。




「セーシェルは楽しそうにやってるし、俺らも楽しむとするか」
「俺らって……いやん、おにーさんそんな趣味ないぞ。で、上と下どちらがいい?」
フランスの気持ちの悪い冗談に、イギリスは反射的に殴りつけ。
おや……何か強い視線が。
その視線の持ち主はすぐにわかった。
息を荒くしたハンガリーがきらきらとした瞳で二人を見つめていたから。
「イギリス君×フランス、いえ、フランス×イギリス君も悪くは……ハァハァハァ」
息の荒いのはどうやら媚薬だけが原因ではないようだが。
そんなハンガリーに気がついたのか、二人は微妙な笑みを浮かべていた。
「あー、ハンガリーちゃんかぁ」
床に横たわる彼女に近づくと、困った表情を浮かべるフランス。
だが、すぐに魅惑的な身体に視線がいき、ごくりと喉を鳴らした。
それはイギリスも一緒だったのか、舐めるように彼女の身体を見つめていた。
「……3Pに興味あるか?」
「女の子二人との3Pだったら多大に興味はあるが、
野郎二人で一人の女の子を落とすのもお兄さん美味しいと思うんだ」
「まさかの3P? もしかして中国さんも加えてのプレイ?」
名前を出された中国が気がつき、呆れた顔で首を横に振った。
「身体の反応を良くする薬は調合していたあるが。
思考回路をどうにかするのは入っていないはずある」
それでこの反応なのか。ハンガリーのそっちの趣味は噂では聞いていたけど。
野郎同士の絡みなんて何が楽しいんだろうな。

「中国さんは受けなのかしら、それとも攻め? 怪しいテクニックでひぃひぃ言わせ……んっ」
彼女の言葉が途切れた。フランスが彼女の唇をふさいだから。
さすがは愛の国のフランス。あんなに興奮していた彼女がとろりとした瞳になってきたんだぞ。
「ちょっと黙ってくれないかい」
きっと女の子が聞いたら、腰が砕けそうになりそうなセクシーなフランスの声。
もう一度、熱く唇を重ね。
「あ、ずりぃ。俺も狙っていたんだぞ。まあいいや。そんじゃ、胸を楽しませてもらうとするか」
後ろから抱きかかえ、服の上から豊かな胸を揉みまくる。
ウクライナほどではないけれど、かなりでかい部類に入るんじゃないだろうか。
媚薬の効果か、すでに彼女の身体は火照っていて、彼らに触られるたびに甘い声をあげ、身をよじる。
「ん……ふぁ〜イギリス君すっごく上手……あっ」
「イギリスなんかには負けないよ。ほら、ハンガリーちゃんもっと感じて」
首筋に吸い付き、赤い華を咲かす。耳に息を吹きかけ、スカートの中に手を伸ばした。
丁度影になって見えやしないが、くちゅくちゅと水音が聞こえるという事は、しっかりと感じているわけで。
「よしよし、お兄さんのテクを味わえ」
スカートの中にもぐりこんだフランス。再び水音が響き渡り。
「あぁ! や、やぁっ! そんなクリ吸っちゃぁっ!」
スカートを押さえ、フランスの刺激から逃れようとするが、そうは許さないのが男である。
「やるな。ならコッチだって」
対抗心を燃やしたのか、イギリスは彼女の服を脱がし始めた。
白い肌に唇を落としながら、上半身を露にさせる。
しなやかな背中を舌でなぞり、つんと立った乳首を指で転がす。
胸とヴァギナの二重の刺激に大きく背を逸らし……力が抜けた。
どうやらイったんだろ。ま、あのエロの象徴二人に攻められて堕ちない女はいないだろ。
大きく息をしている彼女を後ろから支え、今だ股の間に入り込んでいるフランスに蹴りを入れる。
「ほらどけ。中に入れるんだから」
「ちょっと待った。俺が前を貰う。お前は後ろに入れろ」
二人はただにらみ合い……拳が振りかざされた!
お互いの拳は相手の頬を……という事はなく、フランスは手を開き、イギリスは拳のまま。
悦ぶフランスに、肩を落とすイギリス。
ああ、結局はじゃんけんで決めたってわけか。
喧嘩ばかりしているくせに、こういう時は妙に息があっているんだよな。
「んじゃ、お兄さんが前いただきまーす♪」
彼女を抱きしめたまま、床に横たわる。手早くズボンからペニスを取り出し……確かにビックだ。
……負けただなんて思ってないぞ!
とろりと蜜を出し続けるヴァギナに数回擦り付け、一気に貫いた。
「ふぁっ! そんないきなりっ!」
身体を駆け巡る快楽にフランスの身体を強く抱きしめる。
そうするとどうしても魅力的な尻が丸見えとなり。
「しゃーねぇな。んじゃ、尻貰うぞ。ま、あの変態貴族に調教され済みだろうから入るだろ」
彼女に覆いかぶさり、アナルに狙いを定め、腰をゆっくりと押しこめる。
小さなアナルのはずなのに、めりめりとペニスを飲み込んでいった。
「くっ、ずいぶんと狭いな! だが締め付けは悪くねぇ」
ゆっくりとじっくりと時間をかけ、ペニスを飲み込んでいくアナルに、正直女体の神秘を感じたさ。俺は。
すっかりと飲み込んだ二つのペニスに、彼女は大きく息を吐き……
きらりと男二人の瞳が光った。
「じゃ、先に出した方が負けな」
「よーし、受けてやろうじゃねーか。俺が負けたら料理フルコース作ってやる」
「それは罰ゲームだろ。んー、勝負がついてから考えるとしよう」
男二人のくだらない戦いに巻き込まれた彼女は……
「ふぁ! やっ、中ごりごりお尻もぉっ! いやぁっ!」
髪を振り乱し、何度も何度も絶頂を迎えていた。
それなのに、男二人はいつまでも射精する事もなく。
……ご愁傷様だぞ。



男同士のくだらない戦いは置いといて、セーシェルの口の感触を楽しみつつ、俺は辺りを見回した。
中国は眠そうな顔をしてソファーで横になってるし、姉妹はまだ快楽に身を震わせている。
……そろそろウクライナの方がどうにかなりそうな雰囲気だけど、
まあ、彼女の事だ。もう少し我慢できるだろ。

俺はまずはセーシェルのフェラチオを楽しんで、
それからたっぷりとあのおっぱいを楽しませ貰うぞ。
そういえば、おっぱいといえばあの貧乳で有名なリヒテンシュタインはどうしているんだろ。

幼さの残る少女の姿を探し……ロシアの後姿に目が止まった。
いつの間にかロシアは裸のリヒテンシュタインにのしかかり、腰を動かしていた。
小さな少女が巨体に身体を押さえ込まれ、征服されている。
中々魅力的な光景だった。
瞳は涙で溢れ、逃れようと腕でロシアを押すが、
彼女の細腕でどうにかできるほど彼はか弱くない。
声を出そうと大きく息を吸ったが、その瞬間を狙って唇を犯す。
肺の中の酸素が失われるまで、しつこく口内を荒らし。
「やぁ……ロシアさんもう辞めてください……」
涙ながら許しを請う彼女に、彼は無垢な笑みを浮かべ。
「ひゃっ! やぁっ!」
腰を打ち付ける。大きな身体で彼女を押さえつけ、逃げれないようにしてから、軽く引き抜き、もう一度深く。
彼女の可愛らしいヴァギナは最大限まで広げられ、今にも切れてしまいそうな勢いだ。
ん? よく見ればアナルにも何か……ああ、そっちにもバイブを入れられているのか。
「いい。すっごくいいよ。君のその顔。もっと見せて。もっと泣いて。鳴いて」
残酷な微笑み。乱暴に彼女の胸を掴む。大きく手だから簡単に彼女の胸を包み込むことができる。
痛々しくたった乳首を指先でつまみ、軽くひっぱる。途端に彼女の顔が歪んだ。
「ああ、いいね。きゅっと締まったよ。あははっ、もっともっと締めて」

無垢な悪魔の微笑。

前から思っていたが、ロシアってかなりの被虐趣味しているよな。
あの姉妹に対する扱いといい、この少女に対する扱いといい。
腰を動かすたびに水の音が響き渡る。溢れ出す蜜が床を汚していき。
「嫌ぁ……やめてやめてやめ……うぅん」
可愛らしい顔が涙でぐじょぐじょになり、瞳の片隅に残っていた光が徐々に小さくなってきていた。
反応も少し鈍くなってきた気がする。
何度か腰を打ちつけ、ロシアの動きが止まった。身体を震わせ、ペニスを引き抜いた。
ヴァギナの中からあふれ出してくる精液。
満足そうに息を吐くと、もう一度ヴァギナに入れようと彼女の腰を持ち上げる。
指を一本入れ、精液をかき出す。それは楽しそうに何度も何度も。
だけれども、反応の薄くなった彼女は、ただ虚ろに空を見上げているだけで。
「あ、ダメだよ。君は僕の玩具なんだから、もっと反応してくれなきゃ。
……それとも、お尻の玩具で遊んで欲しい?」
彼の言葉にびくりと身体を震わせた。
アナルに異物を入れられた時を思い出したのだろう。瞳に光がやどる。ただし、絶望的な光だけれども。
「それだけは止めてくださいまし! お願いします!」
反応の良くなった彼女……いや、彼にとっては玩具でしかないのだろう。それを見て、笑みを浮かべた。
「それじゃ、お願いしてごらん。僕がどんなお願いを望んでいるかわかるよね」
真っ直ぐに日詰める彼の瞳に、彼女は視線を逸らし……足を大きく広げた。
まだ生えていない割れ目から溢れ出す白い液体。
指先で淫唇を開き、まだひくひくと収縮を続けるヴァギナをさらけ出した。
「わ……私のあそこに…ソレを入れてくださいまし」
「あそことかソレじゃわかんないよ。もっとはっきり言って」
手に握られた何かのリモコンを弄りながら、つまらなそうにあくびを一つ。
これ以上待つ気はないって事だろう。
彼女もそれを理解したのか、うつむいてぽろぽろと涙を流した。
「……うっ……わ、私の……お、おまんこに…ん、大きなおち……ちんを入れてくださいまし……
たくさん精液を……注ぎ込んでください」
「うん。良くできました。それじゃ」
思いがけないロシアの誉め言葉に、少しだけ瞳が輝き。
「でも、お尻の玩具も味わいたいんでしょ。わかってるよ」
悪魔の言葉に、血の気が引いた。
慌てて逃げようとする彼女の足を掴み、無理やりペニスを押し込み、
手の中のリモコンのスイッチを入れた。
「やぁ! 止めて! そんなやぁっ!」
器械が震える音。玩具はぐちょぐちょとアナルをかき回す。
ヴァギナにはロシアのペニスが押し込められている。
二つの穴の二つの刺激に、彼女は狂いそうな程、声を上げ続け。
「ん、お尻が気持ちいいんだね。だからこんなにも僕のおちんちんをぎゅっと握り締めて」
楽しそうなロシアの言葉。しかし、もう彼女の耳に届く事はないのだろう。


全く、ロシアは鬼畜だからねぇ。彼女が壊れる寸前に助けてやるのがヒーローってもんさ。
だからもう少し楽しんでいてもらおう。

そーだ。そろそろウクライナがどうかなっていないかな。
俺はヒーローだから、女の子の状態をしっかりと把握しておかないといけないんだぞ。
確か彼女達はあの辺に……おや?
そこには乱れ苦しむウクライナの姿はなく、椅子に腰掛けた中国の上で乱れ踊る牝の姿があった。
中国、興味なさそうだったのにずるいぞ。一番の巨乳とヤるだなんて。
「ふぁっ、あっ、やぁっ、中国ちゃんすっごい! もっと奥まで欲しぃっ」
「煩いある。欲しいならばもっと静かにするある」
目の前で巨大なおっぱいが揺れているのに、興味なさそうに一喝するだけ。
中国の視線は、悪魔のようなおっぱいではなく、
切なそうに声を上げているベラルーシに向けられていた。
胸につけられたローターはすでに外されており、自らの手で身体を慰めている。
それなりに豊かなおっぱいを手で揉み、もう片方の手で下半身を弄る。
「ロシアは楽しそうにリヒテンシュタインを犯しているある。
きっとこんな淫乱な妹なんか触りたくもないあるよ」
蔑んだ瞳で見下すと、一瞬は彼を睨みつけもしたが、すぐに自慰に没頭する。
だが、先ほどより少し乱暴にヴァギナに指を差し入れ、快楽を貪り食う。
明らかに動揺しているみたいだな。
それを中国も見抜いていたのか、更に蔑んだ瞳を向け、
「この変態娘。そんなにオナニー狂いになって、更に愛する兄に嫌われるあるよ。
いや、実は兄に蔑んでもらいたいあるね。『淫乱ベラルーシなんて嫌いだよ』って」
彼の声色が変わる。その声は本当にロシアが喋っているようにも思えて。
「ふぁっ……兄さんっ!」
ベラルーシは大きく身体を震わせ、果てる。
彼の言葉に刺激されてしまったからなのか。

……面白い。ずっとSだと思っていたベラルーシだったけれど、本当はМだったんだ。
それを見抜いた中国はさすがだな。

大きく肩を上下させ、呼吸をするベラルーシ。見下す視線に気がついて、顔を上げた。
愛する兄以外の前で醜態を晒してしまった後悔。
それは本来ならば羞恥心へと変化するはずなのだが。
とろりとした笑みを浮かべた。今まで見たことの無い笑み。そして壊れてしまった微笑み。
「兄さん……ベラルーシをもっとなじって。もっとひどく……」
虚ろになった瞳で彼の側によっていき、唇を重ねる。
彼の唇をこじ開け、奥へ奥へと侵入していく。
キスをしている間も、自らの手でヴァギナを弄る事は止められず、白い足を伝う愛液が妙に淫靡だ。
そこから彼の動きは目を見張るものがあった。
ベラルーシと唇を重ねたまま、ウクライナを膝の上から下ろし、跪かせる。
足でウクライナのひくつくヴァギナを弄り、甘い声を出させ。
「……舐めるある」
唇が離れた途端、呟いたのはそんな言葉。
だが、姉妹は我先にと彼のペニスに舌を這わせる。
必死にカリを舌でなぞり、玉を唇に含む。
先ほどまで姉のを咥えていたというのに、ベラルーシまで必死に彼のペニスをしゃぶり続ける。
だけれども、彼は非常につまらなそうな瞳で、もう一度あくびをした。
「つまらないある。これならば家でシナティちゃんと戯れていた方がよかったある」
並んだ白い尻に平手を一つ。
赤い華が魅惑的な尻に咲き……姉妹は揃って絶頂を迎えたのだった。



「ぷふぁ……まだですか? 顎が疲れて」
おおっと忘れていたよ。そういえばセーシェルは俺のペニスを咥えててくれたんだよな。
いつの間にかぎんぎんに勃ってるし、そろそろ準備がいいかな?
準備とは何のことかって? そりゃもちろん、SEXの事だよ。
もちろん、俺はヒーローだから、アナルとか無理矢理にはしないよ。
肩で息をするセーシェルの頭を撫で、微笑んで見せた。
「よし、それじゃあそろそろ合体するか」
膝をぺしぺしと叩く。膝の上に彼女を誘っているから。
ちらりと調教者……フランスとイギリスの方を見てから、覚悟を決めたかのように俺の膝に乗ってきた。
スカートを唇に咥え、てらてらと光っているヴァギナを俺に見せ付けた。
ここでお願いされるのもいいかなーとも思ったけれど、
スカートを口に咥えて恥ずかしそうにしている姿も可愛らしかったから、
その考えは置いといて、腰を支えてやる。
相変わらず細いんだな。女の子ってどこに内臓が詰まっているんだろうか。
どこも細いくせに、しっかりと俺のビッグマグナムを飲み込んでいく姿はとても不思議なんだぞ。
先だけ飲み込み、大きく息を吐く。それからゆっくりと身体を落としていき……
「ひゃっ!」
油断しきった所で、腰を突き上げてあげた。すっぽりと根元まで飲み込んでしまい、
身体に走った刺激に甘い声を上げた。
ふるふると涙目で俺を睨んでくるが、気には留めない。
立て続けに腰を突き上げ、彼女の快楽を高める。突くたびに柔らかいおっぱいがぷるぷると震えていた。
そのおっぱいはまるでプリンのようで。

おっ、そうだ。確かさっきまで飲んでいたシェイクがあったよな。
俺は周りを見回し……机に乗っていたシェイクに手を伸ばした。
まだ冷たいけれど……それも一興か。
蓋をあけ、彼女のおっぱいにシェイクをたらす。
「やっ! 冷たぁっ!!」
肌を刺すような冷たさに、彼女は身体を震わせた。
その刺激でヴァギナは強く俺を締め付ける。
おっぱいの頂点から垂れる白い液体。
二つのおっぱいをよせ、谷間にたまったシェイクをすすり上げる。
うん、ちょっとぬるくなったけれど、女の子の味がついたシェイクは最高だ。もっと飲みたい。
だけれど、この姿勢じゃ難しいよな。よし。

彼女の身体を動かして、皆が乱れている姿を見せてやる。
滑らかな背中にキスをして、耳元でささやく。
「ほら、見えるかい? ハンガリーもリヒテンシュタインもベラルーシもウクライナも、
あんなに楽しそうにSEXしているんだぞ。
俺らを襲おうとして、逆に犯されている気分はどうだ?」
「ふぁ……皆……泣いて」
「鳴いてるよ。あんな気持ちよさそうに」
あまりに悲惨で素晴らしい光景に、彼女は力なく言葉を口にした。
震える肩。おかしいな、泣いているのか?
それならば……
中に入れたまま、彼女を床にうつぶせにする。平らになった背中にたっぷりとシェイクをたらす。
「やぁ……もう止めてぇ」
悲痛な叫び声。うん、ヒロインは悲劇が良く似合うな。
そして、白い液体も良く似合う。背骨にそってたまるシェイクがとてもおいしそうだ。
シェイクを舐めながら、俺は腰を動かす。
首筋に、尻の割れ目に、肩に、白い液体をかけ、それを俺は舐めとり、甘い口付けを何度も繰り返し。





「……という作戦はどうかな。ああ、賞賛なら聞き飽きたから言わなくてもいいからな。
拍手もおなかいっぱいだ」
ホワイトボードに書かれた綿密な作戦を披露し終わり、
心地よい疲労に包まれた俺は軽いため息をついた。
おや、おかしいな。ここで拍手が聞こえてもおかしくないんだが。
「……まず、お前に言いたいことが二つほどある。
まずその一、お兄さんはそんなに鬼畜じゃない」
なんだ。フランスが聞いていたんじゃないか。
「はっはっは、鬼畜じゃないって、それは何の冗談なんだろうね。
フランスが鬼畜じゃないっていうんだったら、世界から鬼畜がいなくなるんだぞ」
「……俺にも言わせろ。二つ目、目を見開いて、現実を確認しろ」
今度はイギリスの声。少し疲れているのはどうしてなんだろうな。
俺はホワイトボードに背を向け、満面の笑みを浮かべ、皆の方をむいて。

…………

「あー、俺、どうやら寝ているようだな。それじゃお休み」
目の前に広がっていた奇妙な光景を、俺は瞬時的に夢だと判断したさ。
だって、襲う予定の女の子達がことごとく男を襲っているんだから。
ロシアはベラルーシに押し倒され、上にのっかられて涙を流しているし。
中国はハンガリーにひん剥かれて、どこから入手したものなのか、
様々な体位が載っている本を手本に、変わった体位にチャレンジしており。
フランスとイギリスは、鞭を持ったセーシェルにぶたれ、何故か良い顔をしているし。
ウクライナは楽しそうに一人のんびりお茶しているし。

うん、こんな事ありえない。だから夢なんだ。

俺はこの悪夢から逃れよう、床に横たわり、目をつぶる。
……その瞬間に俺の身体の上に心地よい重さがかかった。
目を開けると、そこには何故かリヒテンシュタインが俺の上に腰掛けていて。
「アメリカさん。潔いんですね。さすがはヒーローです」
小悪魔の微笑みで、俺のブラウスのボタンを外し、胸に口付けを落とし……って!
「待て! 俺は押し倒されるより、押し倒す方が好き……ぐっ」
口を支配する甘い感触。シェイクよりも何倍も甘くて。
彼女の顔が離れた。桃色の唇を舌で拭う姿はとても淫靡で。
「それでは、いただきます」
ちょっとまってあのそれは女の子としてどうかって
そんなしゃぶったりすったりしたらおれはこわれるぞ
ああそんなところまでだからおれはひーろーで。

遠くなる意識の中、頭に浮かんだ言葉。それは

――女の子、怖い――





2009/11/05初出
鬼畜といっても、やっぱりこんなオチしかありませんでした。
連合も悪役になりきれないキャラばかりなんだよなぁ。


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