――ただ、アイツが気に入っていたから興味を持っただけ――
それだけのはずだったのに。
暗い石畳の牢屋の中、片隅に座り込む一人の少女。
顔色は悪く、疲労の色も見えもしたが、澄んだ瞳にはまだ強い意志の光が宿っていた。
高窓から微かに見える外の光景をぼんやりと見上げ、ただ時が過ぎるのを待つだけ。
ぼんやりと小さな空を見上げていると、石畳を踏む誰かの足音が響き渡った。
肩を大きく震わせ、身を堅くする。また『審問』かと思い、鋭い瞳でその人物をにらみつけた。
だが、その人物は『審問』ではなかった。それよりももっと恐ろしい人物。
「よう、いい様だな。聖女様」
ひどく冷たい声が彼女にかけられた。
金色の短い髪、意思の強そうな瞳と不機嫌そうにゆがめられた眉。
口元には微かに笑みが浮かんでおり。
「……御大自ら出向いてくださるだなんて。感謝いたします」
震えそうになる手を隠し、真っ直ぐに彼に向かって言い放った。
「それで、どのような御用事でしょうか。イギリス……さん」
偉大な大国と対峙しても、あからさまに怯えた様を出さないのはさすがというべきか。
さすがは前線に立っていただけはある。
彼は楽しそうに口元の笑みを深くすると、牢屋の鍵を開け、中へと入っていった。
1歩、また1歩と近づくたびに、彼女は気丈な瞳で彼を睨みつけてる。
「ご用事は?」
恐れを隠すためか、もう一度問う。しかし、彼は答えようとしない。
ゆっくりとした足取りで彼女の目の前に立ちふさがり。
胸元に突きつけられる銀色の刃物。
白い粗末なワンピースの胸元に入り込み、じんわりと布を引き裂いていく。
徐々に露になっていく肌。
悲鳴の一つも聞けると思っていたのに。
彼女は真っ直ぐに彼を見つめていただけ。
――面白くねぇ――
小さく舌打ちをすると、彼女を荒々しく床に押し倒した。
一瞬だけ眉を潜め、しかしすぐに瞳を閉じた。今から起こる出来事を予想していたからか。
「傷だらけだし、肌も日焼けしてみっともない。こんな女に執着するだなんて、フランスも落ちぶれたな」
愛おしい主の名前に、やっと微かに反応を見せた。
だが、彼にとってはそれは神経を逆撫でる事にしかならない。
いつもならば、もう少し女の反応を楽しみ、絶望に叩き込んでから犯すのだが。
もうそんな余裕はない。
憎い男が愛した女を蹂躙する。
それがあの男への復讐で。
「恨むんだったら、お前を聖女に祀り上げたフランスを恨めよ」
ワンピースをめくりあげ、下着の中にナイフを進入させる。
ぷちりと布が切れる音。
彼の目に晒される男を知らぬ聖域。
ぴったりと閉じた場所は男の侵入を拒否するかのようで。
それでも無理やりに、滾った剣で砦を打ち破る。
濡れてもいないから、かなり侵入は困難だが、それが良い。
「ほら、恨み言を言えよ。許しを請えよ。あの馬鹿が……フランスが悪いんだって。
そうすれば命までは取らねぇから」
先だけを押し込もうとしたが、酷い痛みで進みそうに無い。
しかたなしに辺りを見回し……片隅に置いてあったワインが目に入った。
誰かが同情心からか、それとも安定剤代わりにかと置いていったのだろう。
ワインを手に取り、聖域に流しかける。
「くっ……んっ」
ワインの冷たさに小さな声を上げ、身をよじる。
金色の茂みが赤く染まり、川を作り上げた。
ルビー色の液体は割れ目の中に侵入していき、まだきつく扉を閉ざしている砦に染み込んで行く。
粘膜からアルコールが吸収されたせいか、少し頬が赤くなり、息が荒くなっていった。
もう一度、扉に剣を突きたて。
「んんんっ!」
キツイ砦を打ち破った感触に彼は頬を緩めた。
この女も自分のものになったと思ったから。
まだキツイし濡れてもいないし、腰を動かしても直接的な快楽は皆無に等しい。
これならば経験豊かな女を犯していた方が気持ちよいだろう。
しかし、処女を征服するのは直接的な快楽よりも、精神的な快楽の方が強い。
女の貞操を破壊するのが、力ずくで征服するのはどんな快楽よりも素晴らしい。
乾いてきた中にもう一度ワインを注ぎ、大きく腰を打ち付ける。
「ほら、てめぇはもう聖女なんかじゃねぇ。敵に身体を売った汚い女だ。
……なぁ、楽になれよ。俺んとこにくるんだったら命を助けてやる。
手を回して、俺んとこの聖女として奉ってやってもいいんだぞ」
そうすれば、フランスの絶望した顔を拝める事だろう。
しかし、彼女は少しだけ瞳を開けると、穏やかな顔で首を横に振った。
「……どんな穢れてしまっても……私はわが主、フランス様を愛しています。
裏切るならば……死んだ方がましです」
あまりに強い信頼をする彼女を、彼は冷ややかな瞳で見据えた。
――わからない。
ただ一人の女が。それもこんな少女が。
命を懸けてまでフランスを守ろうとするだなんて。
どうせ国への期待は強い力だけだと思っていた。
だから、数々の国を支配し、平伏させ、自らの力を誇示した。
偉大な国になったのに、こんな小さな女すら平伏させられないとは――
今まで築いてきた自信が……自身すらも揺らぎそうになる。この女と接していると。
「それならば考えが変わるまで可愛がってやるよ」
荒く腰を打ち付ける。自らの快楽だけを求めて。
中に深く侵入するたびに、強く締め付けてくる肉襞。
抵抗はしてみても、やっぱり女の身体は正直な事に少し安堵し。
腰が動くたびに、形の良い胸が大きく揺れる。
肌は決して綺麗ではない。傷だらけで肌荒れもある。
こんな女では下級娼婦になるのが関の山だろう。
それなのに。
唇をかみ締め、快楽に耐える表情は、甘い吐息を口の中でかみ殺す時の声は。
なんでこんなに引かれてしまうのだろうか。
「中に出してやるよ。良かったな。俺のモノになった証だ」
苛立ちを隠すために、腰を密着させ、深く中に。奥深くに精を解き放った。
射精する感触は非常に気持ちよいものだ。それが処女相手だと尚更。
しかし……
「……終わったならばどいてくださいませんか?
そろそろお祈りの時間なんです。神様と……愛するフランス様への」
行為の余韻すらなく、彼女は冷めた瞳で彼をみつめていた。
今、処女を奪われたばかりだというのに。穢されたばかりだというのに。
その原因となったのが神とフランスの上司のせいなのに。
それなのに、まだ祈りを捧げようとするのか。
引き抜くとごぷりと溢れ出すほんのりと赤く染まった精液。
彼が離れたのを確認すると、ふらついた足で一度立ち上がる。
ぼろぼろになったワンピースなど気にしない様子で跪き、高窓から見える外に向かって祈りを捧げる。
太陽の光が、乱れた金色の髪に当たり……一枚の絵画のような光景を生み出していた。
まだ犯したりないのに。
そんな光景を邪魔してはいけない気がして。
「ちっ……」
小さく舌打ちをすると、苛立った様子で彼は牢を後にした。
「いい加減、屈しろ。俺のものになれ」
毎日のように彼女の元にやってきては、何度も何度も犯し続ける。
彼の体の下で、髪を振り乱し、身体を震わせる少女。
処女だった身体は彼によって開発しつくされ。
彼が触れるだけで絶頂を迎える事もできた。
「ふぁっ、やぁっ、そんな……」
数えられないくらいイかされても、どんなに身体を乱されても。
彼の名前を呼ぶことは無く、何度も絶頂を迎える。
時には女に飢えた男達を連れ、時には禁忌である犬との交わりをもさせて。
今宵は寝る間も与えず、ただ身体を求め続ける。
身体の奥に押し込められた剣を鞘が強く締め付け、潤滑液を溢れさせる。
彼の手に余るぐらいの胸の果実を握りつぶすかのように力を込め、爪を立てる。
肌に赤く残る痕。戦いの時に浴びる血よりも鮮やかな赤で。
堅く立った胸の突起を唇で潰し、吸い上げる。
健康的な肌色の首筋を軽く歯で神、痕をくっきりと残す。
その間にも腰を激しく動かし、壊れるかのように……壊すぐらいに快楽を与えていく。
(いっその事、壊れてしまえばよかったのに)
心の中で呪詛のように呟くと、更に強く腰を打ちつけ。
「やっ! もう…ダメぇ」
大きく身体を震わせ、彼の体の下で果てる。
横たわった身体は小刻みに震えており、頬には一筋の涙が流れ落ちた。
大きく息を吐き……高窓から外を眺める。月は高く上っており、そろそろお祈りの時間なのだろう。
しかし、今宵の彼は彼女を離す気は無く。
「次は……お前から動いてもらおうか」
身体を離すと、にやついた笑みで粗末なベッドに横たわった。
その言葉が何を表しているのか。それは純粋な……純粋だった彼女にも嫌というほど理解しており。
どんなに穢されても、今だ純潔を保とうという意思はあり、戸惑いの表情を見せた。
それを彼も悟ったらしく、実に楽しそうに笑みを浮かべた。
「そうか。嫌なのか。それならば……暇つぶしにフランスの民でも捕まえてくるとするか。
お前よりもいい女捕まえてきて、代わりに……」
あまりに残酷な言葉。震える膝をどうにか押さえ込み、彼の前まで歩み寄り。
「……くっ」
自ら彼の剣を誘導する。
とろりと溢れ出す精液が潤滑液となり、すんなりと彼のモノを受け入れてしまった。
彼女自身の重さでゆっくりと根元まで飲み込まれていく。
「我が愛する民に手を出す事は許しません」
こんな状況なのに、恐れる事もなく彼の瞳を真っ直ぐ見つめ、はっきりと言い放つ。
吸い込まれそうなほど深い瞳に、彼は息を呑む。呼吸ができそうに無い。きっとその感情は恐怖心。
たかが人間の小娘に。ここまで恐怖を覚えるとは。
「うぅん……くぅ」
最初は恐る恐る。それから少しずつスピードを上げて。
膝を使い、彼の上で舞い踊る。それはまるで神話の戦乙女のようで。
愛する国民のために、自らの身を省みず、戦いに明け暮れる。
「畜生……」
嫌がる彼女の姿を見れると思っていたのに。
彼の身体の上で、熱く滾る彼女の姿。月明かりに照らされた髪や肌が神秘的で。
自分のペースを取り戻そうと、彼女の頬に手を伸ばし。
振り払われる手。拒否されたかのように思えて。
屈辱的な気持ちのまま、彼は彼女の中に精を放ってしまった。
月明かりが彼女を照らし出す。さいごの夜。
今晩だけは紳士的に彼女に会おうと思った。最後の……最期の夜だから。
彼の足音が牢屋に響く。しかし、彼女は振り向こうとしない。ただ、優しい月を見上げているだけ。
度重なる尋問と拷問ともいえる彼の行為により、疲れ果てた表情が浮かんでいた。
美しかった髪はぼろぼろで、痣や行為の痕がくっきりと残った肌。
それを隠すように与えられた真新しい白いドレスを身に着ける事もなく、ぼんやりと座っていて。
「……ジャンヌ……」
初めて彼女の名を口にした気がした。
彼の呼びかけに、ぴくりと肩を震わせ、振り向いた。
優しい笑みを浮かべ。
あれだけ酷い事をしても。いつも最初は何故か優しい笑みを向けてくれる。
「なんでだ? 何でお前は俺にそんな微笑を……俺を恨んでいるんだろ。
恨んでいるならば、恨み言をぶつければいい。怒りをぶつければいい。
それなのに……」
馬鹿な問いかけだとは思った。このまま刺されてもおかしくない質問だ。
しかし彼女は首をかしげ、
「……なぜ恨む必要があるんですか。フィリップ様もシャルル様も……イギリスの国も……皆、自らの正義のために」
そこまで言っておきながら、口をつぐみ、首を横に振った。
「今日も行うんですか? それならば手早くお願いします。最期ぐらいはゆっくりとお祈りしたいですから」
悟りきった瞳で彼を見つめる。この世から消える覚悟ができているのだ。
彼は何かを呟きかけ、言葉を飲み込んだ。これ以上問いただしても何も変わらないと思ったのだろう。
それならば。
望み通りに。
「それじゃあ、服を脱げ」
いつもの命令に、彼女はすんなりと服――いや、元は服だった布――を脱ぎ捨てた。
月明かりに照らし出される肌は痛々しくて。
すらりと伸びた手足。左肩の傷痕は戦った時にできた傷跡か。
ふわりとした胸は最初見た時より大きくなったような気がした。あれだけ触っていればそれも当たり前か。
その代わりにやせ衰えた身体。なのに魅惑的な女の身体の丸みは維持されていて。
綺麗にそられてしまったせいで、幼さの残る割れ目が丸見えだ。
――この身体も、明日には炎に抱かれ――
明日の処刑法は頭に入っている。
カトリック教徒として、女として、過酷な処刑法だ。
この美しい少女がもっとも醜い死に方をする事になる。
イングランド軍の士気を高める為には最高の方法だろう。
だけれども。
心の片隅に押し殺していた感情が蘇る。
草原の片隅で一人泣きじゃくる少年の時の思い出。それに近い感情。
民の為、弱い心は押し殺して。どんなに悪役になっても、民の為に。
だから嫌われてもいい。嫌われないようにするよりも、最初から嫌われていた方が気が楽だ。
――不意に唇に何かの感触があった――
視線を前に向ける。目の前には瞳を閉じた少女の顔。
唇をかすめるだけの口付け。短い時間のキス。
顔が離れる。真っ直ぐに見つめる彼女の瞳には、泣きそうな彼の顔がはっきりと映っていて。
「私は貴方を恨んではいません。貴方は悪くありません。自分の選んだ道を信じて。
そんな一人で罪を背負わないで……もっと民を信じて。愛して」
溢れ出す涙が視界を閉ざし。
優しい彼女はずっと、涙にくれる彼を強く抱きしめていてくれて……
教会の鐘の音が鳴り響く。
杭に括り付けられた彼女の周りには彼女が愛した民達の姿があり。
その中でぼんやりと彼女を見上げるフランスの姿もあった。
いつもの不敵な笑みはなく、美しさを愛するはずなのに、目の下にはっきりと出た隈。
顎には無精ひげすらも生えており、フランスの姿を知っている者ですら、目を疑う光景だろう。
フランスはただ、処刑を待つ彼女を見つめるしかできなくて。
それは彼も一緒だ。
国を愛する少女には本当は罪があるわけでもない。
でも、国の為。イギリスという国を守る為。
国と国同士の争いで、国を愛する者が消えていく。それは当たり前の出来事。
当たり前の事なのに。
ぽっかりと空いた心の空洞が。彼女のせいで更に大きくなって。
兵士達の動きが慌しくなってきた。もう処刑の時間なのだろう。
今から命を絶たれるという恐怖に彼女は涙を零しており。
兵士達はお互いに顔を見合わせていた。さすがにこの瞬間になって罪悪感に包まれてしまったのだろう。
このままではいつまでも処刑は完了しない。だけれども彼女を解放する事もできない。
――それならば――
「火をつけろ」
冷たい声で指示を飛ばした。悪役になるのは自分ひとりでいい。
戸惑う兵士達をひと睨みすると、火のついたたいまつが静かに薪の中に放り込まれた。
ゆっくりと火が燃え上がり、彼女を包み込んでいく。
泣き叫んでいた少女の動きがとまった。真っ直ぐに誰かを見つめていて。
その視線の先には呆然とした眼差しのフランスがいた。
穏やかな笑顔で何かを口にする。このざわめきの中、言葉は届くわけもない。
だけれども、彼にはわかった。彼女が言った言葉が。
『私の事は忘れてください……』
最期の彼女の言葉。それを叶えてあげたくて。
小さく呟く魔術。小さな蝶がふわりとフランスの元へと向かっていき。
炎が遠ざかれ、彼女の裸体が民衆にさらされた。
殺されたのは聖女でも魔女でもなく、ただの少女である証立て。
そしてもう一度彼女を炎が包み込み。
あまりに残酷な光景をフランスは目にしなかった。いや、目にできなかった。
彼女の最期の願いをかなえるため、魔術の蝶がフランスの視界を閉ざし。
フランスの中から彼女の存在は消えた。ただ、国の一部を取られたとしか記憶に無く。
「すまねぇな……」
炎に消えた彼女の身体は、小さな白い灰になってしまった。
まだ熱の残る灰を手に取り、清らかなセーヌ川へと解放してやる。
いくらかは春の風にのり、空高く舞い踊って消え。
――こうして、聖女は彼の前から姿を消した――
暖かな日差しが彼を包み込む。
気を抜いてしまえば寝てしまいそうな柔らかな日差し。
たくさんの人々が行きかう街の中で、彼は小さな花束を抱えていた。
優しい水のせせらぎの音を耳にしながら、橋の上から川を見つめる。
太陽に照らされた水面には、空がはっきりと映っていて。空と川が一体になったような錯覚を覚えた。
水鏡に映った彼の唇が微かに動いた。その言葉を聞き取れるものはその場にはおらず。
水面に波紋が広がり、彼の姿が歪む。そして、純白の百合の花が静かに川下へと流れていき。
寂しげな表情の彼の後ろから、少女が顔を覗かせ。
首をかしげる少女の頭を、優しく撫でる。
気持ちよさそうに目を細める少女の姿に、彼の肩の力が抜け、自然な笑顔になり。
視線が人ごみの中に向けられ、硬直した。
その人ごみの中には、あの男の姿があったから。
気がつかれぬよう、少女の手を取り、後ずさる。
そっとその場から離れ……不幸にも男と視線があってしまった。
にんまりとした笑みを浮かべ、走りよってくる男。
その後はすぐに想像できるから、全速力で逃げ出した。少女の手を取って。
何が起きたかわからない少女も、やがて追いかけてくる男の正体に気がつき、笑みがこぼれた。
楽しそうに追いかけっこをし始める三人。
「はっはっは、楽しそうだな。イギリス。お兄さんの街を案内してやるから、からかわせろ♪」
「嫌だぁぁっ! 断るっ!」
少女の手を取り、逃げ出すイギリスと、にこやかな笑顔で追い掛け回すフランス。
心から信頼できる少女の手を引き、走り続ける。
毎日が賑やか過ぎて。
泣く暇すらもなくて。
馬鹿馬鹿しいふざけた喧嘩ばかりで。
少しだけ平和になった世界で。
自然に笑えるようになった彼を見つめ、きっと空の上で笑っていてくれている事だろう。
初出 2010/02/09
悪っぽいイギリスも好きですが、どうも悪役に徹するのは難しいイメージが。
最後の少女については、ご想像にお任せします。
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