長老電車とこんぴら参り -10-
今回の旅も、いよいよ終盤。夕暮れの街の中、色んなシーンが頭を駆けめぐります。
2006年11月13日開設/1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11
もうすぐ夕方のラッシュどき。黄色い電車たちが、
続々と車庫を出ていきます。この1100形も出庫。
そして、やがてやってきた1080形と連結!
元2社併結が珍しくて、ついつい撮ってしまいました。
もっとも、元2社併結ぐらいで驚いていては、ことでんの
ファンとしてはまだまだ甘いかな?なんて思いました。
古き良き昔が過ぎ去り、デコボコ編成をつくった名物電車たちが
少しずつ去っていく。代わりに大手私鉄のスマートなOBたちが
やってきても、それもまたことでん。魅力はきっと色褪せないでしょう。
瓦町へと戻ってきて、暫くすると、突然長尾線ホームに、
先ほどの120+500号車が出庫してきたではありませんか!
動いてるところを見れてラッキー!☆ と思いましたが、
冷静に時刻表を見つめ、後続の電車で追いかけました(^^;。
サプライズ的?長老電車の登場に感激!
農学部前駅から高松築港→瓦町と、最後に長老電車の
乗り心地を味わうことができました。
こんな古い電車が走ってるなんて、信じられませんでした。
でも、今こうして心を委ね、揺られているのは現実。
80年走れたのなら、90年、100年、期待してみたくなります。
まだまだ、長老電車の歴史は終わったりしない事でしょうね。
1日1日、無事に走っていくこと、それこそ奇跡と呼べるように。
何千回、何万回と発着してきた事でしょうか。
変わりゆく街並みは、人も電車も忘れることなく
眼の奥に焼き付いていることでしょう。
私の中の高松と、ことでんの記憶は最高の思い出となりました。
まもなく、旅を終えようとしていますが、これも後の過去の1ページ。
旅人はまた、新しい風景を求め、歩みゆくのです。
それぞれの長老電車をめざして。終点はありません。
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