萩山駅での「朝の儀式」
人々が忙しく動く、平日の朝。多摩湖線も通勤、通学するお客さんでいっぱいです。西武遊園地からの電車は急行として西武新宿まで直通運転します。
でも、多摩湖線の標準は4両。このままで新宿線を走ったら...そりゃもう大迷惑でしょう(^^; そこで、拝島線の電車と連携をとり、両者が合流する萩山駅でお互いを連結して新宿へ行こうということで、平日の朝の萩山駅では電車を連結したり、逆に拝島行きと西武遊園地行きに切り離すという、ちょっと珍しげな作業が行われます。平日の朝はいつも行われるので、「儀式」なんてかしこまってみたり。
というわけでその模様をご紹介。実際の作業は、慣れた様子で手際よくサッサと進みます。2003年7月更新/1・2・3
まずは、西武新宿行きの連結の様子から。こちらは多摩湖線の車両(4両編成)です。
ドアを開き、連結器の向きなどを整えて、拝島線の到着を待ちます。
拝島線は6両編成。6+4=10両編成にするのです。
そのぶんのスペースを空けるため、思いきり前に停まります。
拝島線がゴトウチャク。ちなみに駅のホームに電車が入っていると
信号が赤になってしまうため、連結の時だけ「誘導信号機」という
特別な信号でホームへ入ります。えっ?そりゃ信号無視だって!?(^^;
いえいえ、ちゃんとしたルールなんですよん。15キロ以下でゆっくり接近。
駅長さんが赤い旗をかざします。旗の手前(電車の約5メートル手前)で一旦停止。
ちなみに拝島線のドアは連結のあとに開くため、スピーディーに行う必要があるのです。
一旦停止したところ。拝島線の方も連結器を手早くチェック。
どうやら準備オッケーのようです。
いよいよ連結。多摩湖線のお客さんがよろけないよう...緊張の一瞬!!!次は、逆に切り離すところデッス!!
無事に連結完了!!ホームに「連結オーライ!」の放送が響きます。
この約2分後、10両編成になった急行は西武新宿へ向かって出ていきました。
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