おすすめ度 7 満足度 6 お勧めしやすい
| イラスト | 8 |
シナリオ | 6 |
システム | 9 |
| 配役 | 9 |
主題歌 | 8 |
音楽 | 8 |
| 萌え | 5 |
切なさ | 5 |
ときめき | 5 |
| 好きキャラ | エミリー、グロリア。女の子凄いかわいい。 |
名前変換有り(デフォルト名でも名前は呼んでもらえない)
イラスト回想有り
シーン回想あり
クイックセーブ、クイックロードつき
バックログからシーンに戻れる
セーブ数12
プレイ時間初回1ルートは3時間15分
たまに崩れてるような気がしましたが、綺麗な絵でした。
喜怒哀楽は絵からはあんまり伝わってきませんでしたが、人形師も人形としか接していなくてそういうものが乏しいのかも知れず、意図した上でなのかもしれません。
イラストは一人当たり平均10枚。
最近だと少ないようなきもしますが、オトメイト商品ではいつもの枚数ともいえます。ただ、やっぱり少ないと思ったので1引きました。
癖のない読みやすい文章でした。
メインシナリオのほかにサブシナリオさんが数名いましたけども、文体や調子は終始一貫してたと思います。
ストーリー自体も、個々のトラウマを一つ二つ片付けることで終わり、壮大ではありませんがまとまっていたと思います。
最後のお約束展開も、コンシューマ用乙女向け恋愛ゲームとしては少女向けライトノベルらしくてよかったと思います。そしてあの程度で留めておいてくれたのも私にはありがたかったです。
ただまあ、良くも悪くも全体通して、少女向けライトノベルというくくり以外の何者でもなかったのは確かです。
ヒロインが内気で基本駄目な子なのは、どじっぷりもかわいらしいなと読みました。人形ものなら、ヒロインの性格はこれ以上前向きで明るくなったらおかしいので、むしろ高評価です。(快活前向き社交性の高い一般的平均的人間が、人形と恋に落ちるわけがない。人間と恋をするでしょう)
ですが、快活強気ヒロインものがやりたい人には、あわないと思います。
個人的にはもうちょっとヴィクトリア女王の時代だということのアピールとか、心情の掘り下げが欲しかったですが、ストレスを感じる前に1ルート終えられるので丁度よかったのかもしれません。1ルート目は王道ですが続きを楽しみに一気に読み終えられました。
事件の解決までも早いのでテンポはよいのですが、感情移入もしづらかったのは確かです。
あまり全体の筋に違いがないので、三人目からは惰性になりがちでした。
キャラによっての選択肢の変化も余りなかったですし。
少女向け恋愛ゲームということだけで見るとシナリオ評価は7ですが、人形ものだということを重視すると4です。4はかなり主観が強いので、6にしてあります。
長さと人数を考えると、これで快適でした。
選択肢まえで簡易セーブしておけば、間違っても戻れますし。好感度バロメータにはお世話になりました。
敬称略
ウィル 中井和哉
イグニス 子安武人
ジル 興津和幸
ボブルディ 高城元気
ジャック 江川大輔
概ねキャラに合っていてよかったのではないでしょうか。
好きですし、CDで買いたいと思うのですが、この物語にはちょっとあわないと思います。
オトメイト商品は皆同じ音楽事務所で頼んでいるのでしょうか。
緋色とよく似ていました。
良くも悪くも似すぎていたなと思います。
好きなお話でしたし、キャラもみんな可愛らしくて好意を抱いたのですが、強烈な何かはありませんでした。
あっさりまとまっているので切なくしたいのはわかるのですが、それほど強調されては感じません。
あまり。
甘みは低めだと思います。甘いのがやりたくて探している人には、物足りないのではないでしょうか。
私はこのライターの文章好きです。
読みやすくて私にあってました。
そして、ストーリーはヴィクトリア朝とかあんましでしたし、オートマタ、じゃなくて精霊人形のストーリーとしては王道極まりなかったですが、一周目は面白い少女小説を読んだという気分です。
少女小説もですね、お前いい加減少女じゃないんだし卒業しろよと自分で思いますが、好きなんですよね。
小品としてまとまっていました。
まあ、人形の悲哀などは、軽く流れてゆきましたが、このゲーム1ルートやったのみだと、それでいいんだと思います。とっつきやすいゲームです。
会社側の考える対象年齢層はおそらく13〜15歳までだと思います。
なので、個人的にはこれは客観的にお勧めに入れようかなあと思ってます。
人の命は重いんだ大事だというわりには、軽く書いている点だけが若いお仲間さんたちにすすめるには迷うなーと思うんですけどねえ。
主観的には物足りないですが、ストーリーと1ルート4時間というお手軽さは(しかもそれほど時間をとられていると感じさせずに1ルート終わらせられました)乙女ゲをはじめてやってみようかと思っているけどどれがいいかなあという人にノベル形式のゲームとして気軽にお勧めできそうです。
ただ、人形との恋愛ですから苦手な人は苦手だと思います。あと、がっつりと時代性と人形ものを楽しみたい人には肩透かしになると思われます。
ウィルルートはメインだということはわかっておりましたが、好みのタイプの前にはあっさりもう真っ先に猫まっしぐら。
これは他の人形もかなり好きなタイプばかりなのですが、結構満足しちゃいました。
エミリーは超かわいいです。なんだあのメイド人形、かわいすぎる。
そしてウィルルートはさほど甘い台詞に噴出すことなく、一気に終えましたので面白かったんですが、甘くないと思いますよ。
今回はあんまり突っ込みどころがないです。
うん、ないんだよ……。
面白かったんだけどね……。
まあ、強いていうなら、お人形ものって、一人を生かすために他の人形が犠牲になるってのはなにか古典があるんですかね。人形ネタはかなり椅子とりゲームな部分があって、このあたりは不勉強なのですが、デカルトとかそのあたりの人形元祖がそういうことしてるんですか?
その近辺の処理は、乙女ゲームだということを考えると、こうなるだろうなという話ではあったんですけど。まあ、えぐいのとか、深遠なテーマとかそういうのは一切ありませんでしたが、気楽に読めて面白いという点では良ゲームです。
金返せ時間返せとは思いませんでした。
ウィルが気にいっただけじゃないのというのには、否定する材料を私は持っていませんが。
なんとなくコメントを読んでいて思ったのは、精霊って人間の霊と関係あるんですかね?
エミリーはウィルの前のご主人の死んだ恋人ですか?
ただ似てるだけなんですかね。
眼鏡はボブルディでのいっちゃった方が本来っぽい気がします。
意図は伝わってきましたし、狙いどころも伝わってきましたが。
これでは綺麗な貴族のお姉さんが不憫でなりませんでした。
よよよ。
あとはやっぱり時代背景的に切り裂きジャックなんでしょうねえー。
このあたりがヴィクトリア女王の時代だったっていうよすがですか?
でも大事な娘を生き返らせるのに、娼婦の死体から臓器を集めてもいいんですかね。
お父さん的にはどうなんすかね。
黒キャラだということはわかってます。
わかってますがー。
ストーリーは掘り下げは物足りませんでしたが、まとまっていてとっつきやすかったです。
しかし精霊たちが人間の霊魂と関係があると仮定すると、人殺しがいけないものだとはおもわないという人間の倫理観がわからないという部分がおかしくなりますよね。
うーん。
ルディを四章に持ってくると、悪辣さで生き生きしてますよね。
でもその後、もっとひどくなると思いましたが、そうでもありませんでしたね。
その辺でインパクトにかけるのかなあ。
綺麗なお人形です。
優しいままなので、四章で敵に回ってもさほど怖くなかったです。
ルディは楽しいですが。
あー……うーん。
ウィルとイグニスが重点置かれているのはわかっているのですが、ウィルはともかくとしてイグニスに関してはそこまで簡単でいいのかなと思いました。
まあ、他の連中はゲーム中では正当防衛オンリーですからねえ。……いや、Tb、Rw、Sを当てはめてったら過剰防衛だな……。
これでラストのコメントではへたれになってるのでなおさらなんとも。
ううーん。
本人自身もそうですが、これだと他の三体の人形があまりにかわいそうですしね。
このルートは特によくない意味で少女マンガだなと。
うーん、ちょっとずつ変えてはくれているのですけれども、大本が同じなのでやっぱり四人目以降はもっと大変に。
キャラはみんな好きです。
人形との恋愛というのは、よくある題材ながら非常に難しいなと常々思っています。
このゲームのは人形というよりも、心持つ機械の方に近かったような気がしました。
おまけ
限定版特典ドールズ戦隊は、凄い面白かったです。正直、本編よりもキャラクタたちが生き生きしていて楽しかったです。
このキャラのままなら、萌えたかもしれない。
そして、予約特典ですが、……スタッフさん、このモノローグは本編に組み込んでくださいよ。これないと、キャラがさっぱりよくわかりません。人形としていきることについての苦悩や個性がこれのおかげで大分補完されました。でもこれはおまけや番外での組み込みじゃなくてちゃんと本編で語られるべき部分じゃないかなあと思いました。できるなら、予約特典がついているゲームを購入なされるとよいのではないかなあ、と思います。予約特典と限定版特典二つ含めたら主観は7でした。