おすすめ度 5 満足度 6 好きなシリーズなだけに
| イラスト | 7 |
シナリオ | 6
|
システム | 7 |
| 配役 | 8 |
主題歌 | 9 |
音楽 | 8 |
| 萌え | 7 |
切なさ | 6 |
ときめき | 6 |
| 好きキャラ | 恋に生きる女清乃ちゃん |
名前変換有り(固定でも呼んでもらえない)
イラスト回想有り
シーン回想あり
クイックセーブ、クイックロードつき
オミクジ復活
全く違う絵なら気にならなかったんでしょうが、前の原画をもとにしているために余計に絵が違うということが目立つ。
原画絵師変更というのは幻水の1から2、逆裁もメインの人がどんどん変わっても今まで劣化と感じたことがないので、原画かわること自体にはプレイ前は拒否感なかったんですが、ええと、……非常に申し上げにくいのですが、緋色は美しい絵が売りではなかったのでしょうか。
これが違うタイトルならまあ、シナリオとキャラ萌えさえできれば文句はないんですが、……オトメイトで、緋色だと、すいません、もっと頑張ってください。
珠紀と新キャラ二人があまりにあまり……。あと慎司も微妙なスチルがあったかな。
もともと絵も少ないですし、これだと、どうなんでしょうか。
誤字はまた発見しましたが、私は結構その当たりアバウトなんで。
1のときのようなずがががああんはないんですけど、戦闘シーンはやっぱりあれですし、あとまあ、なんか、コメディ調とシリアスの緩急があんまりメリハリなくて。
書いているライターがどうもやっつけてきにやってる気がします。
そりゃあお仕事ですから、辛くてもやっつけでも仕上げるだけなんでしょうが、全体的に物語もキャラもやっつけ仕事だなあと感じられて購入者としては悲しかったです。
否定され盛り上がり、がこの話では大事なんですが、どうも否定される辛さが感じられないし、よって盛り上がりにも置いてゆかれます。
一応、守護者一人一人にテーマみたいなものは見ることができるんですが、何にせよ短いのでどれもあっさりと。
おまけのようなSSは好きなものが多かったです。
セーブがもう少し増えたらいい。
スキップがもっと早くなればいい。
このスキップはほんとに選択肢ジャンプぐらいの勢いでもいいと思う。だって、ほぼ初めからやり直さなくちゃいけないから。
映し鏡はもうちょっとなんか……。鏡で覗いたことによって選択肢が出てくるとか、なんかあるならいいんですけど、この形式だとちょっとそこでのぞくのも話がぶつっと切れるしで……。
クリア後に解禁されるSS集で別にいいんじゃ……。
敬称略
鬼崎拓磨 杉田智和
鴉取真弘 岡野浩介
狐邑祐一 浪川大輔
大蛇卓 平川大輔
犬戒慎司 下和田裕貴
狗谷遼 野宮一範
凛 代永翼
ケテル 羽多野渉
キャラの聞き分けはしやすくてありがたいんですが、いつでも祐一先輩の配役はほかに比べて音量が小さい。そういうキャラなのかとも思うんですが、小さすぎて聞き取りにくい。
このゲームで一番よかったのは、OPとED。
個人的にはEDのがより好き。
背景曲は今回は印象に残っていません。
1キャラ続行ということで拓磨も祐一先輩も真弘先輩様も大好きなのでわくわくしてたんですが、1のときの萌えにはなんだか。
始めから総モテだからなんでしょうかね。
わかりませんが、ちょっとずつ性格が変わってる人が結構います。
新キャラはストーリーのためには必要なのかと思います。
なんというか、短いからそこまで移入できない。1からやっていて思い入れのあるキャラたちなんだけど、それでもちょっと。
甘い台詞はそこかしこにあるんですどね。二人の恋路にひきこまれ全力で応援できたかというと。
全体的にいいところを削って微妙な部分を増やした感じがします。凄く悪かった部分はいくつか改善されてました。
しかし個別ルートを減らすことで、ボリュームを減らされてもまったく嬉しくない。
全体の筋は大きく変わらず、経過で3つのルートがありますが、ラスト2章で、キャラルートはその内最後の1章だけ。
選んだ相手でいっそはじめの2章か3章から話を大きく変えてほしい。
三種の神器これで三つ出てきたけど全然オチてない。
1のキャラが好きなだけに、判断に悩みましたが、開発期間を延ばして、二年に一作、三年に一作でもいいので、一人のルートをこの2倍以上の作りこみにして、絵もキャラの顔に劣化を感じさせないほど頑張っていただきたかった。
1をしていなかったらやっぱりもっとキャラに思いいれがないでしょうし、3だけやった人はもっと点が辛いんじゃないかと。
オミクジが復活したのは嬉しかった。今回は大吉が出る確率があがった気がする。まだ凶みてないし。
あと総プレイ時間なんですが、スキップ巻き戻しに頼りまくったので、いつもにまして正確にはわかりませんが、初めの一周は5時間以上かかったかな……。
始めは似せた絵にしてるんだろうから気にならないだろうと思ってたんですが、やってみると結構カズキヨネさんの絵とは違うなあというか、……絵師途中で変えたあとに、もとのキャラに似せられないなら、キャラ一新で、絵の系統も変えちゃえという意見に宗旨がえしました。
あと、ついでに、開始早々、のんびり喋っている公務員に地味にむかつきました。だってあいつ、1ではラスボスだったのに……。なんだお前まだ国民の税金から給料もらってんのかよ……!! と怒りが。
またたくらんでいそうな芦屋はおいておくとして、拓磨の声が前回と比べて低くつくりすぎてると思うんですが。どうなんでしょうか。
設定としてはおばあちゃんは死亡。誰ともくっついていないが好感度は始めから高いらしい。基本は拓磨ルートを辿ってるらしい。
今度はモテてにぶい主人公設定か……。
あれ、美鶴ちゃんは学校通い始めたんじゃなかったの……。
ついでに美鶴ちゃんも誰かについてくか連絡統括作戦立案かどっちかでいいじゃないかよ……。
あと美鶴と二人で蔵のなかの書物をひっくりかえしてしらべてみるとかさー。
今回はなんか説明のコミカル調が浮いてるようにも感じたなあ。
シナリオの緩急づけをそれで図ってるんだったらはっきり失敗だと思う。
うううーん、これでまた、典薬寮の30歳、うさんくさい公務員。芦屋とならんで勘弁して欲しい大人たちがそろっております。こいつらがラスボスだったらやさぐれる。いや、このシリーズが対国っていう位置づけなんだったらまあ、納得なんですけど、最後は典薬寮を倒して終わるんだったらそれはそれでいいような。……というか倒させてくださいお願いします。
ええとおかしいなあ、ずががががああんはないんだけど、……うううん、うううん。
個人的には頭痛が痛いとか、耳は節穴かとかはすっ飛ばして読んでるので気にならないんですが、ずががががあああんのモーションと表示だけは気になったんですよね。今回はそういうのがなくて誤字がところどころ目立ったぐらいですが、だからといってよくなったとも言いがたいような。
そんな思い出があるなら、1のときに祐一先輩だけは珠紀大好きで始まってもよかったんではないですか。
制作者さま。
まあ、DS版だとちょろっと出てくるらしいです。
ずっと大事にしていた思い出設定ではないほうがよかったなあ。
1の初めの守護者連中は美鶴かわいい、美鶴いいこ、美鶴最高で珠紀のこと振り向きもしなかったじゃないか。まあ、あの珠紀も、助けてもらってもお礼ひとつ言わない女の子だったけどな……。
何故、この流れでアリアではなく珠紀にいくの。
ケテルに生きろといったのはアリアだろう。
その状況ならアリアラブだろう。
アリアが興味持ってるからって珠紀を好きになるのがおかしいだろう。
それがなりたつのはアリアが気になるものを全部片っ端からちょっかいかけて奪ってゆく、つまるところアリア激ラブで病んでる場合だけじゃないのかと。
最後もアリアと一緒に戻るなら、なお始めからアリア最愛でモナドのあとをついてあるけばいいと思う。
話自体は鏡に移った自分と戦う感じで好きですが、ケテルを愛しているという珠紀と珠紀を愛しているというケテルには置いてゆかれました。
ケテルはパパとアリアとの話にしたらよかったと思う。
ケテルがニールだったので、残る凛が契約者だというのはわかりますが、この二人の恋愛がどう、というのはしっくり来ないけれど、お話的にはこれが一番珠紀の性格設定が通っていると思う。
見えない誰かのことも助けたいというのに、始めの契約者は倒してもOKというのは、作中の珠紀の性格としてはおかしい。
大事な人を助けたいからという動機で動くだけなら、なんでもないけど、正義の味方で誰も彼もを助けたいなら、契約者だけは殺してもいいとはならないだろう。
まあ、五瀬は心置きなくぶったおしますけどね!
あの次は違う民族を殺してその次は違う意見のものを殺しますよ。あの人。
民族浄化やられるのはたまらん。
凛で蒼黒の楔がどうたらこうたら、というのは出てくるんですが、うーーん。
謎に包まれた蛇の先祖……うん、やっぱりわからんかったよ。
とりあえず、ダメガネは楽園やら世界を救うやら、……世界を自分の力で本気で変えたい29歳と、家族の仇だからとたぶん戦争でやられたら敵国の人間全員殺すんだろうなこいつ……な30歳……典薬寮嫌だ……。
しかし、正直、このシリーズで唯一、典薬寮の二人の映し鏡で泣いた。
うるってきたんじゃなくて数滴は流れた。
思うに、駄目男にちゃんと相手にされないまま、それでも好きでい続けてあそこまでゆく清乃ちゃんに感情移入して泣いたんだと思う。
あとまあ、このルートはなあ……。考えようっていったまま時間切れになって、とか結局凛を殺すか、ということにしかならないだろうからなあ。
珠紀の綺麗ごとの後始末を大人がつけたってことなのかなとも思う。まあ、珠紀は子供だからそれでいいとも思います。
あとここでも、過去にあってるというエピソード追加。
よほど不評だったのか、噛み癖は治っていました。
それと共に性格も微妙に変わった気がします。
なんというか、やたらと男前になってしまった感があります。はい。
このルートは、今までの他のルートよりも村人との関係を重点に書いているようです。
そして遼の家族との関係も結構でてきてました。ここは養子ということも感じずに幸せに育ってはいたようです。
比べてみると拓磨ルートの主題がいまいち見えづらかったような気もします。
珠紀は他のルート以上に美しい理想を追うんですが、それは概ねかねられてはいるものの、凛は結局始末するわけですからうーん。
鴉取真弘先輩様は大好きなんですが、このルートはうーん。真弘先輩様はやっぱりちっちゃいのに男前でかっこいいんですけど、あそこまで頑張って封印した鬼斬丸を簡単に封印といちゃって、さらにそれで闘ってもうまくいかず、鏡とニールの力のぶつかり合いで壊れちゃいましたえへ、ってくるとなあ。
矛盾のように、最強の剣と鏡で相殺だよいえいなら、珠紀と真弘で殺し愛でもしたほうが……でもそれって真弘のキャラじゃないと思うんで、鬼切丸は最初の因縁どおり、鬼との間で繰り返してほしかったなあとか思ってしまいました。
ここでは他のメンバーからも死ぬって言うなら仕方ないというのに真弘と二人で!! というのが売りだと思うんですが、うーん……。
アリアとフィーアは他所では不評ですが、私は好きなので。ただ、ニールが0という意味なら、なおさらニールはアリアとの間で話の決着つけるのが美しいと思うんだけどなあ。
ここだと大人が一応自分たちが大人だってことを思い出してくれたようでちょっと嬉しい。ただまあ、17の子に僕たちも大人ですとか言われてもうーん……。
子供だからこそ真っ直ぐにそんな理由があったって知るもんか!! と駄目大人五瀬を非難していけるわけで、五瀬がどんなにカミを憎んでいようと外見が人間の子供でしかない珠紀とか凛とか慎司を痛めつけて平気というのはやっぱり、人間としてあかんですからなあ……。もう三十路なんですから……。年相応の落ち着きというものを持っていただきたく。とにかく大人の癖に子供を痛めつけちゃいけません、まったく。思考することを放棄してるし……大人の癖に……。
自分が人間であることにこだわるなら、ちゃんと理性ある人間にしかできないことをしていただきたく。まあ、自分の所属する種族全部を滅ぼすような壮大な自殺を行えるのは人間だけかもしれませんけど!
慎司が一番強くなる可能性があるというのは、やっぱり玉依の血筋だからですか? まあ、玉依の人たちは鬼斬丸を簡単に(今回の見ると簡単なのかしらとしか思えぬ。前作では凄い大変だったのにさ)封じておけるほどキャパが広いらしいので、玉依でも防御特化型の女と攻撃特化型の男で、そのうち天才らしい慎司くんは超強いと……。……最弱は大蛇さんだと思う私は間違ってるんでしょうか。
テーマとしてどんな過去を積み重ねてきていたとしても、それでも幸せになってもいいんだ、生きていていいし、生きていかなくてはいけないんだというのが、守護者それぞれの小テーマ以外に、全体通してあったと思うんですが、そのあたりについてはいいんですが、いまいち解き明かされる謎、乗り越えるべきもの、強敵を倒すカタルシス、というのがなかった気がします。
最初に力を封じられたことで、普通なら勝てる相手にメタメタにやられるというのがあるので、相手が強いんだってかんじがあんまりしないからかなあ。五瀬自体は力のない弱い人なんだって何回も繰り返されるしさ。
それならそれで弱いなりに策謀めぐらせて、っていうのも面白いかもしれませんが、それでカタルシス感じれるとしたら敵サイド視点になっちゃうし。
五瀬の理由や動機はべつにいいんですが、他の方法他の方法と最後に両親の素晴らしさを語る彼に、誰か一人ぐらい、あの時点で方法ないのに生贄全ストップなんて無理だろ、せめて並行で有効な方法を試せるようになってから言えといってやってもよかったんじゃ。
A社よりもB社と契約する方が得であると納得させられなくても騙せないとさあ……。
と思っちゃうのでした。あの時点で、全部押さえ込めるほど力があるかもしれない玉依姫の珠紀ちゃんまだうまれてないしね……。せめて生贄になる前にこの方法を試させろ、駄目なら生贄ぐらいの不退転のはったりきかせないとあのばあちゃんが聞いてくれるわけないよ……。
それに五瀬自体ももっと書き込んでほしかったかなと思う。だって30歳だよ?
18で結婚してたら12歳ぐらいの子がいてもおかしくなく、20で結婚してても10歳の子がいてもおかしくなく、25で結婚してても5歳の子がいてもおかしくないんですよ。まあ、30で独身も普通になってきました。はい。いい時代になったよ!! ひゃっほー!! とかいうのはおいといてです、5歳前後の子供がいても全然おかしくない年で、あれはあまりに人格的に成長できていない……。ので、あの時から時が止まってしまっている、とかいう珠紀ちゃんの台詞だけでなくて、もうちょっと……。
他のキャラクターたちは、前作で微妙に乗り越えたらしいトラウマを今作では引っ張ってこなかった分、あんまり今度のトラウマにひきこまれず、やたらと珠紀信者のひとたちに、えーあーうーとなります。頭では、彼らが逆らえなかった因習を、他所から来たからこそぶっ壊せた珠紀にみんな感謝してるというのはわかるんですけど。
個々のルートでも、全員が初めから熱愛だったのが激愛になりましたというかんじ。何かしたりどうしたか、も、珠紀がやったらもう全部それが素晴らしいみたいな。しかも1のときに散々美鶴のほうがどうたらこうたら言ってたくせに、回想では初めから珠紀のことかわいいから巻き込んじゃいかんとか過去にあっていて守ってあげたいと思ってたとか、過去にすくってくれた大事な相手だとか……お前らそんなこと1では言ってなかっただろうがーーー!!!! みたいな。
鬼斬丸と鏡もなんだかいまいち漠然としたままで、せっかくだったら翡翠の勾玉もいれて、三種の神器全部総決算ということでまとめて解決してほしかったり。
なんかすっきりしなかった。
キャラクターが凄く好きだからなおさら、ちょっと残念でした。
結構細かいところは分岐していてラスボスもちょっとずつ違ったりしてそのあたりは楽しめたんですが、ルートごとにもっと追う謎が大きく違ったほうがよかったとは思います。
とかまあ、えらそうなこというなといわれるでしょうが、こっちは限定版一万円定価で払ってますからね。高いんですよ、ここのゲーム!!
この内容で2000円なら文句言いませんよ!