〜体験版『脅迫ネタお届けします2』(本文の一部を抜粋)〜




 ぶよぶよとした腹の下でグロテスクな肉茎が勃起していた。
「うっ……」
 眼前に突きつけられたペニスから香澄が顔を背ける。夫の肉棒と比べて、嫌悪感を抱いているのだろうか。
 そんなことはおかまいなしに増田はなおも腰を突き出した。
 相手を焦らせるように何度も男根を振り立てると、香澄は観念したように唇を寄せた。
「くっ……はむっ」
 不快な異臭に顔をしかめながらも、清楚な若妻が肉棒を口に含む。上品な色のルージュを薄く引いた唇に、醜い肉塊が出入りする。


 くちゅ、くちゅ……


 小気味のよい音を伴い、男根をリズミカルに愛撫していく。
「うう……気持ちいいよ。さすがに人妻ともなると上手いもんだね」
 増田は天を仰いでうめいた。
 香澄のフェラチオは手慣れたものだった。舌先で亀頭を軽く刺激したかと思えば、根元まで飲み込むディープスロート。
 変幻自在の愛撫で増田の分身に快感を送り込む。
 きっと旦那にも同じようにしているんだろうな……そう思うと征服感で胸がスーッとなった。
 上品な人妻が夫以外の男のイチモツを淫らにくわえ込んでいる。他人の所有物を犯している、という盗人の快感だ。
「旦那さんも幸せだろうね。奥さんがこんなにテクニシャンだとさ……あっ、いい」
 絶妙のフェラテクニックに、思わず情けない声を上げてしまう。
 香澄はハッとしたように顔を上げた。
「夫相手にはほとんどしないわ。こんなこと──」
「じゃあ、初体験の相手にみっちり教え込まれたのかな? それとも学生時代の彼氏相手に鍛えたのかなぁ?」
 ねちねちとなぶるように告げる。香澄はうつむいたまま沈黙した。
「そうなんでしょ」
「好きに想像しなさいな」
 香澄は拗ねたように顔を背ける。
「うふふ、意外に強情なんだから……ほら、続けてよ。口元がお留守になってる」
「……!」
 屈辱に顔をゆがめながら、香澄はフェラチオを再開した。
 両頬をすぼめて肉茎の胴体部を挟み込むように擦りあげる。舌先でチロチロと鈴口を舐められ、増田の下半身全体に電流が走る。
「ううっ、たまらないよ!」
 増田は香澄の黒髪をつかみ、乱暴に腰を振りたくった。いわゆるイラマチオの状態だ。本来気弱な性格の彼にとって、女性をここまで荒々しく扱うのは初めての経験だった。
 あまりの快感と征服感で無我夢中になっていた。
 亀頭全体で若妻の口腔粘膜を味わうように、腰を出し入れする。
「んぐっ、ぐぐっ……!」
 気持ち悪そうにえずく香澄にかまわず、彼女の可愛らしい口を性器に見立て、ぐいぐいと肉棒を抽送する。唇の端から先走りの汁が混じった唾液がどろり、とこぼれ落ちた。
「ううっ……駄目だ、もうガマンできない」
 あっさりと一度目の絶頂に達してしまう。
「イクよ! 香澄さんの顔に出すよ!」
「んっ……待って、着物が汚れちゃう……」
「出る!」
 野太く吼えて肉棒を引き抜くと増田は射精した。


 びゅるっ、びゅくびゅくっ!


 白く濁ったスペルマが勢いよく香澄の美貌に降り注いだ。緑色の着物にまで精液が飛び散る。
「ひどい! 私の着物に!」
 倒れた拍子に、結い上げた髪がほどけている。背中まである黒髪を振り乱して、香澄は怒りの抗議をした。
「いいじゃない。僕との思い出のしるしだよ」
 増田は悪びれずに笑う。
「旦那さんよりも濃いでしょ、うふふ」
「……すごい量ね」
 顔に浴びせられた精液をティッシュでふきとりながら、香澄はため息混じりにつぶやいた。
「カノジョがいないせいで溜まってるのさ。デブオタはもてないからねぇ」
「なら、もういいでしょう? 射精までしたんだから満足できたはずよ。私もこれ以上はちょっと……まずいわ。人妻なのよ」
 着物にまでかかった精液の匂いに辟易しながら、香澄が懇願する。
 もちろん、これくらいで彼女を解放する気などなかった。太った体を揺らして愉快げに笑う。
「駄目だよ。まだホンバンしてないじゃん」
「そ、そんな! 私、結婚してるのよ。これ以上は駄目!」
「へえ、じゃあ、旦那さんに過去を知られてもいいんだ?」
「……それは」
 香澄が唇をかみ締めた。
「こんな女だったとは思わなかった、離婚だって話になったらどうするのさ? 実家に出戻りかな? 香澄さんってけっこうお嬢様っぽいけど、ご両親も悲しむんじゃない」
 たたみかけるように脅すと、たちまち彼女の顔が蒼白になった。
 増田の笑みが深まる。
「ふーん、その顔は図星だね。本当にお嬢様なんだ?」
「お嬢様ってほどじゃないわ。家は京都の老舗旅館だけど……」
「十分お嬢様だよ」
 増田は太った体を揺らして苦笑した。
「嬉しいなぁ。そんな金持ちの奥さんとエッチできるなんて」
「お願い……さっきみたいに口とか手でしてあげるから。お願いだから、その……」
「ん、本番はどうしても嫌?」
「当然でしょう」
「今は、人妻でもバンバン浮気してるような時代じゃない」
「わ、私をそんな女と一緒にしないで!」
 香澄が声を張り上げた。名家の矜持を刺激されたのか、充血した目で増田をにらみつける。
「場所を変えようか」
 と、夫婦の寝室に移動する。
 ダブルベッドが中央にあり、綺麗に整頓されていた。夜な夜な、香澄はここで夫に抱かれているのだろうか。
「最後に旦那さんとエッチしたのはいつ?」
 増田が勢い込んでたずねた。
 夫婦の聖域である寝室で、その妻を犯すというシチュエーションに鼻息が自然と荒くなる。
 香澄は頬を羞恥の紅に染め、顔を背けた。
「いや、そんな……」
「いつオマ○コしたのか、って聞いてるんだけど」
 増田は追及を緩めない。
 観念したのか、香澄はぽつり、とつぶやいた。
「き、昨日よ……」
「へえ、じゃあ、ベッドにもまだ香澄さんのエッチなお汁が染み付いてるかもしれないねぇ」
「言わないで……ああ」
 貞淑な人妻が羞恥に顔を染める。
 増田は着物の裾を割り、下着をむしり取って、香澄の下半身を露出させた。
 むっちりとした太ももは驚くほど肌理が細かく、滑らかな感触だ。その付け根……黒々とした茂みの下に、濃赤色のぽってりとした秘唇が見える。
 美咲や真由とは随分と違う。
 形はそれほど崩れていないが、女子大生に比べて色が濃く、使い込まれた感じがした。
「へえ、これが香澄さんのオマ○コか」
「駄目、見ないで」
「いいじゃない。旦那さんには何百回と見られてるんでしょ。僕にも一回くらい見せてくれても、罰は当たらないと思うよ」
「嫌……嫌……」
 人妻の性器をじっくりと目で楽しみ、増田は彼女の股間に顔を近づけた。
 むっとするような牝の匂いを味わいながら、股間に顔を埋めた。


 ぴちゃ、ぴちゃ……


 猫がミルクを舐めるような音を立てて、口で愛撫をはじめる。
「んっ……本当に、やめて」
「あれ、香澄さんもけっこう楽しんでるんじゃない? 濡れてきてるんだけど」
「そ、それは……」
 香澄が唇を震わせる。




……体験版はここまでです。
続きは製品版にてお楽しみください。

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