『小悪魔さーど でぃめんじょんU』



「今度は、わたしの番こぁ」
 さーどの手がフランドールの背にまわり、背すじを伝って下りていく。
 青い果実のようなお尻を撫でて、短いスカートの裾から肌に触れた。
 腿の上をなぞり、秘所へ下りようとして、
「ひゃっ!」
 フランドールが短く鳴いた。さーどの手が止まる。
「ふえ……」
 さーどが身体を離してフランドールを見下ろした。自分の手がある位置で視線が止まる。
 なにやら、赤いスカートにおかしな膨らみがあった。
 目をぱちくりさせてさーどはフランドールを見た。
「え、これ……」
「えへー。『空想具現化』? ってやつ?」
 何やら疑問符の多い答えだった。さーどがスカートをめくり上げる。
 少女の身体にあるまじき器官が、下着――すけすけ黒紐という倒錯的に過ぎる代物――に押さえ込まれてびくびくと脈打っていた。
「じゃあ……」
 先走りの雫を滲ませて跳ねる肉棒にさーどは顔を寄せた。
「わたしがしてあげるこぁ……」
 拘束具よろしく押さえつけるすけすけ黒紐下着をずらすと、張り詰めたものがほぼ垂直に跳ね上がった。
 さーどの指がそっと絡む。短くフランドールが声を出した。
「あ、んむ……」
 メイドの唇が肉棒を咥える。ほぼ正面から縦に含み、ぴったりと唇を当てて口腔に納めていく。
「んっ……んー……」
 そそり立つ肉棒が飲まれていく。唇に挟まれ、舌を当てられ、唾液で濡れて。
「んぐ……ん……」
 喉の奥に亀頭が触れるほどに深く咥えて、さーどは唇と舌をそのままで頭を上げた。
「あっ、あっ、あっ……!」
 肉棒を舐め上げられてフランドールが喘ぐ。
 さーどは幹の半ばまで咥えて頭を上下に動かした。じゅぼじゅぼと音を立てて奉仕する。
「ひゃっ、あっ、あんっ……」
 甘い声を出すフランドール。
「んー、ふー……」
 さーどの頭が上がり、唇がカリ首に触れた。裏筋に舌を当ててくすぐり、さらに亀頭全体を舐めまわす。
「ひっ、ぃっ、いぃんっ!」
 フランドールの腰が跳ねる。れろれろと敏感なところに念入りに舌が這って。
「だっ、だめっ! さきっぽびりびりするのぉ!」
 さーどの頭をフランドールの手が掴んだ。くしゃりと紅い髪が鳴る。
 動きを止めてさーどは口を離した。唾液に塗れた肉棒がびくびく震える。
「さきっぽダメこぁ?」
「……うん。びりびりするの……」
 見上げてくるさーどにフランドールは涙の滲んだ瞳で答えた。
「じゃあ……」
 さーどは肉棒に手を添えて顔を寄せた。亀頭より下、幹の部分を横から咥える。
「ふひゃ……」
「さきっぽだと強すぎる相手にはこうするといいって、こぁ姉に教わったこぁ」
 フランドールの反応を見ながら、舌でちろちろと弄う。甘い喘ぎが漏れた。
「気持ちいいこぁ?」
 ちゅっ、と唇を当てる。フランドールが震えた。
「うん。きもちいい……」
「ふふー」
 さーどの舌が唾液の跡を曳いて這う。先走りの雫が滲み、肉棒がぴくんと跳ねた。










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