第一話 Regret 〜後悔〜
俺は弱い……
生き残るための戦いなら
今までは自分の弱さを言い訳にして逃げていた…
そんなことを続けていた時に言われた一言
『この場に居ていいのは戦士のみ!民間人は帰れ!!』
悔しかった…何も言い返せない自分が…
その夜にこの前まで幽霊だった女の子の夢を見た…
ああ…この子は俺の近くに居なくても変わらず俺を励ましてくれる…
そのことが自分を決心させた…
強くなる…
一緒に戦える戦士になる…
置いていかれるのは… 一人になるのは嫌だから…
その結果、強くなった自分は認められた。嬉しかった。一人は寂しいから…
その後、いくらかの戦いがあって等々三世界全土を巻き込む戦争が起こった
それに巻き込まれ、気が付けば敵に攫われ、その下っ端として働いていた
そして…恋をした…
彼女…ルシオラは一年しか生きられない
自分と一緒になれば消えてしまう
それを聞いた時に約束した……
俺が…アシュタロスを倒すと…
絶対に譲れない、何よりも守りたいものを見つけた…
戦いが最終段階を迎えた時、そいつを追い詰めることまでは出来た。
しかし…俺に出来たことは、彼女の命を犠牲にして世界を救うことだった…
自分の力が足りなかったばっかりに彼女を助けることが出来なかった…
好きな女…
仲間…
世界…
全部をなんてのは馬鹿な俺でも無理だって解ってる…
だけど…
助けたかった…
ワガママで、意地っ張りで、あこぎで、性悪だけど、
でも、実は寂しがり屋な彼女を…
救いたかった…
仲のいい知り合い…共に戦っている仲間を…
そして…何よりも守りたかった…
種族は違えどこんな自分を知っても好きだと…
惚れてくれた女性を…
昼と夜の隙間…その一瞬が綺麗だと言った蛍の化身である彼女を…
全てが終わった時世界は救われた…助けたかった人々と一緒に…
唯一、彼女の存在を除いて…
彼女の命を選ばず、皆を選んだんだ……この俺が!
だからと言って、自分以外の人間がやったのならそいつを恨んだだろう…
例え守りたかった人達でも…許せないだろう。そう考える自分がいる…
そんなことを考えて嫌悪する…自分勝手な俺が一番許せない…
アシュタロスの言った通りだな…
『恋人を犠牲にすると寝覚めが悪い』って…
永遠と続く葛藤と悪夢…それは消せない後悔…
そんな中、俺は一つの選択肢を選ぶ…
彼女を助けるために…
俺は……過去へ戻る
続く
{あとがき}
どうも初めまして。知ってる人はどうもです。shinと申します
SSは大体五年ぶりに書きます
そう言うことなんで文が変だったり誤字脱字があるのは
大目に見て見てやって下さい(コラ
さて、この話は少しの間一人称で進んでいきます
横島君の想いや後悔…そう言うのを主観に置いてるので
上手く書けていたらいいんですけどね
内容的にはよくある逆行ものですが…
如何せん書いてる本人がマトモじゃないんで(オイ
最終的にダークな話になると思います
プラス短いです(マテ
リハビリなつもりでやってるため
続きを投稿するのは時間かかりますが良かったら読んでください
さらに、感想などを書いていただけると有り難いです
批判や指摘などもお待ちしてます
では、また次回にお会いしましょう