九峪の苦難、父親への道。
外伝 残された人々。
基本的に九峪雅比古の正式な奥さん、正室、本妻、女房、第一夫人となるのは清瑞である。
戦の際、九峪の護衛と手足となって働いた清瑞が戦いの中、公私にわたる九峪との付き合いで九峪を男として慕い、九峪も清瑞を女としての思慕の感情を抱き、お互いに望み契りを交わした、ここに何の間違いも無い、そうここまでは何も問題は無い。
伊雅のおっさんにばれて婚姻を確約させられたのもそれほどの問題ではない、確定するのが遅いか早いかの差程度の問題だろう。
普通ならばそのまま清瑞エンドで末永くお幸せにだ。
只間違いがあったとすれば九峪は自分が思っている以上に仲間の女性達に慕われており、彼女達の行動力がかなりアグレッシブで手段を選ばないものだったと言うことだ、逆レイプや奴隷志願や愛人志願、性的な関係だけでもいいと望む女性達がいたほどなのだから、その激しさはかなりのものだったと想像に難くない。
まぁ、この時代はかなり性的な問題はアバウトだったと考えられるが。
九峪のその頃の立場は王侯貴族と同位置、一夫多妻など当たり前、他に何人か女性を囲っていたとしても問題ないし、つまりは妾を何人いようと赦される立場に居たのだし。
それを理解して九峪を誘惑する女性陣は性質が悪いといえるが、後九峪が本当に情愛を向けてくるものを無碍に扱えないと判っていてやっている奴も。
まぁ、それだけ九峪に思いを募らせる女性がいたというわけである。
珠洲の心を開かせられるような男なのだから他の女が彼に思慕の感情を抱いても可笑しくはあるまい、やり方は少々過激なのが揃っていたが、少数派であるがマトモに迫ったのもいるし、伊万里とか。
因みに現代九州に来ている面子は取り分け行動力が合った人間達で、古代九洲には九峪と肉体関係を持ちながら出遅れた女性達が居たりする、しかもかなり。
今回は残された古代九州の女性達に関するお話(前回リクエストを出したんですがこれは前々から考えていたんで、次にリクエストを受けたお話を書こうと思っています)。
残された女性達が自分達だけが置いていかれたことを承知するだろうか、絶対にしない、何らかの方法を見つけ出して自分達も後に続こうとするだろう、それぐらいかなり簡単な理だ。
自身の思慕の情念を動力として、抜け駆けをした女狐達に対する嫉妬を潤滑油として、方法手段を問わずに何が何でも九峪を追跡しようとするだろう。
どんな手段を使っても、極一部の存在がどれだけ不幸になろうとも。
九峪の餌食、もとい九峪が餌食となった女性陣の中でそれを画策しているのはいた、しかもそれなりに性質が悪いのが揃い踏みだ、どう性質が悪いのかは押して知るべし。
九峪を餌食にした女性、一人目。
閑谷はどうした藤那、それにお前は方術で動きを奪って騎乗位で膣内射精をさせるのは完全に逆レイプだろう、というか藤那、お前バージンだったろ、なんで其処まで出来る。
九峪様が愛しい故だ、火魅子候補の私なら後からでも正室に納まることだって出来た筈なのに九峪様は、私に何の相談も無く・・・・・・戦争が終わったら清瑞を連れて故郷にかえるだと、私とていい女の心算だ、九峪様の重しにはなるまいと考えて身を引いたというのに、珠洲も志野も、これが納得できるか、私は九峪様を追って、責任を取らせてやる(逆レイプで責任を取れと言うのもどうかと)。
九峪を餌食にした女性二人目、兎音。
姉に続いてお前もか、兎音。
九峪の目の前で殆どボンテージルックで(女としての部分は際どく露出している、何故そんなものを所有していたのかは完璧に謎)跪いて、「ご主人様、愛してくれ、私を好きに扱ってくれて構わない」と懇願して、九峪が狼になって襲い掛かってもこれは餌食になったのは九峪だろう、襲い掛かられたとき、ニヤリと頬が歪んでいたし。
それ以後、献身的な奉仕プレイと持ち前の肉体を武器に九峪と閨を共にした兎音だったりする、回数だけなら姉より上だったりする。
あの横暴な姉、私達を置いてご主人様と共に逃避行の駆け落ちのつもりか。天目もいい度胸だ、私という魔人が一人の男に操を立てるという事を思い知らせてやる、ご主人様もだ。
再び会ったら私が満足するまで許しはしないぞ、ご主人様。
九峪を餌食にした女性三人目、虎桃。
この娘は案外マトモな手段、酔った勢いである、手段だけはマトモで現状は洒落になっていないが。
酒席で九峪が酔いつぶれて寝ているところに酔っ払った虎桃がやってきてそのままプレイが始まって、虎桃が気付いて起きたら裸の九峪の腕の中、自分の股間から流れる九峪の精。
そして仁王立ちして自分を睨んでいる友達の清瑞、彼女の生涯で最悪に近い目覚めを体感したという、只微かに残る記憶は彼女に快楽を残してはいたが。
その後もその晩の快楽が染み付いたのかなんとなくで関係が続きこの二人は純粋に肉体関係だけだったので、九峪を追っていこうとまで彼女は思っていなかったのだが、居なくなって九峪を愛していたと気付いた虎桃。
しかも天目同様妊娠していたりする、気付いたのが九峪がいなくなってからとタイミングが悪かった最近まで泣いて寝て、お腹の中の子供をどうしようかと考えた末。
植えつけた種の主が悩まないのはおかしいんじゃないかと根本的なことに気付き、(自分だけ悩むのに嫌気がさしたともいえるが)、九峪を追おうと考え出した、内心では。
赤ちゃん〜、アンタの父上にはちゃんと会わせてあげるからねぇ、九峪様もちゃんと私の旦那様になってらいますから。清瑞ちゃんには悪いから私が第二夫人かなぁ。順次なんてどうでもいいけどさ。あぁ〜、でも天目様がむこうにいるぅ〜。
どうもこの娘の喋りでは真剣味が伝わってこないのは何故だろう、本人はそれなりに真面目な筈なんだろうが、それなり所か虎桃としては過去前例が無いぐらいに真面目なんだろうが。
この三人が、過度にアグレッシブで、常識外れで手段を考えなさそうな面子が、お互いがお互いの考えを悟ったのか手を組んだ、手を組むのが合理的だと判断しただろうし。
どうせ向こうに行っても九人のライバルがいるのである(向こうは天目の存在のお陰でかなり和気藹々とハーレム形成に成功していたりするが)、今更ライバルが十一人に増えようと対した差は有るまいと考えたのだろう。
内心、藤那は未だに第一夫人を狙い(どう考えても藤那は頑張って第四夫人が精々だろうが、妊娠している天目、虎桃が上の順位につき清瑞は不動っぽいし、珠洲を落とすのも難しそうだ)、兎音はご主人様を姉にだけは取られてなるものかと考え(奴隷志願では亜衣と衣緒のほうがライバルだろうが)、面子では一番純真に虎桃が子供の父親を欲して(多分彼女も向こうに着いて嘗ての上司が先に懐妊しているのを知ったら驚くだろうが)、という思惑があったりするが。
結局のところ目的は単純、九谷の後を追うこと、そして九峪に愛してもらうこと、九峪を愛すること、つまりは愛しい相手の後を追いかけるということだけだ。
手段は問わず、自分がいなくなったときのことを考えず。
そんなこと考えると何も出来ないような気がするのでどうでもいいといえばどうでもいい。
藤那は知事としての仕事を放り投げて、兎音は一人残る妹を見捨てて、虎桃は天目がいなくなって殺人的な仕事が回ってきた同僚の案埜津を放り捨てて、元々仕事を手伝う気は余りないし手伝っても半年も経たないうちに産休+育児休暇に入られるので余り意味はないが。
つまりは目的に全精力を傾けその過程や迷惑を全く考慮していない、この辺は先に飛び込んだ面子にも言えるので余り彼女達を責められないが。
同じ知事職にある伊万里とか、将軍職にあった志野、復興した国の副王として座していた天目(そのせいで伊雅が再就任した、隠居するつもりだったらしいが)、参謀職にあった亜衣、仕事を放り捨てた面子だけでこれだけいるのだから、今更である。
それにいなくなって困るのは実質藤那ぐらいのものだろう、兎音が消えたところで兎奈美はやっぱり行ったかぐらいにしか思わないだろうし(姉二人の感情は知っているし)、虎桃がいなくなっても、もう一人の天目の副官が泣くだけである、彼女が哀れではあるがそれはおいておこう。
そんなことはさて置き、彼女達が九峪野後を追う手段として考えられるのは一つ。
というか手段を知っていそうなのがこの一つだけという安直な基準で選ばれたのだが。
その一つが簀巻きになって天井から吊るされていたりする。
その一つが何やら自分の待遇に関して騒いでいるし、基本的にコイツが全ての元凶のような気もするので簀巻きにされようが、吊るされようが、尋問されようが、拷問されようがどうでもいいのだが。
「何で、僕が吊るされているんだよー。藤那、兎音、虎桃、これでも僕この国の神器の一つ天魔鏡なんだよ、何で僕がこんな扱いを受けてるのさ」
吊るされているのはキョウだった、九峪をこの世界に連れてきた張本人、神器の一つ天魔鏡の精、自分の扱いの悪さを据わった目で睨んでいる三人の美女に向けて文句を言っていた。
内心凄い目で睨まれている三人の美女にビビリながら、だって凄い目だし。
「おい、鏡」
「鏡って、僕は一応キョウって名前があるんだけど」
兎音の自分への呼び方に抗議の意をあらわにするがそんなことを気にする兎音でもなく。
「鏡、私の質問に素直に率直に答えるなら無傷で解放してやる、もし黙秘、意に沿わない解答をした場合にはこれを砕く、よって私の質問に答えろ、拒否も赦さない、抵抗、反抗、少しでも意に沿わない行動をした場合は苦痛を与える、魔人独特の説得方法でな」
傍らに置いてあった天魔鏡を持ち上げその表面をコツコツと兎音が叩いて、完全に脅迫まがいの発言をする、因みにこの発言はマジである。
魔人独特の“説得”の方法に微妙に興味もあるが、何故かスプラッタな連想をしてしまうのは作者だけだろうか、大体何故説得に苦痛。
発言内容も随分理不尽なもので、意に沿わない解答とかの所が特に。
つまりはキョウにはイエスしか赦されていない。
イエスといわなければ天魔鏡を壊されるか魔人が“説得”されてしまう“何か”を受けてしまう。
しかも“何か”が明確でない分恐怖心は指数関数的に上っていくことだろう。
判らないもののほうが恐怖心を覚えるものなのであるから、実に合理的に兎音はキョウを脅しているといえるだろう。
因みに兎音が考えている“何か”のなかに、忌瀬の薬という選択肢がある時点でかなり恐ろしい、用意しているので一番軽いのは笑い薬であるらしいが、一番きついのは十歩蛇の毒である(流石に精霊体のキョウでもしぬんじゃないだろうか)。
勿論、キョウの本体は天魔鏡なのだからそれを砕かれるとキョウは死んでしまうのは確実なのだが、そんなこと現在ここにいる三人の美人にとってすれば些細な問題以前の瑣末ごとである、高々鏡風情が今の自分達に不貞なことを言いやがったら壊す、それぐらいは本気でやりかねない。
不愉快な言動を口走っても地獄の入り口を見てきてもらうぐらいは確実に脳裏に描いていることだろう。
「なんだか脅迫されているみたいなんだけど」
脅迫されてるんだよ、いいところに気がついたキョウ、気付いたところで救いどころか君には絶望に近い未来しか残されていないのだけど。
残された未来は死か、地獄の入り口か、彼女達の理不尽な要求を聞いて残された安寧の三つのうちのどれかしかない。
「何を言う、キョウ様。私達が何を脅迫していると。こうやって誠心誠意私達が懇切丁寧に貴方に質問をしたいから、貴方の口を滑らかにしようと考えてした措置を。脅迫とは少し悲しいぞ、だから傷ついた私は少しでも不本意な発言を聞くと天魔鏡に鳳凰鉞を振り下ろしかねないな」
藤那も言うものである、しかも同じ神器である鳳凰鉞でキョウを砕く気か。
片手で小振りな斧である鳳凰鉞を持ち上げながら、何気に上下に素振りしながら朗らかに全然悲しく無さそうにのたまう藤那。
口調は笑うような軽やかさなのにその実、聞こえる言葉には洒落や冗談など一欠けらも含まれていないだろう。
「そうそう。キョウちゃん、でも黙秘の場合はキョウちゃんが答えてくれないと私達が少し困るからねぇ、流石に死なれたり暫く答えられない状態になられると手間だし。この弓の射的の的になるくらい済むと思うなぁ。あんまり黙り込むと兎音ちゃんが天魔鏡を指で弾いて砕けるかどうか試したりするかもしれないけど」
虎桃ニコニコと朗らかに手元で短弓を弄びながら呟くようにそんな台詞をのたまう、矢も弄くっているから言葉に嘘は無いだろう、キョウとしては今の現状そのものが嘘と否定したいところだろうけど。
否定したところで、何か変わるわけでもないが。
つまりキョウは彼女達の思い通りの受け答えをしないと明日が無いどころか次の瞬間に待っているのは“死”か“地獄”そのものであった。
今この瞬間にキョウは“地獄”と言うのは現世にあるものなんだなぁと、身に染みて理解しているかもしれない。
要らない所で、少しお利巧になりつつ、キョウは目の前の理不尽を受け入れるしか選択肢は残されていなかった。
これを理不尽と言わずして何を理不尽と言うのだろうかといっても、キョウは目の前の三人が本能的にマジであることを完全に悟り切り、悟りきったことで救いがあるわけでもないが悟ってしまい、不平不満を言う勇気は欠片ももてなかったのだが。
まぁ、不平不満を言った瞬間に虎桃の弓がキョウの頬を浅く薙いだのは間違いないだろうが、それとも天魔鏡本体に向かって試射と称して警告を受けるかのどっちか、どちらにしても楽しい選択ではない。
で、質問という名前の脅迫もとい拷問開始。
「で、キョウちゃん、正直にお互いの相互理解が進むように簡潔にこたえようねぇ。勿論私達が不愉快な解答にはそれなりの懲罰が待っているけどさ。それはキョウちゃんが可憐な乙女である私達を傷つけた分だから、何も間違ってないしさぁ」
こんな時、虎桃のポケポケした口調はかえって怖い、何をされるか予想が付かないから、勿論最終的には天魔鏡が割られるのだろうが、簡単には割ってもらえないだろう、兎音、虎桃、藤那、この三人が揃って安楽な最後はキョウは期待してはいけないだろう。
「僕に何を答えろって言うのさ。いや不服は無いよ、不服不満不平の類は一切無いんだ、だから鳳凰鉞とか弓とか構えないで。兎音なんで指で天魔鏡を弾こうとするの。やめてやめてやめて弾かないで、弾かないで、兎音の力だとそれだけで割れちゃう。何でも答えさせていただきますから、何なりとこの天魔鏡のキョウに申し付けてください」
キョウの最初の一言で、なにやら不穏な空気が盛り上がり、一瞬で卑屈になれるキョウ、変わり身の速さはそれだけ目の前の存在の恐ろしさの指標か。
「じゃあ、尋問の第一だ(既に尋問と本人達が言っている)、私達を九峪のもとに送れ、以上、終わりだ、尋ねることはこれだけでこれ以上無いからな、親切だろう、たったこれだけで解放してやるんだから」
兎音がそうキョウに問い、因みにこれは既に尋問でもなく要請もしくは命令だろう。
天目が自分の親衛隊にする以上に理不尽な命令だろうが。
で、キョウが反射的に「無理・・・・・・・・」と言うとして。
ヒュン。
何か鋭い音がして、キョウの頬約一ミリの所を何かが通過して壁に突き刺さる、虎桃が放った矢だ。
「キョウちゃん、御免ねぇ、手が滑って、当たらなかった?キョウちゃんも生半可に痛いのは嫌だろうから、当てるときは目の辺りを狙ってあげるからねぇ。失敗、失敗だねぇ」
虎桃がキョウの返答を瞬時に聞き取り、ナチュラルに脅迫してくれてやがる、手前さっき脅してたんがわかっとらんようやなぁ、こっちはほんきやで、といったニュアンスで。
因みに手が滑ったのはどういう意味であろうか、当たらなかったことか、矢が放たれたことか、どちらとも意味が汲めてしまう。
「さぁ、キョウ様。お答えをしてくれないかな。私達は一刻も早く九峪様にお会いしたいのだ。それにキョウ様もそんな縄で天井から吊り下げられるのは愉快ではないだろう。早く喋ってしまえば、争いも無く万事解決といいこと尽くめじゃないか」
何がいいこと尽くめなんだろう。
「でも、九峪の所って、僕がそんな所に君たちを送ったら何十年かは眠りにつかないと・・・・・・・・・・・・・・・・しまった、喋っちゃった」
これはあまりの恐怖に口が滑ったのだろう、言わなければいいのに、言わなくても不幸が待ち構えているのに変わりは無いことは同じことだし、最悪天魔鏡が破壊されるのだが。
因みにキョウも数人くらいなら火魅子が復活した影響で天魔鏡に供給される力が増えたのでそれくらいは出来るようになったのだが、数十年間は只の器物に成り下がらなければならない。
本人としては断固として断りたい強制的な眠りの世界に直行である。
だが、九峪を連れてきたときは二千年近く蓄えた力が今なら数十年、火魅子から供給される力も結構ありそうだ。
で、喋った以上もう遅い。
目の前の恋する乙女、もとい思慕の情念で暴走中の人類規格外の女性二名と、上級魔人一人、それを耳にしてしまったらどうなるだろうか。
目の前のわけのわからない精霊が数十年暗闇の中で仮死状態になることなんて知ったことじゃないとばかりに、それを実行させようと迫るだろう。
たとえ実行することを拒否しても、それは実行するまで地獄の責め苦が続けられることを意味する、今度はいける手段を知っているという事から、ある意味苦痛から逃れる手段である死すら赦されないだろう。
天魔鏡自体は丁重に保管されキョウは釜茹で、射的の的、薬の実験台、エトセトラ、エトセトラ。
それこそ文字で描写されないようなことを、出来ないような事を、やると言うまでやられるのは目に見えている。
「鏡」「キョウ様」「キョウちゃん」、三人の女豹の声が揃い。
キョウが見渡した先にいるのは、物凄い笑顔を浮かべた三人の乙女達だった。
抵抗するキョウに、余りに凄惨で可哀想な事がなされています、とても文章には出来ません、各自ご想像ください。
「判った、やるよ」
ガクッ。
終に抵抗虚しくそう答え、意識を手放したボロボロのキョウ、天井から吊り下げられた姿は絞首刑にされた罪人を思わせるものがあった。
因みにキョウがそう答えたのは女性達の“心から誠意に満ちた説得”と耐久X時間受けた後のことだった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それなりに頑張ったと評しておこう。
その答えを聞いた、藤那、兎音、虎桃の顔には何かを達成した満足の意がありありと浮かんでいたという。
で、キョウが強制的に復活させられた後、九州に送られる三人がいましたとさ。
「ご主人様、今貴方の兎音が参ります」
「九峪さまぁ、子供の名前は何が言いですかぁ。ああ、でも天目様になんて言おう」
「珠洲、志野、亜衣、お前達だけには九峪様は渡しはしないぞ」
後書き。
以前から決めていた追加メンバーを投入することにしました。
大体、残された面子が大人しく他の面子がついっていたのに自分達が我慢できるわけがないんです、キョウが送れるのは自身でさえ気付いたのは最近で。
その為のリスクがかなりキツイのでバレたら何をされるかと思って黙っていたという事です、実際に酷い目にあっていますし。
それに前にも誰か妊娠するかもって言ってたのは、虎桃とあともう一人の予定です、さぁだれでしょう、清瑞、織部、藤那、兎音、伊万里、珠洲のうちの誰かです。
一応妊娠した時期は虎桃の方が天目より後なので虎桃の子供は第二子ってことこになるでしょうか。
個人エピソードは、次回のこの三人の参入の後行いますので、今の所、有力なのはやっぱり清瑞、珠洲、天目で、次点に来るのは伊万里、志野、兎華乃、でしょうか、このアンケートは続けていますので、新キャラを含めてお願いします。
ではレス返しです。
>皇 翠輝様
復活を喜んでくださるのは嬉しい限りです、で、今回で奥さんズ一人追加、それが虎桃です。小説版の虎桃はそれなりに好きなキャラですし。
>アポストロフィーエス様
現代人とは力が違いすぎますからね、方術使いと魔人は特に。
でも珠洲は人気があって作者としても嬉しい限りですね。
今の所は珠洲、天目、清瑞が優勢ですので、このままだと作者の趣味と影の薄さが手伝って清瑞ですかね。
>シンペイ様
今回も香蘭、星華は出せなかったんですけど申し訳ありません。
伊万里は好きなキャラですが、彼女が出ると多分純情ラブコメかほのぼのストーリーになりそうな予感。
>ユウイ様
ゲーム版は知らないんですが、今度買ってみましょうかね、面白そうですし。
天目って純情キャラだったんですか。
新刊には作者も期待です、九峪の琵琶島攻略はまだまだ先でしょうが、楽しみです。
>DEVIL様
やっぱり奥さんズの人気が高いですねぇ、虎桃はどうなるでしょうか。
あと、兎華乃の変身は作者の勝手な設定で、何度かなるうちに次第に本人が力の引き出し方みたいなコツを見出して、体だけは調節できるようになったと言う設定です。
戦闘能力は原作通り、可変型のまま、完璧にご都合主義ですね。
>読石様
ボコられるのは当たり前として、奥さんズの人気が高いのが本当に嬉しい。
清瑞、珠洲、天目の順ですか、このままだとやっぱり影の薄い清瑞ですかねぇ。
>D,様
その辺の設定は知らなかったので、日魅子=九峪の恋人と考えていました。
まぁ、戸籍とかは深く考えないほうがいいかもしれませんね。
>じ〜く様
今回で九峪ハーレム増強です。
珠洲人気はすごいですねぇ、でも今回の新規参入面子はどうですか。