病んだ心を持つ少年
第八話 メイド編~スタート~
南海の孤島、式森和樹一行は何故かそんな所にいる。
勿論好き好んで人は居らず、見渡す限り水平線と砂浜と植物しか目に入らない孤島にやって来たわけではない、彼らの意思によらずここに辿り着いたという訳である。
少なくとも楽しい状況とは絶対に口が裂けても言えない。
なお、孤島にいる面子は式森和樹、杜崎沙弓、神城凛、両儀式、蒼崎橙子、黒桐幹也の六名+エル、南海の孤島にこの珍妙で物騒で真夏の焼けるような眩しい太陽の光が似合わない面子が揃っている。
太陽が似合わないのは無表情の男性一名、憮然とした女性二名、何かを諦めている男女性一名ずつ、後幽霊には基本的に太陽は似合わない、幾ら美幼女とて。
一人だけ場合が場合なのに笑顔でいる人間が一人いるがそれは割愛、神経が違う人種だ、まぁ、その太い神経のお陰で唯一太陽が似合う笑みを浮かべているが。
孤島にたった七人でいるというのに、何も心配していないのだろうか。
因みにここまで来るための交通手段として用いられた小型セスナは海の上で大破していたりする、修復は不可能。
判りやすく言うと、無人島かもしれない島に墜落したということだ。
唯一、墜落しても誰一人傷一つ負っていないという事がこの不幸な事態の中の僥倖か。
事の発端は、つまりは本来日本にいる学生と労働者である和樹達一行が南海の孤島に行き着くことになった経緯の始まりは何の悪意も無い善意からの始まりだった。
数日前(凛の件からは一ヶ月以上が経過)、殆ど契約雇用状態になっている和樹達が橙子の仕事を終え仕事料を受け取ったとき、橙子に旅行に行かないかと誘われた(因みに現在夏休み)。
なお、素直に仕事料を支払われたのにも驚いたらしいが旅行の申し出が更に驚きを倍増したのは言うまでも無い、そのへんで橙子の人間性が判りそうなものだ。
それはおいといて話は進めるが、今更橙子の人間性を言及しても始まらないし。
場所は南海のリゾート地、どうやら橙子の表向きのクライアントからの報酬のついでに、旅行をプレゼントされたとかで、橙子がどうせタダなのだからと、一応普段から自分が仕事を押し付けて遊んでいないであろう学生達(両儀式を含む)に羽を伸ばさせてやろうと年長者として真っ当なことを考えて誘ったらしい。
早く言えば料金の掛からない社員旅行のノリで誘ったらしい、なお完全に橙子の善意で。
この申し出を口にした時、橙子の唯一の正式な従業員の幹也にいきなり手を額に当てられ、風邪かどうかを確かめられて気分を害したという逸話はあるが、それは橙子の普段の行動が悪いから、普段の行いと逆のことをすると誰もが変に思うものだ。
勿論、橙子は気分を害して出発日まで幹也をネチネチと苛めたが、それはもう楽しそうに。
で、話が出て数日後に出国したのだが(旅行先は国外)。
どうやって凛の日本刀を沙弓と式のナイフ、和樹の小太刀を税関に通したのだろう、真っ当な手段で持ち込める類のものでは決して無い。
大体この面子に得物を持たせるとガトリングガンより凶悪な代物に変わる得物だ、それでも四名はしっかり自分の得物を携えて飛行機に乗り込んでいた、ちゃんとした旅客機に。
何か税関職員に橙子が口を聞いて、何か書類を見せていたようだが、そして税関職員が橙子に敬礼を送っていたような気がするのだが、まぁ、些細なことだ。
幹也がどうやったんですと聞いて「何、偽造書類と、昔弱みを握っていた外務省や警察省の連中の名前を出しただけだ」とサラリと答えたと言う恐ろしいエピソードがある。
まぁ、橙子だしどうでもいい、何でも出来そうだし、このヒト。
どんな嘘をついて敬礼までされて送り出されたのかは謎だが、幹也も慣れたもので「そうですか」と答えて、深く追求はしなかった、首筋に若干汗を掻いていたようだが。
恐らく考えているのは自分の雇用主のパーソナリティについてだろう。
それから素直にリゾート地に辿り着いたのはいい、宿泊するホテルも申し分なく、それなりの高級感があり食事も美味、設備も整っている。
文句なしのリゾート観光地、変なおまけは無い。
目の前に海があることから海水浴もすぐに楽しめる、和樹達は育ちが特殊なのでリゾート地などは初めてで泳ぎは出来るのだが海水浴も初めて、幾ら修羅道の人間だろうと楽しいものは楽しい、始めてのものに興味を示すのは人間の性。
そして海水浴で披露される見目麗しい女性陣の水着姿。
海辺では黒のビキニの橙子、白いワンピースの式、競泳用水着の沙弓、白いビキニにパレオの凛、可愛らしいフリルの付いたワンピースのエルと美女、美少女、美幼女、三種類勢揃い、二人共黒のバミューダの男達とは比べ物にならないほどの輝かしいものであった。
因みにスタイルの良さは沙">橙子>式>凛>エルとなっているが。
なおナンパなどの男は女性陣の眼光一発で引き下がった、根性の無いことだ。
後エルが幽霊なのに着替えられるのかとか、そう言う細かい突っ込みは無しの方向で。
ここまでは本来の学生同様、遊興に楽しんだといってもいい。
ビーチバレーなどをしたときは、年のせいか橙子が真っ先にバテて、からかわれると言う場面すらあった。
無表情でビーチバレーをする和樹は若干周囲から浮いているものがあったが、他の三人の美少女は年相応の笑顔を時折浮かべるほど、ここまで普通の遊興目的の旅行といっても問題無いだろう。
追記すると宿泊時の部屋割りは、和樹、沙弓、凛で一部屋。
式と幹也で一部屋、橙子とエルで一部屋。
この時、橙子が微妙な女の寂しさを感じて自室に幹也を連れ込もうとして式と痴話喧嘩をやらかしたとか。
水着で態と幹也に腕を絡ませたりと自分の従業員をからかい半分本気半分で誘惑したとか。
なお動機は自分だけ男がいないので寂しかったからだそうだ。
ここまでは問題ない、全く問題ない普通の豪勢な社員旅行、ここまで豪勢な旅行が出来るなら毎度毎度ちゃんと仕事料を払えと言いたいところだがそれはおいといて。
問題はここから、数日そのリゾート地に滞在していたのだが橙子が何の気紛れか、セスナをチャーターして遊覧飛行に出ようと言い出し、希望者の希望通り遊覧飛行に出ることは賛成を得た。
この時点では連れて来てもらった恩義もある為、素直に一同飛行機に乗り込んだのだが、その操縦が橙子だとわかった時点で全員が嫌な予感に囚われたのは言うまでも無い。
後は原作通りの墜落ルートを辿って南海の孤島に不時着と相成っているのだ。
ついでに橙子の操縦はかなりあらゆる意味で壮絶だったらしい、下手ではないらしいが。
で、冒頭に戻り墜落したのはしたのだが橙子が責められることはなかった、操縦していたのは彼女にも拘らず、かなりアグレッシブな操縦をしたにも拘らず。
堕ちた原因が原因だったから。
堕ちた飛行機の外側を見れば砲撃を受けて撃墜されたのが判ったからである、因みにこの面子は撃墜される覚えが無いこともない面子だったりする。
橙子とか、和樹とか、沙弓とか、凛とか、それなりにお仕事関連で恨みを買っている覚えはあるし、狙われる覚えもある、殺されかけたことも何度もあるし、一人は何度か死んだことがある人間もいる、それを人間といっていいかどうかは知らないが。
つまりは乗員の殆どに身に覚えがありすぎて誰も責められなかったのである。
唯一、責める権利を持っているのは幹也と式だけだ、この二人だけはたいした恨みを買っていそうに無い、式は微妙な気もするが、幹也は多分あるまい。
幽霊のエルにまず物理的に攻撃をしても意味が無いのでこの場合該当者に当たらないし。
と言う訳で、憮然としていた女性二名は沙弓と式で、諦めた男女は幹也と凛、何故か笑っていたのは橙子である。
橙子としてはこの面子なら何が起こっても大丈夫だろうという、少し楽観的な見地で笑っていたのだが、確かに其々の得物はちゃんとあるので多分大丈夫だとは思うが。
狙われた攻撃なら返り討ちにすれば済むことだし、何らかの事故、誤射の類であるならば脅しでもかけて帰る手段を確保すればいいと考えているのだろう。
極論すると堕ちた撃墜された理由が事故から個人的な恨みと幅広く、誰が狙われたと特定出来なかったから、誰も責められなかったと言う話である。
現在、撃墜されたのだから人がいるだろうと探して島の内陸部を探索中。
撃墜した当事者への扱いは保留にしておいて先ずは人を探そうという事で結論したのだ、甚だ物騒な連中だからその扱いがどう言うものか非情に怖いものがある。
どんな扱いか。
ストッパーは一人しかいないし。
暫く獣道のような道を歩いていると、僅かに何かの音が響き、それに反応して和樹が。
「銃声」
ポツリと口を開き目に険を宿らせる、銃声が彼の中のスイッチを入れたのだろう。
呟いた後の反応は劇的だった、無表情には違いないが呟く前とでは別人といえるほど気配と言うか滲み出る何かが決定的に違う。
彼の体が臨戦態勢と化し、精神を戦いにマインドセットする、意識のおき方を変えただけで表層的な雰囲気を激変させたのだ。
そして、気を扱う和樹の感覚を疑うものは居らず全員が臨戦態勢に入る。
凛も長剣のほうを抜き放ち、沙弓と式がナイフを構える、橙子と幹也は直接的な戦闘技術を持たないので四人に守られる形になり、エルは幹也の傍に寄る。
この場で一番戦闘力が低いのが幹也だからエルはその護衛。
橙子はこの中で最大魔力の持ち主だから後衛が基本になる、追い詰められたら極大戦術魔術を放つ準備はしている、幾ら戦闘が得手ではないというが、世界でトップ3に数えられる魔術師の魔術如何程のものか。
何だかんだで彼女は自分の関係者が傷つけられるのを厭う。
その為に敵に容赦する神経など欠片も持ち合わせていない、彼女の魔術ならば人間など一片残らず吹き飛ばされる。
たった七人の集団ながら、その保有する暴力はとんでもないレベルのものが六人揃っているのだ、軍隊一個中隊程度では相手にもならないだろう。
その七人が警戒態勢のまま進んでいく、散発的な銃声は既にはっきりと聞き取れる。
突然目の前を人影、女の子が通過していく、何故かメイド服を着て自動小銃を構えた女の子が、だがその女の子を追う形で銃弾が掃射されているのか、地面に着弾し土煙を上げる。
どうやら和樹たちに向けられた攻撃ではないようだが、銃弾の飛んできたほうに視線を向けると、丁度和樹たちのほうに突っ込んでくる銀髪の女性が一人、勿論メイド服。
偶々なのだろうが正面にいた和樹に飛び掛ってくる形になっている、しかも手にはハンドガン、つまりは十分和樹の警戒に十分になり。
和樹達の元に辿り着く前に和樹に腕を取られ地に押さえつけられる、絶対に解けない完璧な関節技を仕掛けられ。
文字通りに死に体の状態で伏せさせられる女性。
そして彼女を追ってくる気配に対して橙子が魔術を放ち、吹き飛ばす。
状況も判らないはずなのに遠慮の欠片も無い、死なない程度の威力だったとはおもうが、かろうじてのレベルで。
一応は敵として認識して攻撃を加えたのだろう。
で、それで攻撃が止んだのか、それとも攻撃の続行が不可能になったのか銃声は途絶え。
辺りに人の存在がいないことを確認してから、沙弓が和樹によって地に伏せあせられ苦しげなうめき声を上げている銀髪の女性に尋問を開始する、質問ではなく尋問を、素直でなければ拷問に変わるだろうが。
勿論拷問を受けて喋らなければ逃がす気も、離す気も無い。
女性の持っていた拳銃は既に取り上げられ凛が足で踏みつけている、考えられる危険性の全てを潰しているのだろう、勿論、女性も和樹に固められた姿勢のままだ。
和樹達は戦闘技能のほかにも色々役に立つ技術を持っているその一つが拷問の手段。
頭を地面に擦り付けるような体勢の女性に丁寧な口調で沙弓が問う。
「貴女は何者、何で銃撃戦なんて起こっているのかしら?素直に応えてくれると嬉しいんだけど、私達も手荒な手段に訴えたいとは必要以上には思わないから」
必要ならば手荒な手段に訴えると言っているのと同義の言葉をかける。
口調は丁寧だが、やんわりと脅迫の言葉を述べているのだ、勿論その意味ははっきり伝わるような口調で。
だが、女性は黙して語らない、地に擦り付けられた顔から沙弓の顔を睨みつけるだけ。
覚悟は立派だろうけど和樹達にその手の反抗は無意味、見た目学生だが中身は修羅や羅刹に近いのだから、まだ、敵と認定されていないだけで敵と認められれば命は無いだろう。
沙弓は答えない態度に「和樹」とだけ呟き。
「早く答えたほうが身の為よ」と、最後通牒のような言葉を投げかけた。
言葉にこたえて和樹が、女性の腕を押さえている手が僅かに動き親指の先で強く、強く押し込む。
「・・・・・・・・・・・・・・」
何とも言えない、噛み締めるような声が女性の口から漏れる、だがその程度の声しか漏らさないのは見事といえる。
和樹がしているのは人体急所を強く圧迫する事なのだが、これ洒落にならないくらい痛い、人体を完全に理解している和樹のそれはそれこそ爪の先に針を差し込まれるよりも痛いはずなのだが、悲鳴を上げないのは見上げたものだ。
それでもあまりの痛みに全身から脂汗が出てきているが。
だがそんなことには頓着せず、淡々と沙弓が言葉を紡ぐ。
「答えないのはいいけど、早く答えたほうがいいわよ、際限なく痛みを増す方法ぐらい幾らでも知っているの。発狂しないうちに答えたほうが利口よ。それに貴女じゃなくてもさっき見た貴女と似た服装の女を探し出して同じことをすればいいだけだから」
その言葉は飽くまで冷淡にそれでいて丁寧に、ブラフではなく真実実行する意思を篭めて。
それにこの言葉の最中も和樹は微妙な位置の移動や力の篭め具合を変えて痛みを増大させている、そろそろ人間が我慢できる限界に近い痛みを受けている事になる。
微妙な苦悶の声が喉の奥から抑えきれず漏れ出し、目からは涙が滲み出している。
女性の場合、ある程度の痛みを感じると脳が痛みを遮断するための機構を備えているから気絶することが出来るのだが、和樹が加えるのはそのギリギリまでだろうが。
そして数十秒黙していた女性が口を開く。
「わ、判った。話す」
切れ切れの声で何とか搾り出した感じで女性は降伏の意を表した。
それに対して沙弓は、やはり淡々と。
「そう、こっちの丁寧な対応に其方が素直に応じてくれて感謝するわ。私も女性として貴女に性的な質問まではしたくなかったから」
もう少し黙っていたらやったのだろうか、性的な拷問、誰にやらせるんだろう。
まぁ、同性でも出来るだろうけど。
で、和樹に地面に押さえ付けられたまま女性に質問を再開する。
どうやらその体勢のまま質問を続ける気のようだ、徹底して用心深い。
因みに橙子は眺めるだけ、式は興味無し、幹也は心配そうに見ているが話すのならば殺されはしないだろうと見ている、拷問という名の質問は完全に和樹たちに任せるようだ。
「先ず名前。メイド服着ているようだけど貴女何者、この島で何が起こっているのかしら。私達は対空砲火で飛行機撃墜されたし。その件については何か知ってる」
沙弓の問いに。
痛みは無いだろうが未だ強制的に地面に伏せさせられるという屈辱的な体勢のままこたえる女性。
「リーラだ。この先の屋敷でメイドをしている。対空砲火だが、それを為したのは我々の誤射だった。私たちは撃墜した飛行機の捜索隊、つまり貴方達を探していた」
リーラと名乗る女性は、沙弓達が撃墜した飛行機の乗組員だと知って僅かに驚いた口調に変え話した。
話し方に澱みは無く嘘をついているような様子には見て取れない。
それから幾つかの質問を沙弓はリーラに繰り返し、満足のいく情報が手に入った時点で和樹に目配せして、拘束を解いた。
無論その前に体をチェックし武器などになりそうなものは全て取り上げてだが、凛が踏みつけていた拳銃も橙子に持たせている。
トコトン用心が徹底しているようだ。
「ああ、貴女の右腕暫く使い物にならないでしょうから。砲撃してきたのは其方なのだからそれぐらいはしょうがないでしょう」
と言ってのけた、これは和樹に長時間腕の急所を刺激され続けたので暫く腕が痺れ続ける為で恐らく数日は、刺激された片腕は肘を曲げることも出来ないだろう。
で、色々省略(この辺は書いても仕方ないし)して城もどきの建物について、和樹と幹也が城の主人へと通され、女性人は原作通り「お召し物が汚れていますので」といって別室へ。
城の主人の老人が和樹と幹也相手に、メイド談義、よく分からん戯言を延々と聞かされ。
勿論受け答えたのは幹也一人で和樹は終始無表情なのだが。
その辺は主人の老人もいぶかしんだが気にしないことにしたのか幹也相手を一人自分のメイド観に付いて延々と講釈を垂れていた。
で、女性陣が戻って来たのは原作より幾分早く、多分沙弓と凛が早くしろとせっついたのだろうが、原作のメイド単位の終盤辺りで戻ってきた。
その各自の女性陣。
蒼崎橙子、二十代半ばから後半にかける女性の魅力が余す事無くメイド服に包まれ、かなり似合っている、それはもう現在何故か眼鏡をかけているので秘書風のメイドさん。
若干年食っているがそれがまたいい、大人の魅力をかもし出している、なんとなくメイド長とかやっていそうな感じ。
神城凛、小さな体躯にクールな瞳、真の通った表情、完璧主義のメイドさん、心なし気に入っているような素振りも見える。
エル、はっきり言って不満顔、本来メイドに世話されてきた身分のためだろうか、でもエルが“伽藍の堂”でやっていることはお手伝いさんと変わらないので、只単に身職業的偏見というよりは、気に入らないだけだろう。
似合っていることは似合っているのだが、それが本人が気に入るかは別問題。
杜崎沙弓、ブラボーの一言、メリハリの利いた肢体に包まれたメイド服、足が長いのでミニに見えるスカートから伸びる生足、エプロンで更に強調されるバスト、そしてキツメの顔立ち。
どれもが完璧、完全なメイド美女。
で、最後に両儀式、萌えです。
彼女こそ萌えです、この五人の中ベストオブ萌え、萌えメイド。
何が萌えかと言うと、その真っ赤な表情、恥ずかしがる仕草、幹也の視界に入らないとして沙弓の後ろに隠れようとするその挙動、普段一人称俺、誰よりも男前の美少女、両儀式がモジモジと恥ずかしがっている。
これこそ萌え、普段和服に隠されている足胸元、羞恥に染まった顔が晒されているのもいいがやっぱりその挙動それこそが萌え。
ほら幹也君が式のほうを見て、見惚れているようです。
つまりは全員メイド服。
爺さんが「この島では女性は全員メイド服」とか言ってますが、ナイスです爺。
因みに作者のベストは両儀式。
と、作者が壊れたところで後書きです。
基本的に今まで暗すぎたのでこの話は壊れ路線でいきます。
この面子なのでバイオレンスはありますが基本は壊れです、壊れったら壊れです。
話しのタイプが変わりますが壊れです。
それに作者は基本的には壊れ作家なのですから。
ついでにアンケート結果は
メイド編が二票
戯言シリーズが一票
べヒーモスが一票
藤乃が二票
この結果になりましたので作者票投入でメイド編となりましたこの次は作者の独断と偏見で戯言シリーズかなーと考えています、人類最強の請負人が大活躍で。
ではレス返しです。
>D,様
確かに遅いか早いかの違いなんですが、そのきっかけみたいなのは必要かなと感じて書いたのが前の話なんで。
後、滅ぶでしょうね葵学園。
>九尾様
どうしようもない領域に踏み込んだ人間、それが和樹達ですから。
作者としてはメイドは余り嫌いではないんですが、今回リーラが少し苛められていますね、この先どうなることやら。
>ファルケ様
確かに藤乃は才能はあるでしょうが、うまく運べば和樹側に入りそうな人材ですからね。
家の騒動で痛覚を奪われたんですし。
>タクト様
明るいの生きましょう、次回から多分完璧に壊れます、完全に壊れます、さて出も誰が壊れるでしょうか。
>巴葵様
狂気系は書くのが難しいのでちょっと本来の壊れ路線に休憩です。
凛の変わり方はこれでいいかなと疑問でしたが、そういわれると幸いです。
>皇 翠輝
こちらへの投稿は考えていません、華の残照が回復次第という事で。
自業自得とはいえ同時に七つの連載は不可能です、いや本当に作者が悪いんですけどね。
楽しみにされていたなら申し訳ありません。
>IZEA様
確かに、あの請負人がどう動くのかアンケート結果出てからネタ考えたので全然考えてなかったんですけど、彼女は使いようがありまくりですしね。