▽レス始▼レス末
「横島育成計画16(GS)」ひかる (2004.11.12 21:41)



「ぎゃ〜〜」



相も変わらず、忠夫の悲鳴。

品なし。
色気なし。

両足に引き裂かれたような傷をつけ、
逃げ回る忠夫。

いつもの演習所のことである。







この日は、めずらしくひとりでやってきていた。
もしかすると、最後になるかも知れない。
東京への引っ越しの直前のことである。



慣れ親しんだこの場所に、お別れを言うつもりで訪れたのだが、

ぶらぶらと歩いていると、
ふと足下に流れる力に気づいた。

地下にある霊力の流れ道。
霊脈。あるいは地脈という、それであろう。

自分たちが日頃、修行していたせいで、活発化したのかも知れない。

「これが最後かな〜、今まで、おおきに」

そういって、霊脈の上をなでるようにして、
少し霊力を注ぎ込んだとき。



「グルル」
「ガルル」



異変は起こった。




今まで何度か説明してきたが、
ここは古い神社の敷地である。

神社などは、よく地脈の上に建てられるから、
さしておかしくもあるまい。

ただ、その地脈の向かう先に、石でできた存在がいた。
それが、忠夫がつぶやきをもらした途端、
あるいは霊力を注ぎ込んだ途端、


「グルル」
「ガルル」


目覚めた。
っつうか、目が合った。



狛犬だ。



「よ、よお」

できる限り、フレンドリーに努めた忠夫に、
二頭は牙と爪をもって答えた。

わかりやすくいえば、襲いかかったのである。









「くそ、くそ・・・なんやっちゅうねん。
 別に悪いことした覚えは・・・・・・多分ないぞ?」



逃げながらも、タマモにより英才教育を受けてきた忠夫は考える。

あれは獣だが、体は石でできている。
犬妖なら金気だが、体が石ならば、つまりは土気、土行だ。
土気に剋するのは、木気だ。
木は土を割り、養分を吸う。
あるいは雷も、木気に含まれる。

が、

「属性がわかっても、そんな攻撃法持ってないじゃん!」



言ってる間にも、後ろから追ってくる。
気を抜けば、お尻に食いつかれるに違いない。



「くそっ」

腕の中に、霊力で小型の、三十センチくらいの傘をつくり、

閉じたまま撃ち出す。

鋭いそれは突き刺さると同時に、
開くことで敵を爆ぜる、いわば貫通炸裂弾なのだが、


カツン カツン カツン


いくら、あたっても、たいした傷もつかない。刺さらない。
さすが石。固い。


そのうち、見切られ、避けられたり、
噛み砕かれたりしだす。




ちきしょー。
なんか、敵意とか殺気を感じないのも、気になるんだよな〜。

そんなやつらを攻撃するのは気が引けるが
それでも、危ないことには変わりないし・・・

仕方ないのか?

一瞬で、右腕を内部からコーティング。
霊力の逃げ道を塞ぎ、最硬度の砲弾をつくる。

そして振り向きざま、

 ズダンッ

霊波レールガン(仮)を撃つ。




が、腕の動きから予測したのか、避ける二頭。
それでも避けきれず、一頭に掠る。

 ガリッ

抉れる。

悪魔に向けて撃ったときは、
当たった部分だけでなく、衝撃で大きく穴があいたが、
悪魔よりも固いためか、触れたところが抉れただけだ。


躯はたくましく、
足は駿く、
爪は鋭く、
顎は強靱で、
牙は大きい。

それに、戦闘センスも優れている。

さすが犬。

遊天で逃げても、鼻は利きそうだし、スタミナもありそう。




「どうすれば、ええっちゅうねん」




だが、悪いことは重なるもの。

普段、ここに来るはずのない者が来ていた。



「横っちー、遊びに来たでー」

「夏子ぉ!?」



巻き込んでしまえば、大怪我だ。

やってきて、大きな犬の姿に目を見張る夏子を、
駆けざまに抱きかかえ、
遊天で、木の上に逃げる。



ふう、と一息ついて見下ろせば、

一頭は、がりがりと木の根元をひっかき、
一頭は、ごりごりと、頭をこすりつけている。

切り倒すか、押し倒すつもりだろうか。




「はあ・・・。夏子、なんでここに来たんや?」

「だって横っち、一緒に遊べるのん、もう今日だけやろ?」

腕の中で、うるうると見上げられれば、
どぎまぎするしか術のない忠夫。

オレが悪いんやろか?

そんな気がしてくる。



夏子と離ればなれになるのは、こちらだって、辛いのだ。親友だし。

「別に、今生の別れやないで?」

「わかってるで? でも、しばらく会えんのやし、
 ちょっとでも、一緒に居りたいやんか」

「う・・・」



むむむ。なんか負けそう。
ってか、勝ち負けがあるのか?



ガリガリ

 ゴリゴリ



でも、そんなことをしている場合ではない。

「話は後やな」

「一体、何が起きとんの?」

「わからん」

こっちを恨めしげに、見上げてくる狛犬。

というか、恨めしげかどうかもわからない。
元々の顔や目つきが怖いから、
ずっと、睨まれてる感じだ。

「でも、じゃれついてきとるようにも見えるな」

夏子の言うとおりだが、

「でも、痛いんやで?」

「狛犬は、神社の守護獣なんやし、敷地から出られんのとちゃう?」

「そうかもしれんし、そうでないかもしれん」

先入観はよくない。



とりあえず、遊天で逃げられるところまで逃げてみるか。
そして、追いつかれるまでに、対策を考えるなり、準備するなり。

最悪、悪食を呼べば、なんとかなるかも・・・



「よし! 逃げよ」

夏子を再び抱き上げる。

俗に言うお姫様抱っこに、薄く頬を染めるが、
鈍感大魔王忠夫は微塵も気づかない。



 ドッ



幹を蹴り、木から木へ渡り、石段まで上を駆ける。

すかさず追う狛犬一号・二号。




だが、はっきり言って、遊天閃地は速い。
めちゃくちゃ速い。

影も目に映らないような速度で駆ける。

が、

「げ」

石段の手前で止まる。



登るならまだしも、石段を人ひとり抱えて、
あのスピードで駆け下りるのは、ちょっと勘弁。


そう躊躇したのが悪かった。


そのわずかな間に、狛犬が追いつく。


突き飛ばされて転げ落ちるか、
噛まれ裂かれて、バラバラか、
いやな未来が、忠夫の頭をよぎり、

一号が脚に向けて、
二号がお尻に向けて、喰らいつこうとしたその瞬間、






「お座り!」



 ぺたん
  ぺたん



夏子の声が響く。



対ワンちゃん・最終兵器・天下無敵・古今東西・全国共通のおまじない。

二頭の獰猛そうに見える狛犬たちは、
きょとんとした目で座り込んだ。

脊髄反射の域である。



結局・・・なんだったんだ?




忠夫の腕から降りた夏子が二頭を撫でる。


「グルル」
「ガルル」


多分、嬉しそう。

かわいいじゃないか。

忠夫も安心して、及び腰ながら一歩踏みだし、
手を伸ばした。


 ガブ
  バクリ


「ぎゃ〜〜」



一号が手を噛み、二号が脚をくわえた。












「よくよく人外に好かれる奴ね」

売り家予定の横島家。

庭で仲良く、夏子と忠夫、二頭の狛犬がじゃれている。

要するに、あの犬たちも行って欲しくなかったのだろう、忠夫に。
引き止めようとして、くわえ、引っ掻くことになったようだ。
それがわかるまでには、
忠夫はすっかりぼろぼろだったが。

多分、東京に連れて行くことになりそうだ。
番犬に最適。一家に二頭どうぞ?





「珍しいわね」

二階から、二人と二匹を眺めていたタマモに、
百合子が声を掛けた。

「いつもなら、夏子ちゃんがいると、混ざりに行くのに。
 というか、邪魔しに行くのに」

ばれていたようだ。

「やっぱり、引っ越し前だから?」

「別に、それだけじゃないけどね」

頬杖ついて二人を眺める。



「別にずっと独占したいわけじゃないわ。
 それこそ、忠夫が望むなら、ハーレムをつくるのに協力しても良いもの」

とはいうものの、目の前でなにかあればおもいきり邪魔はするし、
知れば嫉妬をするだろう。それはもう苛烈に。
説得力のない言葉だ。

「へえ。それは悦びそうね」

「そうかしら?」

「?」

「案外、ひとりと添い遂げそうだけど・・・」

「そう? そうかもね。よくわからないわ」

そう肩をすくめて、百合子はまた荷造りに戻っていった。





わたしだって、よくわかんないわ。

でも少なくとも横島は、
すでに過去となった未来の横島は、
ひとりの女性と添い遂げた。




「横っち、ひさしぶりやね」

そう言って、現れた女性と。



「ふ〜ん、銀ちゃんから恋人亡くしたって聞いたから、心配しとったけど、
 しゃんとしてるやんか」

「おう」

そう言いだした夏子さんに、
美神事務所の面々は、ぎょっとしたけれど、
当の忠夫は平気そうだった。
むしろ、歓迎していたかも知れない、その話題を。



「腑抜けた顔しとったら、しばいたろと思っとったんやけど、
 これなら、大丈夫そうやな」

「・・・・・・。なんでいきなり、しばくとか、物騒な話になる?」

「ん? だって、恋人にもろた命やろ?
 しゃきっと、生きなあかんやろーが」

そう笑って言いきる夏子さん、そのとおりやな、と頷く横島に、
美神もおキヌちゃんも、すでに事情を知っていたわたしやシロも、
複雑な顔をしたことを覚えている。

それぞれが、どういう気持ちでそんな顔をしたのかは、
まったく知らないし、知りたくもない。



「ところで、新しい恋人は居らへんの? 美人に囲まれた生活しとって」

「ん・・・まだな」

「甲斐性なし」

「ぐっ」

その日は、東京に引っ越してきた報告だったらしいのだが、

その後は凄まじかった。

のちに一ヶ月戦争と呼ばれる出来事だ。



「うちが恋人になったろか?」
「うちを恋人にする気はあらへん?」
「うちを隣に立たしてくれん?」
「横っちの恋人になりたいな〜」

押して押して、押し倒すような勢いで、っていうか押し倒して、
周りのライバルたちを圧倒。
恋の戦争に玉音放送。
一気に華燭の典。

わたしの初恋は終わった。



本当に、正しく鳶に横からあぶらあげを盗られたようなもの。



実はわたし、良いところまで行っていたのだ。



周りには、横島に興味がないと認識されていた。
だからそれを有効利用して、
あくまで友達のつきあいからだった。

友達として一緒に遊びに行ったり、食べに行ったり。

そのうち、わたしが少女からレディに成長するにつれ、
横島もそれなりに扱ってくれるようになり、
実際、良い関係になりつつあった。

そのまま行けば、完全にわたしの勝ち、
だったはずなのだ。多分。



でも、横島を奪っていった夏子さんを恨めれば、
あるいは憎めればよかったのだが、
夏子さんは魅力的な女性だった。


女らしくて美しく、
少女のように愛らしく、
妹のように甘え上手で、
姉のように頼りになり、
母親のように慈愛に満ちていた。

横島が惚れるのも無理はない。
そう思ってしまった。

・・・思ってしまった。

横島ばかりか、わたしまでが落とされたようなものだ。



そして、皆がそれぞれの道を歩き出す中、
最後の最後まで、横島夫妻のお邪魔虫をしていた。
何度か、旅に出たり、仕事に就いてみたり、
ひとり暮らしをしたこともあるが、
なんだか、二人のいるところが帰る場所になってしまい、
栄光の里の住人にまでなってしまった。

横島夫人が夏子さんでさえなければ早々に立ち去っていただろうに。

情けない。

でも、そんな生活が好きでもあった。
夏子さんと親友になれて、本当に良かったと思っている。

まあ、当然、未練だってあったのだが・・・

でも、良い夫婦だった。
とても、とても、とても。








結婚して一年、夏子さんは重い病気になった。

命の神秘に、命の不可侵性に、
さすがの文珠マスターも、容易に手を出すことはできず、
ただ祈るだけ。
いくら『完』『治』としてみても、そのイメージが、難しかった。
原因も、特定できなかったから。
そもそも、治るということは病気になった事実がなくなるわけでなく、
いきなり治せば、どんな後遺症が残るかもわからないのだ。

三日三晩、峠を行ったり来たりで、
奇跡的に一命を取り留めた夏子さんは、
かわりに子を産む能力を失っていた。

だが横島は、
「お前が生きてくれて、本当に良かった」
ただ抱きしめ、涙を流すばかりで、
純粋に、夏子さんの回復を喜んでいた。

夏子さんは、だが随分と悩み、心病んでいたが、
遊びに来たヒャクメが、
本当に横島は子ができないことを気にしていない。
純粋に、貴女が生きていることを喜んでいると、
横島の心中を教え、
夏子さんは静かに泣いた。泣き明かした。

明けて翌日からは、
いっそう仲睦まじくなっていた。
どちくしょう。




ルシオラが、結局転生したのかしなかったのかわたしは知らない。




齢百を過ぎ、静かに息を引き取った夏子さんの後を追うように、
横島が死ぬ本当に直前、
彼は、ベスパに自分の霊基中枢を渡した。

オレは幸せだった。
夏子のおかげで、
仲間たちのおかげで、
そしてタマモのおかげで本当に幸せな一生だった。

この一生で充分だ。
だから、自分は転生できなくても良い。
今度は、ルシオラを幸せにしてやってくれ。

遺言だった。




ベスパがあの後、産んだのなら、
ルシオラの霊基中枢を元に、横島の魂の一部となったその転生なら、
正しく横島とルシオラの子供だろう。

同時に、長い間、あの温かな夏子さんの魂の波動を浴びていたのだから、
夏子さんの子でもあるだろう。

とても、魅力的な子に違いない。



遺された者たちは、
まだ生きていた仲間たちは、生まれるのを心待ちにしていた。

だが、わたしは殺生石に逃げ込んだ。

もし会えば、その子供を、きっとわたしも可愛がれたろう。

でも、その子供と会うことで、
わたしの中のなにかが終わってしまうような、
そんな気がした。
なにかに、区切りがついてしまう、そんな気がした。
なにかの喪失を怖れ、わたしは逃げたのかもしれない。





きゃらきゃらと、庭で騒ぐ二人を眺めやる。

逃げてしまった未来の、夫婦であった二人。

この先どうなるのかわからない。



わたしも、どうなるのかわからない。

今度はわたしが忠夫を勝ち取るのか、
あるいは姉として、忠夫と誰かの幸せを祝うのか、
今度こそハーレムでもつくるのか、
そして、いずれまた、彼を看取ることになるのか、
まだ、わからない。

当然だ。
それはまだ来ぬ未来だもの。
わたしは今を生きているのだもの。

少なくともわたしは、今幸せだ。
それでいいじゃないか。

忠夫と会って、きっとわたしは救われた。
だから今度は、わたしが守ろう。
そして育てよう。

共に生きよう。



わたしはこれからが、楽しみでたまらない。




太陽を見つめ、流れそうな涙をとどめながら、
わたしはこの奇跡に感謝する。



明日からは、東京だ。






横島育成計画 序章 少年編



<完>







△記事頭
  1. すぐに続きがあったのでびっくりしました。
    そうか、前は夏子と結婚したんですね。
    これはびっくりしました。美神さんかおキヌちゃんだとばかり、思っていたので。
    タマモの心情は何ていうか、一言で言い表せません。
    それは未練だったのか、どうかも何とも……。
    でもこの世界だと、誰よりもリードしているのでそのままくっつきそうな気はしますけど、横島が強くなる理由がタマモを護るためですから。
    タマモは今度は素直にぶつかってもいいと思います。
    そうしないとまたグルグルと繰り返してしまいそうですから。
    ろろた(2004.11.12 21:54)】
  2. 横島は相変わらず人外にモテますね。
    ルシオラが死んだ後の世界では夏子と結婚したんですね。
    次は高校生活ですか?
    煩悩がない分女性にモテてタマモが嫉妬しますね。
    紫苑(2004.11.12 22:01)】
  3. 最初の時に言っておられましたが、やはり以前は夏子とくっ付いたって設定にしたんですね。
    タマモが邪魔をしまくってるのかな〜、とか思ってましたが、きちんと今回も夏子おとされちゃってるようで、今回も押し掛けてくるんでしょうか?
    まあ、タマモにはやはり横島にもっと積極的に押してって欲しいですね。他の女性達との争いが見たいです。
    しかし、なんか横島家に最強の番犬達が出来ましたね。
    彼らも眷属として従わせられたら、因幡だけでも最凶なのに、途轍もないものがありますね。
    現時点で冥子容易く超えてそう。
    レイトニングサン(2004.11.12 22:10)】
  4. 何か以外に真当なCPですね。
    あのメンバーを押し退けて一気に結婚かぁ……初恋を貫いたってことですよねぇ。
    まあ、前回はそうでも今回はタマモが幸せになればハーレムだろうがルシオラルートだろうが別にいいんですけどね(笑
    皇 翠輝(2004.11.12 22:12)】
  5. どうせだから、こっちの方にレスつけよう。

    出番がゼロゆえの最強キャラ、夏子登場だぁw

    >のちに一ヶ月戦争と呼ばれる出来事だ。
    いやいや、これが終わったあとも冷戦状態になっていたに違いない。

    少年編が終わり高校生編ですが、美神さんとこの事務所で働くのか、それとも、タマモが自分で事務所を開くのかのどっちかでしょうね。

    なんか横島の眷属っぽいのが増えてきてますね。
    戦略としては全員でぼこ殴り?
    水カラス(2004.11.12 22:17)】
  6. なんと夏子と結婚してたんですね。俺も令子かおキヌちゃんかと思ってましたもん。次は、高校っすよね?でも高校生になったら両親ナルニアに行ってしまうんすよね確か・・・。つーことは、タマモとの2人暮らし!?うらやましい〜〜。
    義王(2004.11.12 22:24)】
  7. 狛犬達を因幡に食わせて欲しいです。
    両者パワーアップにより更に忠夫の戦闘力がアップするんですから。
    ハーレムでも何でもいいので、タマモには本当に忠夫と幸せになって欲しいです。
    この、タマモに育成され着実にモテルスキル備えまくりの忠夫の高校生活やGS達との関わりが楽しみです。
    モテまくりで、戦闘でも活躍しまくりそうですね〜。
    悪魔君(2004.11.12 22:30)】
  8. 相変わらず更新早いですね〜感心します
    なんかすっかり序章が終わりました。この面白さでプロローグということは第一章はどれほど盛り上がるのか、今から楽しみです。
    前世(?)は夏子と結ばれた忠夫は今回はどのような選択を選ぶのだろうか…
    最後に、成長した因幡がどうなっているのか気になる〜(笑)
    煌龍(2004.11.12 22:30)】
  9. そうか、前は夏子と結ばれたんですか。結婚までの攻勢が横島中心に起きてとんでもない騒動が毎日起きてたんでしょうな…あのメンバーだし。
    番犬か…つくづく普通じゃない強力ですな。ペットでさえも普通ではなくなったし、普通の人生を送れるようにはできていないようですな
    Wandering monster(2004.11.12 22:43)】
  10. 一年もあったら因幡が一体どれだけとんでもなくなっちゃうか想像が付きません。
    全ての技がきちんとパワーアップしてそうですね。
    それでもまだ使いこなすのが難しそうな、発展性がありすぎる技が沢山ですけど。
    悪食もそれなりに扱いこなせるようになってそうかな。
    原作の舞台でこの非常識の塊になってしまった忠夫がどのような活躍をするか楽しみです。
    原作キャラ達の色々驚く姿もたのしみですね。
    この忠夫くんは本当に自覚無しに女性達おとしまくりそう。
    ?(2004.11.12 22:52)】
  11. いつ見ても、『アシュ編のその後』として語られる横島が誰かと結ばれた話は感慨深いです。なかったことになど決してならず、その上で結ばれた二人は尊いですね。栄光の里の毎日はどれほど暖かいものあったことでしょう。ルシオラが娘にならないまま終わったというのもよかった気がします。千年くらい待てそうですしね、魔族の娘さんは。
    今の毎日も消えてなくなったりするものでないことを祈ります。ここはここですでにできあがってる世界にしてほしい。前の世界もそれはそれでその後も続いててほしいです。二つに増えたってかまやしませんよ。あっちに負けないくらいの最高の世界にしたいです。
    九尾(2004.11.12 23:30)】
  12. 「横島君は<ハーレム>か<唯一人>のどちらをとるのか?」となると案外、このお話の『以前の未来』のように、
    <唯一人>をとるような気がするんですよね、普通にいけば。
    あくまで、普通にいけば。
    どちらになるかは、『周りの女性陣の出方次第』だろうと思います。
    いえ、勝手な、非ッ常〜〜に個人的かつ偏見的な考えなんですけど。

    それはともかく。
    二匹の狛犬はシーサーのような、家の守護神になっちゃいそうですね。

    さあ物語も一段落ついて横島君もお引っ越し。そこではどんな出会いが待っているのか?
    期待しつつ、自堕落な生活をしながら待ってますw
    トレロカモミロ(2004.11.13 00:24)】
  13. この話の忠夫は、女性関係についてはどこまでも受身な気がします。
    煩悩魔人とは言え積極性があった以前の忠夫が一人と添い遂げたと言うなら。あるいはこの弟属性全開の忠夫は女性陣に押されるままハーレムに成ったりして。
    えー、ともかく、なにやら眷属になりそうな存在が増えまくりですが、全員を思うがままに暴れさせたら、冥子の暴走ですら話に成らないぐらいとんでも無さそうですね。
    忠夫、今のままでさえある意味最強かも。
    因幡にビッグイーター、バクバクって喰われて目を丸くしてるメドーサとか見てみたいです。
    アスタロト(2004.11.13 00:34)】
  14. 舞台は原作に移りますか。
    あらゆる意味で色々と異質な能力手に入れてるこの忠夫君。
    あのGSの話でどれだけ大暴れしてくれるか楽しみです。
    忠夫君をめぐっての女性達の争いも楽しみですね。
    シード(2004.11.13 01:11)】
  15. 年少編完結おめでとう御座います!!
    しかし狛犬を手懐けるとは・・・・本家犬娘のシロとの関係が気になりますねぇ・・・・

    最後に!あの後の勝利者はGSメンバーではなく夏子だったとは!!!!
    D,(2004.11.13 01:32)】
  16. 少年編完結おめでとうございます!

    狛犬にも名前が必要ですね。
    眷属が「因幡」ですから、その繋がりで「イズモ」「ヤガミ」はいかがでしょうか? 
    菅根(2004.11.13 02:24)】
  17. 少年編完結お疲れ様でした〜

    そして部隊は原作の時間へ…
    しかし、多種多様な能力に加え、お供の因幡に悪食に狛犬x2に…そして何よりタマモ姉がついていてと、横島君の実力は既に原作の時と比べてもあんまり遜色ない位になってますな〜
    オマケに性格も”前”より煩悩が低くなってそーだし…コレからが楽しみです。

    最後のタマモ姉の回想…しんみりとしてしまいました。


    狛犬…最後の最後でまたも新しいキャラ(?)が出てきましたねぇ…
    偽バルタン(2004.11.13 03:44)】
  18. そうか・・。タマモ姉の回想、タマモのその頃の心情、その時にあった事・・。ああ、そうか、と。切なかったり、色々と・・感じました。そういう事があって、そして今、この奇跡に感謝しているタマモ。どうなるかは解らないけれど、幸せになってくれますよね、皆。
    それにしても夏子か・・ある意味納得ですね。強くて優しい女性だというのは、現れた時の言葉で解りますし。器も深く、大きそうです。
    ところで狛犬、『お座り』で座り込む様、可愛かったです。忠夫君も相変わらず人外に好かれる様で。
    柳野雫(2004.11.13 05:58)】
  19. 今回はしんみりした話になりましたねー。ギャグやバトルのセンスも良かったですが、こういったホロリとくる話もこなせるひかるさんに脱帽です。
    >狛犬
    また増えたなー<汗>。コイツらにも忠夫のカードを食わせたら、パワーUPしそうですね(『堅』なんか特にいいかも、鬼にはやっぱり『力』かな)。
    あと、忠夫に必要なのは『飛行・射撃ユニット』ですね(本人もあまり得意ではありませんし)。となると、次は鳥?
    次回から原作時間に移行するとのことですが、忠夫の学力はどの位なのでしょうか? 修行ばっかやって、原作と大差なさそうですが。
    ファルケ(2004.11.13 06:21)】
  20. 15の分もコチラにレスします。

    序章 少年編<完> おめでとうございます。
    14の時のごくちゃんは眷属(使い魔)繋がりです。
    ちなみにコバルト文庫よりごくちゃん(違)を、角川ビーンズ文庫より少年陰陽師をオススメしておきますです ハイ。

    ふと色々思いましたが、忠夫が気絶とかしたら、因幡暴走(プッツン?)を起しそうだなー とか…
    悪食が黒龍を封じて創られたように見えたー とか…
    因幡銀行の特性は、まだ有りそうだなー とか…
    狛犬は阿吽の対なので、名前を付けるとしたら対なのかなー とか…
    因幡はまだウサギなのかなー とか…
    色々思いましたー

    最後に14の時のごくちゃんの正体、分かりました?
    .........?(2004.11.13 11:37)】
  21. 悪食と黒龍の関係が気になります。竜神族の罪人とかならヒャクメが知ってたっぽいの納得いくような気もしますし。
    霊波レールガン(仮)は早く連射とか出来る様に成って欲しいです。
    タマモの想いはなんと言うか複雑ですね。
    しかし、やはり忠夫の眷属で最凶なのは因幡ですよね。悪食も食ってましたし、悪食の力も吸収して成長してるってことですし。
    はやくもっとそのとんでもなさを発揮してほしいです。
    デルムリン(2004.11.13 12:38)】
  22. 遊天閃地の遊天の方、超高度に達してから、落下して、更に落下速度も遊天で加速させて突撃したら、それだけで超絶威力の攻撃方法にならないでしょうか?
    この忠夫君、部活の勧誘とかも殺到しそうですし、勉強もそれなりにできそうですし、タマモ姉に色々教育されてるから本当に女性にモテそうです。
    a(2004.11.13 15:09)】
  23. タマモの回想部分、良かったです。序章の締めとしてもいいお話だったと思います。やはりアクションだけでなく物語もある回は一際いいですね。
    kurage(2004.11.13 16:42)】
  24. 少年編、終了お疲れ様でした〜〜^▽^

    で、言おうか言うまいか悩みましたけど・・・・・・・・・お聞きします!!

    このお話って、やっぱりパラレルワールドなんスか?!

    だって、横っちが15なのに大阪にいるんだもん・・・・・・原作は中一の時には既に東京にいたり・・・・・・
    タマモが逆行(?)したからでしょーか?
    K−2(2004.11.13 17:20)】
  25. 少年ではなくなる・・・

    タマモ姉と二人きり・・・

    東京には美神たち・・・


    もしや18禁ディスカー!?(期待の眼差し)
    鳥酢狩(2004.11.13 21:30)】
  26. 〔レス返し〕
    なぜ、いきなり本編に入らずに、少年編から始めたのか。
    そこにはいくつか理由がありました。

    ひとつは忠夫の成長をじっくりゆっくり書きたかったから。
    本編に入って、いきなり能力を使って、
    これはこんな能力ですよ〜と説明する手もあるのですが、
    その能力を得る過程を書きたかった。
    これは前にも、あとがきかレスかで書いたと思います。

    もうひとつがタマモのことです。
    タマモは自分の心を御しきれず、前の世界から逃げてしまったわけですが、
    それをずっと、後ろめたく思い、気にしています。
    でも、この幼い頃の忠夫に会うことで、救済される。
    そして再び前を向いて生きるようになる。
    その時間をあげたかった、書いておきたかった。

    まあ、そこまで深く心情を書けたわけではないですが、
    でも、おバカな忠夫と生活していく、一緒に笑う、それさえ書けたら、
    まあ、満足だったわけです。

    表向き忠夫の成長編序章であり、タマモの救済編でもあったわけです。
    忠夫を育てる一方、忠夫に救ってもらっていたんです。

    長々とお付き合い頂きありがとうございました。
    そして、これからもよろしくです。


    ところで、横島夫人の設定はいかがだったのでしょうね。
    わりと、好意的に受け止めて頂いてるように見受けられます。
    脅威の後出し勝ちだったわけですが、それまで部外者だった者の強みです。
    その後、横島夫妻が亡くなるまで、どんな生き方をしたのか、とか、
    仲間たちとの触れあいとか、いろいろ想像するのも楽しいものです。

    恋の一ヶ月戦争。
    それまで牽制し合っていた女性たちが、
    超攻撃型の夏子の登場によって、一気に我も我もと積極的になったんですね(笑)
    そして、激しくぶつかり合いさえすれば、
    後悔しないだけの想いをぶつければ、
    誰かがゴールインすれば、わりと静かに負けを認めたのではないかと、
    そう思ったりしています。


    夏子のこと、ルシオラのこと、
    これ以上、ここで私が語るのはやめておきます。
    皆さんがそれぞれなにか感じてくれたのなら、とても嬉しい。

    そして、タマモがどうなるのか。
    これに関しては未定です。
    もしかすると、忠夫とくっつくかもしれないし、
    姉としての感情が肥大化し、男として見られなくなるという可能性もありです。
    どう書こうか、どういう流れにしようか、わたしも楽しみ。


    >ろろたさんへ
    まあ、この話後半のプロットは、連載を始めたときには、
    すでに頭の中にありましたから。
    美神やおキヌを夫人にするのも考えましたが、
    お互いが牽制しあうと同時に、譲り合いそうで、難しそうでしたし。
    奥さんじゃなくても、至高の仲間として認識していますから、
    その存在を、今度は、女として意識するのもまたちょっと難しいかな、と。
    わたしも、タマモの心情を書き表すことも出来ません。
    できるのは、せいぜい、あったことをタマモに語らせるだけです。
    タマモをどうするのか、わたしも楽しみです。

    >紫苑さんへ
    もてるというか気に入られるというか、すごい奴です。
    そして高校生活、もてるというか、可愛がられるというか。

    >レイトニングサンさんへ
    他にしっくりくるキャラを見つけられなくて・・・。
    おキヌと美神は互いに牽制し合うと同時に、譲り合いそうだし。
    さて、今回はどうなるのでしょうね?
    積極的にいきたいですが、タイミングが難しかったり。
    まあ、狛犬たちは番犬ですから、お留守番です。
    冥子は・・・私が書く冥子は強くなりますよ?

    >皇 翠輝さんへ
    初恋は一度終わり、新たな恋と言うべきでしょう。
    タマモ幸せにしたいですね。

    >水カラスさんへ
    そのとおり。出番がない故強い。そのうえ後出しジャンケン!
    その後はわりと落ち着いたと思いますよ? そんな気が私はします。
    仕事・事務所に関しては今後をお楽しみに。
    狛犬は留守番役、余り出てこないかもです。

    >義王さんへ
    あの二人を夫人にするのは、どうにも、しっくりこなくて。
    高級マンションで二人暮らしで〜す。

    >悪魔君さんへ
    なるほど、そういう考え方もありますが、
    銀行の利息と同じで、増えるまで時間がかかり過ぎかも(笑)
    もてまくり、まあ。確かに、ある意味でそうなります。
    活躍は・・・もちろんしますが、ドジも多いかも。

    >煌龍さんへ
    わ〜、本章でがっかりさせないように、頑張らないとダメですね。
    いろいろ楽しみにして頂いているようでありがたいです、が、
    わたしもまた、楽しみにしているのです。

    >Wandering monsterさんへ
    起こったでしょうね、いろいろと。
    普通・・・忠夫には縁のない言葉かも。

    >?さんへ
    因幡も忠夫も成長が始まったところですから。
    どうなるでしょうね?
    原作の舞台で皆さんを驚かせるような活躍が出来ると良いのですが。
    無自覚に落とす、というのはあるかも。

    >九尾さんへ
    私なりの結末も気に入って頂けたようでよかったです。
    悲しい話も嫌いではありませんが、
    みんなに幸せになって欲しいですね。

    >トレロカモミロさんへ
    そうですね、女性たちに左右されそうな予感はかなりします。
    推測どおり、狛犬はお家の番犬です。
    お楽しみに。

    >アスタロトさんへ
    ああ、そうかも。受け身っぽいですね。
    あるいは、女性たちから逃げ回る忠夫も見られるかも。
    冥子は・・・うちの冥子は強いです。
    ビッグ・イーター。その名は因幡にこそふさわしかったりして。

    >シードさんへ
    原作に移る前に、少し幕間をはさみます。
    忠夫の活躍も女性たちの争いも、はじめはゆっくり、
    そして段々と、加速するでしょう。

    >D,さんへ
    ありがとうです。こちらこそお付き合い頂き、どうもです。
    シロは・・・登場はずいぶん後ですが、少し面白い設定を考えてます。

    >菅根さんへ
    なるほど、因幡との関連での名称ですか。
    実は左右で対に名にするつもりです。

    >偽バルタンさんへ
    ありがとうです。これからも楽しみにしていてください。
    忠夫自身にはまだまだ欠点もありますが、
    その周囲はゴージャスですね。
    しんみり・・・お気に召しませんでしたか?
    はじめに持ってくるか最後に持ってくるか、迷った話なんですが。
    後にしてよかったと私は思ったりしてます。

    >柳野雫さんへ
    幸せにしたいです。夏子、なんとなく、自分で気に入ってしまいました(笑)
    「お座り」に関しては、まあ、お約束といえばお約束ですが、
    きょとんと、自分たちでも意識せずに座り込むところを書きたかったんです。

    >ファルケさんへ
    お褒め頂き恐縮です。お気に召したようで幸いです。
    狛犬は・・・なに食べるんでしょうね?(笑)
    飛行も射撃もいずれなんとかしたい。
    他のキャラで補うのは、やっぱ、ずるいかな〜。
    タマモ姉は、なかなかスパルタで、勉強もさせています。

    >………?さんへ
    ありがとうです。
    時間があれば、見てみます。
    プッツンする前に、丸呑みしてヒーリングしそうです。
    いろいろ思われたようで・・・鋭いですね、とだけお答えしておきます。
    なんか、絵は、ネズミと猫を合わしたような絵でしたが、
    正体ですか? わかりません。

    >デルムリンさんへ
    なかなか、するどいですね〜。
    悪食に関しても、段々と明らかになるでしょう。
    レールガンは、本来速射する必要のない技なので、
    連射するよりも虚を突くような、タイミングの計り方を学ぶべき。
    本章が始まれば、因幡は、がつがつ、活躍します。

    >aさんへ
    忠夫へのダメージも大きいのでは?
    ああ、傘を半開きの状態で突っ込んでいけば、ましかな〜。
    当分は、もてるというより、可愛がられるでしょう。

    >kurageさんへ
    お褒め頂きありがとうです、光栄です。

    >K−2さんへ
    引っ越しの時期が違う点は、連載開始直後に、謝罪しましたが、
    完全に私の落ち度というか、情報不足、勘違いでした。
    その点に関して、意図するところがあったわけではありません。
    ただ、並行世界かどうか、という点は、イエスでしょう。
    タマモがいる、という時点ですでに、前の世界とは違うし、
    未来がどうなるのかもわからないわけですから。
    逆行すると同時に枝分かれしていると思います。

    >鳥酢狩さんへ
    期待するなー! うちの忠夫は純情なんだー!!
    うう、なんで、良い感じでレス返し書いてきたのに、
    最後の最後でこう、うまく落とされてしまうのだろう・・・
    ひかる(2004.11.13 21:49)】
  27. ↑それもまた運命w
    続編、期待してまっする♪
    片やマン(2004.11.13 21:59)】
  28. またレスします。

    >いろいろ思われたようで・・・鋭いですね、とだけお答えしておきます。
    ありがとう、ありがとうー「鋭いですね」なんて産まれて初めてだよー!!!

    >なんか、絵は、ネズミと猫を合わしたような絵でしたが、正体ですか? わかりません。
    わかりませんか・・・14のレスの書き方、出し方が分りずらかったですねー
    順番をつけてヒントを出すので、できれば分った番号教えて下さい。

    1.GS美神本編で、タマモが出た少し後に出ました。

    2.捕獲のため女装した人有り。

    3.麻薬より金になります。

    4.ひのめちゃんのひざで寝ました。

    5.角が一本生えてます。

    6.馬の一種(?)です。




    答えはユニコーンです(ワイド版19巻リポート5 マイ・フェア・レディー!!参照)、正体を知ったら謎が増えたと思いましたよ・・。

    因幡は始点(忠夫)が解るので謎キャラでわ、わかり易い(多少は)です。
    これからおもしろく大好きな〜日向(ひなた)の仔猫のように〜を読みに逝きますー
    最後に続編を期待して待ってます。
    .........?(2004.11.14 00:06)】

▲記事頭


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