知ってる方も知らない方もこんにちわ。binという駄文書きです。
何か気が付いたらガンダムSS書いてたのでひっそりと投稿してみます。
初めて書き込ませてもらうのに思う様ジャンルがズレテル気がするのですが、まぁドンマイ。
ということで以下本編です。
前略バニング大尉
風の冷たい季節になってきましたが、あの世はいかがでしょうか?
お化けにゃ病気も何にも無いという返事が聞こえそうな気がしなくもないですが、お久しぶりです。不肖の部下ことウラキです。
あれから色々あったんですが、大尉に残念な報告をせねばなりません。
不甲斐ない事に僕らはコロニー落しを、デラーズの計画を阻止することができませんでした。まぁそれだけなら別に……よかないですけどいいんです。死力を尽くして何とかコロニーの落下地点をずらす事ができましたし、どちらかと言うとポカやったのはバスクとか言うゴーグルかけた禿だって話ですから。
……でもね大尉。諦めがつかない事ってあると思うんですよ。例えるならそう。目の前で女が昔の男、それもライバル視してた敵の士官に走ったりとか、その後待っててくれたその男にゃ勝てないわ、挙句そいつもろともソーラシステム喰らうとかね。
あぁもう何なんですか!?僕そんなに悪いことしましたか!?自分で言うのもなんですけどアニメの主役はれるぐらい頑張ってたはずなんです!!それが何ですかこの結末!?しまいにゃ軍法会議にかけられて実刑判決ですか?もうねアホかと!誰の活躍でお前らこんなところで暢気に裁判ごっこが出来ると思ってるのかと!そりゃどっかの戦闘民族の王子みたいにクソッタレと叫びますともさ!!
……さておき、取りあえず言いたいことは色々あったんですが、自分自身色々と考えたいことがあったので裁判の間は大人しくしてました。つかやけになってたんでしょうねぇ……。何かもう人生がどうでも良くなってましたし。エリートコースを邁進してた軍学校時代の自分にはもう絶対戻れそうにないですしね。
そんなわけで、こうして獄中にて誰に出すでもない手紙を書いてやるせなさを紛らわせてたんですが、今日通知がありまして。刑期はまだたっぷりあるはずなのに自分釈放だそうです。何でもGPシリーズ自体無かったことになるそうで、僕の罪状もそれにともない消滅したとか。
あっはっはっは……はぁ。もう何も信じられそうにありません。人間不信になりそうですよ。
コウ・ウラキ著『我が逃走 第四章「思えば獄中生活は実に平穏であった」』より抜粋
機動戦士ガンダム0083 After Story
〜ウラキ君のニンジン日記〜
そんなわけでウラキです。今僕は北米はオークリーの大地に立っています。太陽が眩しいです。見渡す限り荒野です。コーヤコーヤみたいな風景が僕の目の前に広がってます。ウソです。目の前にあるのは小麦畑です。落下したコロニーのおかげで枯れ果ててますけど。
……アレですよ。考えるまでも無くここへの配属は嫌がらせ入ってます。わざわざコロニーの落ちた地に送って当てつけかよおい。確かにコロニー落下は阻止できなかったけどそれもこれも元はと言えばバスクの禿が(以下省略
……もう鬱です。見るもの聞くものどれもこれもみんな鬱要素。眼前に広がる荒れた大地もそうだし、ドミュンドミュンと耳障りな足音を立てながら歩いてる連邦カラーの白ゲルググもそうです。
つかゲルググにはいい思い出無いですよ僕。宇宙用に換装前のガンダムで出撃してタコられるは敬愛する上官を落とされるは……つかこれ全部あのきっつい姐さんじゃん。僕の前に現れる女性は尽く僕にトラウマ植え付けていってくれるよなぁ。ルセットサンは俺に3号機を託すために身を盾にして死んじゃうし……鬱だ。
こうも鬱だとこの際除隊申請して実家に帰ろうかとか、月にでも行ってジャンク屋になりおそらくケリィさんを失って傷心のラトーラさんをあの手この手で手篭めにしようとか、そういう事を考えちゃうわけですよ。あぁでもラトーラさんはいいかもしれない。何と言っても僕が知る限り数少ない真っ当な性格の女性だし。
とっととこんな世知辛い稼業から足を洗ってホントに月に行こうかなぁ。ラトーラさん結構美人だったし。ケリィさんのお古というのがちとアレだけど、それ言ったらニナだってガトーのお古だった……し……って、うっ鬱だぁぁ(泣
思い出したくも無いものを思い出してしまった。でもコウ・ウラキは男の子だから泣きません。いつか時がこの傷を洗い流してくれるはずだから(泣笑
はっ!?いかんいかん。ロンリー獄中生活を満喫してる間にどうもトリップ癖がついてしまったようです。
気を取り直し改めて基地へ向かおうとしたところ不意に先ほどのゲルググが目の前に居ることに気づきました。一瞬過去のトラウマが蘇って身構えそうになったものの、なんぼなんでも連邦基地のど真ん中で連邦カラーのゲルググに攻撃されるわけがないと思ったんですが、甘かったなぁ……。
何やらチョイチョイとしきりに基地の正門の方を指し示すゲルググに促され、視線をそちらに向けますとどこかで見たような女性が二人いたんですよ。大柄な方の女性はアルビオン時代整備長だったモーラであり、その事から目の前のゲルググに乗ってるのが悪友のキースだと分かったんですが、もう一人の女性を見て気が遠くなりました。
ニナだ。
そう認識した瞬間鼻からキラキラと輝く赤い液体を噴出しながらぶっ倒れました。後にキースが柴田●美のマンガみたいだったと言ってましたがそれはさておくとしてもうホント……勘弁して下さい…………………………ガクッ
to be continued?
そんな訳で改めまして、はじめましての方もそうでない方もおはようございます、こんにちわ、こんばんわ。夜華でたまに出現してたbinとかいう駄文書きです。
どうも春先から延々スランプ気味で、まともに一本話を書き終えたのが半年振りなわけですが、いきなりこんな話です。スイマセン。
こんな話を書いておいて説得力がありませんが、歴代ガンダムの中で0083が一番好きでした。ホントです。
こんな話を書いておいて説得力がありませんが、歴代主人公の中でコウが一番好きでした。某スパロボFでクリスとセットにしてコアブースター技を使い、あまつさえ量産型νガンダムの装備をインコムにするぐらいに。ホントです。
で、この話なんですが別にヘイト物じゃないです。多分ニナは今後出番ないし。それどころか続くかどうかも分かりません。所詮電波の産物なので。
ただ公式でコウがZ時代カラバにいたという設定があるらしいのでその辺まで書けたらいいなぁとは思ってます。
では宇宙のどこかでまた会いませう。サラバ
追記 ところでこの話ッて壊れ指定しといた方がいいんでしょうか?