鬱陶しいでしょうが以下の注意文を読んで下さい。
基本的に『ご都合主義設定横タマ』であり作者は『ヘタレ』です。
また、横島は独立、転居、別人格化しており無駄に最強設定です。
おまけにタマモは更に性格変わってます、つーか半オリキャラ化?
以上を読んで「趣味じゃねぇ」と思った方は即時閲覧の中止を求めたり
ここは都内某マンション、とあるバカップルの愛の巣。
同じベッドの上で二人寄り添っているのは世間的な認知(と書いて二次創作)では主人公扱いである横島忠夫と金毛百面九尾の生まれ変わりである妖弧タマモ。
この二人が付き合うようになった経緯は一切省くが人間に裏切られ、追われ、嫌われたお互いが支え、求め合った結果である。
と、シリアス調はここまでにして。
よ〜するに、なんだか色々あって、なにがどうしてか、何時の間にやらカップルになっていた横島とタマモ。
世間の(横島に向けられる)冷たい視線(主に“炉”だとか“ペ”だとかの)にも負けず愛を深める日々。
そんな彼らの日常を覗いてみよう。
日常的な朝の出来事
「ん〜、んふゅ〜ん」
気持ちの良いまどろみの中、自分の髪の毛を弄られる感覚にタマモは意識が徐々に覚醒していく。
「お? 起きたか、タマモ。オハヨ」
「オハヨ、ってあんた好きね。私の髪弄るの」
言われて自覚したのか、不意にタマモの髪を弄っていた自分の右手を見る。(弄るのは止めないが)
「ん〜、無意識なんだよな。こうしてると落ち着くっちゅーか」
「ナニソレ? 私の髪って精神安定の効果でもあんの?」
少々呆れつつも嫌な素振りは一切見せず横島の好きな様にさせている。
「そうだな、まあ俺限定だけど」
そう言って笑顔を見せる横島にタマモは少し赤くなりながら(はぁ、何時まで経っても慣れないわね。この笑顔は)などと考えている。
「それは良いんだけど、そろそろ服ぐらい着させてよ」
「ん、もちょっとだけこのままで……な?」
「んもう、しょうが無いわねぇ。もう少しだけよ?」
本当に――しょうがないわね――といった感じのタマモの了承を得て横島は髪の毛弄りに没頭。
手櫛を通してみたり指でくるくると絡めてきたりと遊んでいる。
元の髪質なのか、それとも手入れが行き届いているのかはわからないが髪の毛同士が絡んだりせずサラサラと流れるように解けていく。
「……なあ」
「んにゅ?」
髪を弄られているのが気持ちよかったのか再びまどろみの中に落ちかけていたタマモは眠たそうに返事をする。
「何でこんなに触り心地が良いんだ? タマモの髪って」
「決まってるでしょ、ヨコシマがこうやって触るのが好きだから気合入れてお手入れしてるのよ」
「そっか、俺の為か」
「そうよ、感謝してる?」
「ああ、してるよ。それに感動もな」
「じゃあ、さ。ご褒美ちょ〜だい」
「何が良い?」
「わかってんでしょ? キスに決まってるじゃない♪」
「りょーかい」
そう言って横島は髪を弄ってた右手と腕枕をしてた左手でタマモの頭を抱えるとそっとタマモの唇に自分のそれを近づけていき、少々の間を置いて重なる。
最初は啄ばむ様なバードキスだったのが徐々に触れ合う感覚が長くなり大した時間も掛けずに離れなくなる。
「「ん、はぁ、んふぅ、んあ、ちゅっ、ちゅる」」
お互いがお互いを求めるように息がだんだんと荒くなるにつれ行為も濃厚になり恋人同士のソレになり、
10分ぐらい経ってからようやくどちらとも無く離れて息を整える。
「はぁ、はぁはぁ、んっ。ヨコシマ、口の回りべたべただよ?」
言うが早いか小さな舌を出してペロペロと横島の口の回りを舐め始める。
唾液が滴になってる顎に辺りから上の方に向けて舌を這わせていく、一滴も残さないように。
「くくっ、くすぐってぇよ、タマモ」
「ん、ふぁぁ、だってこのまんまじゃべとべとのままだよ?」
「シャワーでも浴びれば良いじゃんか」
「もう! わかってないのね。・・・こうしてたいのよ」
「わりぃ、んじゃこのままもう一ラウンドか?」
「んぁ、ばかぁ、違、んむぅぅぅ」
さて、二人がナニをしているのか、何がもう一ラウンドなのかは作者は知らない方向で。
日常的な昼の出来事
さて、先程(日常的な朝の出来事)のラストでなし崩しな状態の二人。
結局それから1時間後にシャワーを浴びて朝食を、と思っていたら12時寸前。
「なあ、朝・・ってか昼飯だけど何が食いたい?」
「ん〜、あぶ「油揚げは無し!」・・が良いのにぃ〜」
自分の好物を速攻で却下されていじけるタマモに対して横島は以前からの疑問をぶつける。
「……いっつも疑問だったんだけど、お前いくら九尾だからって元は狐だろ? 肉食じゃないのか??」
「それはそれこれはこれ、主食と好物は別物よ」
「……さいでっか」
少々呆れたようだ。
「何よぉ、良いじゃない・・」
何と無く納得のいかない横島に頬を膨らませてぶーたれるタマモ。
「あー悪りぃ、俺が悪いからそんな拗ねんなよ」
ソファーに座って少々いじけ気味のタマモに、横島は後ろから抱きしめて謝罪をする。
「ふーんだ、ど〜せ頭ん中じゃ『俺が折れときゃ機嫌直すだろ』とか思ってんでしょ」
どうやらかなりのいじけモードのようだ。
「んな事ねぇよ、だから機嫌直せって。な?」
後ろから抱き付いてタマモの耳元に囁くように語り掛ける横島、そんな横島からはタマモの表情は見えていない。
もしこの時にタマモの表情が見えていたら『また騙された』と言っていただろう、なにせ必死で笑いを堪えていたのだから。
笑いを堪えている所為か肩がプルプルと震えている、それを勘違いした横島は(泣いてんのか? そこまで好物を拒否されたのが悲しかったのか……)と、盛大に勘違い。
「なあ、ホントに俺が悪かったよ。だから今日は特別に市井屋の油揚げ、買いに行こ?」
「はぇ?」
ここで漸く横島が勘違いしている事に気が付いたタマモは少しの罪悪感と
(そっか、勘違いさせちゃった)
それ以上の幸福感に包まれているご様子。
(でも嬉しい、これぐらいでここまで私の事心配してくれるの、ヨコシマだけだもん)意外と結構居るぞ? 画面の前とかにw
「な? だからさ、泣かないでくれよ」
「へ?」
笑いを堪えていた時に涙が滲んでしまったのだろう、うっすらと頬が濡れている。
「お前だけは泣かせないって決めたのにな、ダメな奴だな。俺って」
時々出てくる某三番目的な横島がココで顔を出す。
「そんな事無い! ヨコシマが悪い訳じゃないもん」
「そっか、ありがとな。んじゃ買いに行くか」
「は? 何を??」
漸く笑顔になった横島とタマモ、しかし横島の口から出た言葉にすっかりと忘れているタマモは吃驚する。
「だから市井屋の油揚げ」
「ふぇ? だってあそこのすっごく美味しいけどすんごく高いじゃない」
「それでタマモが笑ってくれるなら安いもんだよ」
中々にクサイセリフを言って微笑む横島にタマモは真っ赤になって一言。
「・・・・ばかぁ」
その後、二人は服を着て外出。買う物は大体決まっているので一緒に出かける必要は無いのだがお互いが出来うる限り離れたくないのか腕を組んでべったりと寄り添っている。
あまりにもバカップルの定番?の行動パターンだったので詳しい説明は省かせて頂くが大まかに言うと
「ねぇ、ヨコシマ? ちょっと寒いね」
「こうすりゃ温かいだろ?」
とか言って横島が着ていたジャンパーの中にタマモを入れたり(二人羽織を想像して下さい)
「あ、ヨコシマ? 頬の所に何か付いてるよ」
「ん、どれ?」
「取ってあげる」
「頼む」
と言って横島が顔を下げた所を狙ってキスをしたり(もちろん口で“でぃ〜ぷ”なやつを)
「喉が渇いたな」
「じゃあジュースでも買う?」
「いんや、それよりも飲みたいのがある」
「何が良いの?」
「コレだよ」
と、言っては口を寄せ合い唾液でお互いの喉を潤したり(もう嫌・・・・)
軽く触りの所だけを抜粋したがそれを一部始終見るはめになった周辺(というか一部)の人間(+人外)は
「パト○ッシュ、僕もう疲れたよ」
「わぅ! わぉ〜ん!!(拙者、犬ではござらん! ってか巻き込まれはイヤ〜!!)」
その他色々、精神汚染されまくって被害甚大のようで(汗)
(非)日常的な夜の出来事(注:ここから壊れます、作者とタマモ嬢が)
いきなりだが、タマモはとっても窮地に立たされていた。
現在いるところは脱衣所、目の前にはスリガラス、その先には暖かなお湯が今か今かと待ち構えている。
しかし、である。
手痛いミスにより中々入れないでいるのだ。
ポカポカ陽気に誘われてちょっとお昼寝のつもりが寝すぎで一番風呂でないが為に。
「くぅ、アタシとした事が、同じミスを繰り返すなんて」
ちなみにタマモ嬢の心情を表すならこんな感じ→_l ̄l○or(つдT)
さて、彼女が何故ここまで落ち込んでいるのか。
それは彼女の超感覚にある。
本日の一番風呂は横島が頂いた、ソレは良い。
が、しかし、基本が獣である彼女は鼻が良い、しかも妖怪の属性まで持っているので霊臭なんかもわかる。
更に言えば妖弧の中でも頂点に君臨してたりする九尾だったりでそりゃもう色々とピカイチだ。
ここまで言えばわかって頂けるだろうか?
そう、一番風呂は横島、しかも密閉空間である風呂場は横島の匂いで満たされている。
つまり、だ。
「のぼせてゴートゥーヘヴンが鉄板で入っちゃったじゃないのよ」
何故にパチンコ用語?
ま、そんな些細な事は心の棚の片隅にでも放置プレイ。
兎に角、それからの彼女の行動が怪しい事。
脱衣所で逝ったり…もとい、脱衣所を行ったり来たり
浴室のドアを少し開けて匂いを嗅いでは悦に入ったり
妄想を膨らませては一人で鼻息荒く、興奮してみたり
……横島の(悪)影響だろうか?
ま、本人が幸せそうなのでその辺はスルーしとこう。(そんなんばっかりやな、俺)
おや?
どうやらタマモさんは腹を括ったようで。
「兎に角! お風呂に入って綺麗な体になってそれから……えへへ♪
……はぅ!?」
妄想に浸りつつもさっさと服と下着を脱いで浴室に入ったとたん、腰砕けw
どうやら『横島臭』が彼女の嗅覚に直撃したようだ。
腰はガクガク、全身はプルプル、それでいてお鼻はピクピク。
……大丈夫だろうか?(主に理性とか)
「くぅ、ここで負けたら九尾の名折れ!
絶っ対に負けないんだから!!」
一体ナニに勝負を挑んでいるのかは知らないが、とっくに名折れてると思うのは私だけだろうか?
「がんばれ私、負けるな私、ここで倒れたらハッピーヘル一直線!!!」
……なんだかくどくなってきたのでここらで彼に乱入していただこう。
「タマモ、お前……何してんだ?」
ガチャリ、と音がしてドアが開かれ、横島が引き気味の表情で入ってきた。
「タダオ!? な、ななななななんで!?」
さて、先程からこんな大声で叫んでいたら彼に気づかれるのは自然の流れ。(そうか?)
実は、少し前から脱衣所の前でタマモの怪しげな独り言を聞いていたのだが踏み込むタイミングが掴めずにいたのだ。
「や、なんでって、お前がなんか怪しかったからだけど?」
(少し前とは違う意味で)プルプル震えているタマモは
「乙女の独り言は立ち聞き禁止!!」
の大絶叫と共に特大の狐火をかまし恥ずかしさのあまり寝室にトンズラ。
横島は燃えカスになりながらも新しい教訓を胸に再生開始。
ま、周囲に被害が逝かなかっただけマシだよね?
終わりたい。
あとがきゅ
イエ〜ィ、最近物理的、精神的に壊れてるCrazyです。(洒落になってません)
どうにかこうにかコレが回収出来て、悩んだ末にここにお世話になろうかと。
誤字脱字は……まぁ、見逃してください。(懇願)
ちなみに朝、昼、夜とテンションが違うのは電波の受信状態が不安定なせいです。
だからそこの読者様、作者へのツッコミ禁止ですw
タマモ嬢へのツッコミは募集中ですが
蛇足:現在執筆が一番進んでるのが新作でGS×てんあく(パソゲ)なのは電波様のお告げなのでしょうか?