「はぁ〜〜〜 なんか新鮮・・・
私がこの作者にちゃんと使ってもらえるなんて」
マホガニー製の机にだら〜〜〜と身を投げ出して、美神『探偵』事務所 所長:美神令子は天井に視線を向けていた。
それを反対側の粗末な事務机で見ていたたった一人の所員。 横島忠夫は
『所長・・・ ひょっとしなくても危ない人?』
どっとはらい
捜査といいながら、ただコーヒーをたかりに来る西条警視とか。
横島が気になる大家の娘、氷室おキヌ。 その友達、犬塚シロ・九尾タマモ
などなどが事務所にやって来て、それなりに楽しい時間が過ぎていく。
しかし、令子の鈴のイヤリングがけたたましく鳴り響く。
「いくわよ、横島」
「はい、令子さん」
二人は屋上に急ぐ。 太陽高く、晴天なのを確認して二人は揃って声を上げる。
「「影よぉーーーーー 逝けっ!!」」
二人の影にあからさまにハート型のマークが鼓動を始め、影が伸び広がる。
「影の魔人、カゲスター!」
「影の魔人、ベルスター!」
そう、二人は誰も知らない知られちゃいけない『影使い』
自分達の生活を守る為に『ボランティア』で、怪事件を解決しているのだ。
影に意識が移った二人の身体は、その場に崩れ落ち。 傍目から見ると『ラブラブ・バカップル』が誰も居ない屋上でイチャイチャ・パラダイス。
間っ!!
怪事件が解決したのか、横島の体がゆっくりと動き出す。
「(?)」
覚醒前のあやふやな感覚が流れてくる。
妙に肌寒く、股間がすーすーする。 体もあまり動かない。
横を向いていたのか、ぼんやりとした視界からは猿轡をされ蓑虫状態でもがく令子。
頭をゆっくりと動かし、自分の腹を見ようと・・・
「まぁまぁ・・・ 男の人の・・・は大きいでござるな」
「教科書とは全然大きさが違うね」
「令子さんにとられる前に私達で・・・」
ピンチだ令子!!
横島は可憐な女子高生に美味しく頂かれてしまうぞ♪
頑張れ令子。 負けるな令子。
「(あぁ・・・ お母様。 忠夫は今、漢の階段を昇ります・・・)」
そこと無く覚悟を決めてしまった横島の為にも!!
数時間後、股間を真赤に染めた横島と、なぜか足腰が立たなくなり、一人一人お姫様抱っこで抱きかかえてもらって満足な女子高生達。
違う意味で横島のペットとなってしまった令子がいたそうな。
ほら、影の魔人だし・・・