ちょっと冬の兆しが見え始めたある日。
「ねこポシェしゃん、みんなとひなげし様のところに遊びに行くよ♪」
ちびメドが元気よく、『はきはき私はよい子なの』と、ねこポシェを誘いに指定席である炬燵の上を見ると。
「なんだい? の○太君。 あそこにもドアーーー」
特殊な効果音と共に背中にある取り出し口から、怪しげな真っ赤なドアを取り出すねこポシェ。
『おじいちゃんが壊れた・・・ ちがうちがう。 ねこポシェしゃんが壊れた』
さすが横島の娘である。 動揺しながらもこまかいボケは忘れない。
所変わって、科学要塞研究所・・・ もとい、大龍姫研究所。
「時間とページと作者の都合から、結論からいこう」
もったいぶるように、一呼吸おく大龍姫。 口元の端がぴくぴくと細かく痙攣しているのはかなり不気味である。
「無機物を一部でも使用しているネコ型の物体が一度はかかる奇病
『蒼き狸猫症候群』
通称 ふ○こふ○おシンドローム」
「えぇーーーーーーー!! ねこポシェしゃん病気なの? なおるのぉ?」
泣き出しそうなちびメドを見た大龍姫は、おば・・・やさしい親戚のお姉さんとして、ちびメドを安心させようとやさしく微笑みながら。
「大丈夫。 こんなこともあろうかと。 こんなこともあろうかと。 こんなこともあろうかと
前々から開発していたこの特効薬
波動エネルギー・カードリッチ式を作って置いてたから安心よ♪」
そことなくダメダメな空気が漂うが、ちびメドは気にした様子もなく花が咲くような笑顔で。
「それなら安心なのね♪」
納得してしまった。
その後のねこポシェだが。
注射を受けてから数時間、
「お前達はくず以下の救いようのない糞以下の物体だ!!」
「俺に何か言うときは頭と後に『サー』を付けろ!!」
「俺は差別はしない、どれもこれも役立たずだ!!」
などとご近所の野良犬達に言い出し。 さらに、
「○スキモーのち○こは冷凍ち○こ。 俺によし お前によし みんなによし」
と、歌いながら狂ったように走り出し。 別の病気『ハートマン ドリル・サージェント シンドローム』を発症させていた。
投薬者からの一言
「おや、まちがえたかなぁ〜〜〜」
などと額に鉢巻を巻いた白髪のアミ○調で喋っていた。
ねこポシェトリビア
大龍姫の持病は『真田技術班長症候群』
狂科学を信奉しているものはデフォで持っている奇病である。
救いもなく、ただ落ちる・・・