暗い場所で、その人影達は話していた……
あたりを照らすのは、淡い蝋燭の光のみ……
その淡く弱い光だけでは、その人影の顔まで
確認するのは難しい……
だが、風に流され揺らめく蝋燭の火から、
ところどころわかる服装などから……
この人影達が、女性であること……
それだけが解った……
その中の一人が、緊張した声で、発言した……
「これより、作戦 ZAK救出作戦を発動する!!」
淡い光に照らされただけの暗闇の中で……
歓喜という感情が……荒れ狂った……
AM2:30 日本 ???
あたりは暗く……
静寂が支配しているかのようなほどの静けさがある……
回りは暗闇に染まり、転々と、街灯が光を発するのみ……
そのような時間……
人通りもない道に、一人の女性が小型の無線機らしきものを持ち
ある建物をじっと見つめていた……
ジ……
不意に、無線機から連絡が入る……
「総員配置についたよ」
強気な女性の声が、無線機から聞こえる……
「よし……これより、作戦を開始する!!」
そう、リーダー格らしき女性が言った瞬間!!
その女性が見ていた建物の中に、数人の人影が入っていった、
それを見た後、そのリーダー格らしき女性も中に入っていった……
???
「ん〜………」
布団の中で、一人の男の声が聞こえる、
いや、正確には、男の子、少年、といったほうが正しいのか……
少年は、布団から起き上がると、眠たそうに目をこすり、
トイレに向かった……
ふと、そこで玄関のドアのほうに気配を感じた、
正確には、気配ではなく、音がしたのだ
一瞬不審に思ったが、寝ぼけていたことも有り、
気にせずトイレに入ろうとした、その瞬間、
カチッ……ッチカチ……カチャ!
ドアのほうから、音がしたそして、鍵のあいた音……
そして……
ガチャ……キィ……
ドアが開き、開いていく音……
寝ぼけていたためか、それとも、いきなりのことに驚いてか、
少年は、何の反応もすることなく、ただ、ボーっと
そのドアが開くのを見つめていた……
そして、そのドアの向こうから現れたのは、
女性だった、いや、たぶん、女性のはず、だが……
あたりの暗さのせいで、正確に顔を確認できないのだ、
だが、それでも、服装だけなら、少しはわかった
スカート、をはいている……
だから、女性のはず、なのだ
そして、その考えは当たっていた、
「お迎えに参りました、和樹様」
凛として、綺麗な声……
ふとそこで、少年もとい、和樹は思った……
何故、目の前の女性は自分の声を知っているのか?
だが、その疑問も、僅かに、入る月明かりに照らされた、
顔から解った……
その顔もとい人物とは……
「リ、リーラ!?」
そう、MMM(もっともっとメイドさん)のメイド……
リーラがそこにいた……
「はい、覚えていてくださり嬉しいです」
そういう、リーラの顔は暗さで和樹には解らないが、
顔を赤くして、うれしそうにしていた……
「和樹様、いえ、ご主人様、お迎えに上がりました」
リーラは微笑んだまま、和樹に近寄ると言った……
「ご、ご主人様!?」
和樹は驚いた、そう、前のあの島での出来事は、
もう、終わっていたものと思っていたからだ……
そう思っていると……
ドォン!!!
すごい衝撃音の後、寮が揺れる……
「ば、爆発!?」
和樹が驚きの声を上げるが、
「安心してください和樹様、それよりも、今は一刻も早く」
そういうと、和樹を抱える……
「では、まいります」
「ちょ、ちょっとまって」
和樹の非難もむなしく、リーラは和樹を抱え、寮から離れる
すると、また
ドォーン!!
という音が後ろから聞こえた……
だが、リーラに強く、それでいて優しく包み込まれる
ように抱かれていた和樹は、ただただ、
じっとしているしかなかった……
???
「ん……ふぁ……って?」
和樹が目覚めると、そこは知らない場所だった……
だが、いかにも高級という感じで、周りは高級家具で
囲まれていた……
「……もしかして、また……?」
和樹の脳裏に、前の事件(まぶら○〜メイドの巻)参照
が思い浮かぶ、が、どこかほっとしている自分がいた……
なぜ、そう思うのか戸惑っていると、
「失礼します……」
その声とともに、部屋に入ってきたのはリーラだった
「お目覚めでしたか、和樹様」
そういうと、リーラは一度ぺこりとお辞儀をし、
和樹の前に来た、
「お目覚めの所申し訳ありませんが、少しよろしいでしょうか?」
そう、リーラに施された和樹は、どうと言うか迷うが、
結局、リーラの問いに頷き、部屋を後にした……
部屋を出て、リーラに招かれながら、廊下を歩き
突き当りの部屋、にはいるよう支持され、部屋に入ると、
そこには……ものすごい数の、メイドがいた……
いや、メイドだけではない……
パジャマ姿の人、スチュワーデス、セーラー服etc・・・
数々の格好もとい(コス○レ)をした"女性"
が、和樹の目の前に集まってお辞儀をしていた……
「え?こ、これは??」
わけが解らず、和樹がリーラを見ると、
「私の部隊の者と、私たちの意志に同調して集まった
同士です」
そう、微笑みながらリーラが言った……
「ど、同士って?……」
和樹が、すこし、どもりながらいう……
「それは、ZAK(zずっとa愛しているk和樹様!)同盟!
和樹様を慕い、和樹様のための同盟です!!」
リーラは、目を輝かし!力強く宣言した!
こうして、始まる、和樹とZAKのお話!
こうご期待!!!
・・・・・・・to be って続くのかな?
どうも、狼虎です
もしかしたら、知っている方もいるかもしれませんが、
記憶と思いの果てに(不定期
を書かせてもらってます、
といっても、全然書いてなかったですが・・・orz
今回は、ちょっと気分を変えて、+自分に素直にと思い
「リーラをリーラをぉ!」
という気持ちで書きました
自分的に、まぶら○で一番好きなキャラなのでw
これから一体、和樹はどうなるのか!?
って感じで続けられたらいいな〜と思ってます
では、ご意見ご感想よろしくお願いします
あ、あと、このキャラだしてとかあったら、
それもよろしくお願いします