このSSは
・萌え画師のはっかい。様に捧げます。
・えっちは期待しないで下さい。
・ちょい暗めです。
貴方を想って…
闇に包まれた誰もいない夜の教室…
そこに…
「あ…あ…ふあぁッ」
悩ましげな肉声を伴った、甘い吐息が響く…
声の主は、セーラー服に身を包んだ、古風な黒髪の美少女…
しかし彼女は人間ではない…歳経た机の化身である。
その名を“愛子”。
「あ…くぅぅッ…んふ…」
机の縁に両腕を突っ張り、丸みを帯びたその角に、懸命に自らの股間を…秘所を押し付け腰を動かす。
上下左右に…リズミカルに…
くちっ…
腰を動かす度に、彼女の硬く尖った陰核が、しっとりと湿り気を帯びた陰唇が…
スカートとショーツ越しになったの机の角と擦れ合い、愛子のカラダに快楽の電流を走らせる。
「ん…んあぁあッ…
横島クン…横島クン…」
それは、今愛子が腰を押し付けている、机の主の名前だった。
愛子が密かに想いを寄せる、愛しいオトコの名前だった。
勉学に勤しみ、青春を満喫する神聖なるその場所、教室で、愛しいオトコを想っての自慰行為…
それはなんとはしたなく、イケナイ行為であることか。
しかし…その背徳感が愛子を昂らせ、強烈な快楽を生み出す。
そのココロとカラダを静かに、そして熱く燃え上がらせる…
「ふぁっ…横島クン…そこぉ…」
今自分に快楽を与えているのは,単なる机の角だけれど…
それを、横島の指だと思う…
舌だと思う…
そして彼“自身“の先端だと思う…
今自分を愛撫しているのは、快楽を与えてくれているのは、無機質な机などではない…
愛しいオトコのカラダなのだとイメージする。
その刹那…
「ん…く…ふあぁぁッ
い、イくッ…イっちゃうよぉっ…
横島くぅんっ!!」
ビクビクビクッ…
…遂に愛子は達する…
ぴくぴくと…カラダが小刻みに痙攣し…
じわ…
擦り付けていた箇所のスカートがじんわりと湿り、染みが広がる…
あふれ出た愛液が、まるで粗相してしまったかの様な跡を残す…
「はぁ…はぁ…はぁ…」
絶頂の後の、心地良い快楽の余韻に浸りながらも…しかし、愛子のココロは沈んでいた。
なぜならば、彼女は自覚しているからだ…
コレが…所詮は虚しい代償行為でしかないコトを。
横島のコトが大好き…日々その思いは募っていく。
しかし…愛子には、その想いを横島に伝えるコトが出来ない…
その勇気が出ない…
『もし拒絶されてしまったら…』
『今までの…“仲の良い級友”という関係ですら失くしてしまったら…』
それは彼女にとって何よりも恐ろしい事だ。
そう思えばこそ…彼女はこの想いをずっと表に出す事無く胸にしまいこんできたのだ。
愛子は…そんな意気地の無い自分が嫌になる…
「…横島…くぅん…」
切なげな呟きを漏らす愛子…
その目には、微かな涙の雫が光っていた…
〜終〜
後書きのような物…
暗いよ…愛子嬢ファンの方ゴメンなさい。
実はこのSSは、はっかい。様のHPにありました愛子嬢の画より電波受信…
サクッと作成したものだったりします…
…合計一時間もかかってない勢いだけの作品ゆえグダグダの出来ですが。
アチラの掲示板では年齢制限付や濃ゅいのはダメらしいので…此方に掲載させていただきました。
もし、宜しければご笑納下さい。はっかい。さま。
あと、愛子嬢の初登場時は兎も角、その後は愛子嬢本体の机と、横島君の席(机)は別々でしたよね?
…少なくとも、アシュ編…横島君が机に酷ェ落書きされてた時は完全に別だったはず…
こんなんでもご意見、突っ込みなど頂けると有難いです。