注意:主役はオリジナルです
突然だが横島とタマモが駆け落ちした。
二人は手に手を取って外国へ旅立った・・・・・
そしてこれはその五年後の話である。
日本・東京・の某区にある民間GS事務所
「美神さん!大変です!」
ドアを慌てて開けオキヌが入って来る。
「どうしたの?オキヌちゃんそんなに慌てて」
所長の美神が尋ねる、ちなみに今シロは横島を追っていった、二号にしてもらうとか言いながら。
「この間西条さんが事務所を閉めて外国へ行きましたよね、その後別の人が今日事務所を開いたらしいんです」
「ああ・・そういえばそんな話を聞いてたわね、それが?」
「事務所の看板を見てびっくりしました」
「なにが書いてあったの?」
「百聞は一見にしかずです、見てください」
「なによ、一体」
美神は窓から見える隣の事務所を見る。
「な!!!!!!」
かつて西条がいた隣の事務所の?階(何階か忘れた)そこには『横島探偵事務所』と書かれていた。
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
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・・・・
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・・
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「横島探偵事務所!!!?」
「そうです!横島てまさか横島さんの?」
「行ってみましょうオキヌちゃん」
「はい」
二人は横島探偵事務所へ向かった
「準備は良いわね?オキヌちゃん」
「はいっ」
「二人は連戦体制をとっていた、まず横島に先制攻撃をする、今はそれだけ考えていた」
(あいつめ〜いま頃どの面下げて帰って来たんだ?、しかも探偵事務所だなんて、とっちめてやる)
44マグナムを持ち殺気を放つ美神、なんかゴゴゴゴゴゴて音が聞こえるようだ。
(横島さん、やはり帰って来てくれたんですね、向うで何かあったんですか?もしかしてタマモちゃんと別れたとか・・・・そうだったらいいな〜、そうしたら今度こそ私が横島さんの花嫁さんに・・・・えへへ・・・・居たくも無い美神さんの事務所に居て良かったわ)
なるほど、それがオキヌちゃんが独身で美神の事務所に居たわけね。ちなみに美神も何故か独身です。
「フォールドアップ!!」
ドアを蹴破り銃を構える美神、だがそこには。
「令子・・・あんたいつもそんな挨拶をするの?」
「ママ!」
「隊長さん!」
そこに立っていたのは令子の母美神美智恵1人だった
「なんでママがここに?もしかしてママもこの事務所の名前見て」
銃をホルスターにしまいたずねる美神。
「ええ・・・西条君の後に来る人がどんな人か見ておこうと思ってね、そしたら横島探偵事務所でしょ、びっくりして・・・でも私がここに来たときは誰もいなかったわよ。」
「おかしいですね、今日が開店なのに所長が居ないなんて」
「ところでママ、ここは本当に横島君の事務所なの?」
美智恵に尋ねる美神、よく考えたら横島という苗字だけであの横島とは限らない、さっきは頭に血が登ってあんな行動してしまったが。
「名義の部分を見ると横島忠夫になっていたわ」
「じゃあやはりここは横島さんの」
「ところがそうじゃないのよね、たしかにここの名義は横島忠夫になっているわ、でもあくまでオーナーという形なの、ここを開いた所長は横島燐人と書いてあったわ」
「「横島燐人?」」
一体それは?と聞こうとした時ドアのノック音が
「どうぞ」
美智恵が答える、そしてドアが開かれ入って来たのは意外にも。
美神美智恵だった。
「「!!!!!」」
そこには二人の美神美智恵が。
「「ママ(所長)が二人」」
美神とオキヌがハモル
「あ・・・・あなた誰?」
ドアから入ってきた方の美智恵が尋ねる。
「ん?わたしですか私はごらんの通り・・・・・・・」
いままで居た方の美智恵が言おうとすると。
ドギュ〜〜〜ンン
有無を言わさず令子は中にいたほうの美智恵にマグナムをぶっ放す。
だがその美智恵は飛ぶように後ろへかわす
デスクに飛び降り
「やれやれ話には聞いていたが行儀の悪い女だ、話の途中で銃をぶっ放すなんて、それに私が本物だったらどうするつもりだったんだ?」
いきなり男言葉で話し出す美智恵。
「どうやらあんたが偽者のようね、さぁ正体を・・・・」
「令子!あんたは確たる自信も無しに母親に銃を撃ったの?!!!!」
ドアに居る方の美智恵が怒っている、まあ当然だろう、しかし話の途中を遮るのはやはり親子だろう。
「いいじゃない偽者だったんだから、それより今はこいつの正体が先決よ」
「う〜・・わかったわ、そのかわり後で酷いわよ」
青ざめる令子。
「話は終わったかな?私は紳士だからわざわざ待ってやったんだ感謝しなさい、」
偽美智恵が言う
「なによ、偽者の分際で・・・・てあんた男?」
「あははははははは」
突然笑い出す偽美智恵、するとその体に変化が。
長い茶色い髪は短い金色の美しい髪に、大きな胸はすっと引っ込み体つきも変化する、ほっそりした腕は筋肉のついたがっしりした腕に、スラリとした足も鍛えられた足に、背は少し伸び、そして喉仏が出て・・・顔つきも変り最後に服までも変化する。
「あ・・・あんたは?」
「え・・・・」
「まさか?」
そこに立っていたのは若い青年だった、年のころはハタチぐらいだがどこも日本人離れしている。
髪は金色で尻尾のように7尾に分かれている、鍛えているらしく所々筋肉がついている、顔は端正で美青年の分類に入るだろう、服装はスーツだが良く似合っている、恐らくこのまま街に出ればかなりの女性が振り向くだろう。
「紹介が遅れて申し訳ない、私の名前は横島燐人、すでにお気づきの通り父は横島忠夫、母は横島タマモ、以後お見知りおかれい」
古風的な日本語で話す横島燐人は紳士的に礼をする。
(つづく)
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あとがき
どうも、おひさしぶりです、夜華サイトが閉鎖されてから一月ぐらいかな?こんな形で復活してなによりです。これからもよろしく。
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前振りも無く二人の駆け落ち話から始まったこの話、何で二人は駆け落ちしたのかはおいおい話すとしまして。
一応紹介
横島燐人:外国へ駆け落ちした横島忠夫とタマモの息子、なんで五年で20歳の息子ができるのかという謎は次回明らかに。
ちなみに能力は変身能力と文殊、そしてオリジナルの能力も持っている。
詳細も次回で。