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!警告!インモラル、ダーク有り
15禁注意「横島 十八歳の夏のある日の出来事(GS)」zokuto (2004.09.01 21:46)


 注)

  思わぬ一撃を食らう可能性があるので、気を付けてお読みください。






 横島 忠夫は自覚した。
 海に行けば、『貧弱なボウヤ』とまず間違い無く馬鹿にされていた彼が、自覚した。

「やっぱり・・・・俺は、ロリだったのか・・・・」

 所詮、彼の自覚とはこんなものだった。
 もっともこの決断をするのにあたり、色々とややこしい事柄があったことを説明しなければなるまい。
 しかし、それは後々にしよう。


 彼は本当の意味でロリではない。
 彼は幼少と言うには年をとりすぎているし、大体性別が男だ。
 短縮されたロリータ・・・・すなわちくどいようだがロリではない。

 彼は、『ロリータコンプレックス』・・・・少女にしか興味を感じない異常心理の持ち主、ということである。
 もっとも、異常心理とはいえ、彼の人間性が傷つくようなものでもないのは言うまでもないが、一応確認しておこう。



「ふ・・・・ふははは」

 うつろな目。
 重すぎる決断を自らに科した自我が、少しずつながら歪みはじめる。

「俺は、ロリか。 ・・・・まぁ薄々気付いてはいたんだよ・・・・」

 その歪みのせいか、少し少し独白気味に言葉を紡いでいく横島。
 大丈夫、この歪みは時が解決してくれる。
 今は、ただ、彼の言葉に耳を傾けてみよう。

「シロやタマモが家に何度も何度も訪ねてきては、その度に興奮とかしてたし」

 シロ、タマモとは、彼の周りに居る人狼と妖狐の名前。
 彼の言葉が裏付けしているように、2人とも人間体型をとっているときには誰もが認める幼児体型。
 女性の象徴である胸も薄く、肉付きもまだまだ浅い。
 だが、そこがいい!、と考えている横島はもう第1段階を突破している。

「タマモのを覗いてから、段々と美神さんとかのシャワーシーンを見る気がしなくなったし。 シロの着替えを見たら、おキヌちゃんのそれも興味が・・・・いや元々見てはいなかったが、本当に興味が無くなったし」

 タマモのシャワーもシロの着替えも、両方とも横島自らが望んで見たわけではなかった。
 ただ、一瞬の映像が視神経に焼きつき離れないだけ。
 もっとも・・・・故意に見て直ぐに忘れるよりか達が悪いものであるが。

「・・・・しかし、一番のきっかけはあれか・・・・」






 ・・・・彼の脳裏にその『きっかけ』がフラッシュバックする。


 それがあったのは・・・・そうシロとタマモが横島の部屋に泊まったときだった。
 何故泊まったというと、そんな深い理由もなかった。
 ただ、遊びにきたシロが途中で布団に潜って寝てしまったことである。
 起こしてはカワイそうだということで、ちゃんと事務所に連絡し、外出許可を貰って泊まらせた。
 シロに付き合っていたタマモも、面倒くさいと言いながらも、それと一緒に寝、次の日の朝を迎えることになった。

「フゥフゥ・・・・クソ・・・・」

 しかし、煩悩青年には一つ、彼女が泊まる際に不都合なことがあったのだ。
 無論、彼女が泊まると決まったときには、軽く考え、我慢すりゃいっか、程度にしか考えていなかったことが、裏目に出てしまう。

「し、シロ達が居るってのに・・・・手が、手が止まらねぇ・・・・」

 それは即ち、自慰行為。
 彼だって、健全過ぎて変態な男子高校生だ。
 溜まるもんは溜まり、出さなければならない・・・・けれども、一晩ぐらい我慢できない道理は無いのだが。
 寝巻きはないので、ランニングシャツとトランクス一丁。
 そのトランクスも自慰行為に至って膝あたりまでずりさげられている。


 彼の狭い部屋で三人が寝るということは、結構難しい。
 実際、ほとんど密着という形で眠っている。
 しかも、その真ん中が横島であり、それ故2人の体温を両脇に感じ、また夏ということで、別段布団が被っていなくとも風邪を引くことがなく、更に彼女等の服が少しはだけていたのが更に彼をヒートアップさせていた。

「う・・・・うう、俺は今、こいつ等の保護者という役割を担っているわけであ・・・・り・・・・」

 彼のかろうじて薄皮二枚で保たれている理性もそろそろ限界が近い。
 ・・・・彼に元々理性があったのか?、と仰られる方もいらっしゃるだろうが、ロリータ方面には実はそれは存在していた。

「・・・・あ、でも・・・・とまらん・・・・」

 擬音化するならば『シコシコ』が一番適切な行為を行いながら、必死に自己の立場を明確にし、責任感を喚起させそれを止めさせようとも、それは徒労に終わった。
 もう限界まで昇りつめるのみ。


 尚、彼は今非常に凄いことになっているのだが、男性のマスターベーションなんて興味を持たれる方はあまり居ないと思う。
 筆頭として作者がそうなので、ここでは割愛させていただくことをお許しいただきたい。


「ああう・・・・て、ティッシュ・・・・」

 幸いにして、行為が終わるまでの時間、隣りにいる二人は起きだしてこなかった。
 ホッと一息を付き、フィニッシュに至るまでのスパートを上げる。

 後片付けが大変な物なので、先に払拭するものとしてティッシュを取ろうと体の体勢を変え、手を伸ばして目標物を取ろうとした瞬間。

「うぅん・・・・」

 ちょうどティッシュと挟まった地点に居たタマモがこちらに寝返りを打ってきた。

「んがっ!?」

 あどけない幼顔。
 性格がキツイのを表したかのような釣り目。
 綺麗に整えられ、子供らしいつやを持った金髪。





 そして・・・・



 服がずれ、普段は見えないような・・・・




 ピンク色の・・・・








 横島の手の中で、激しく一物が弾ける。
 白濁液を吐き出し、まるでそれ事態が珍妙な生き物であるかのように胎動し、やがて満足したかのようにしぼんでいく。
 残ったのは、激しい虚脱感と手に付いた精液。


 栗の花の香りがやがて、部屋に篭ってくる。
 もっとも、その香りはその部屋ではおなじみなものなので、別段変化をしていないとも言えるが。


 問題なのは、呆然自失状態にある横島。


 今、彼の脳裏にある言葉は、おなじみの『ロリ』『ロリータ』『ロリコン』『ロリータコンプレックス』

 それに、『ペド』・・・・所謂ペドフィリアという単語。












「どこがいけなかったんだ・・・・俺は普通に美神さんとかの方が好きだったというのに・・・・」

 再び、舞台は昼になる。
 セミが外で姦しく鳴いている。
 そんな中、扇風機もつけず、窓も開けず・・・・無論、クーラーなんていうものはなく。

 温度が上がり、不清潔な部屋には異常な臭いが立ち篭っている。

 その中心で、横島は一人呆然と座っていた。

 価値観の反転・・・・彼は頭部を殴られたようなショックに襲われていた。
 ロリコンには底がある。
 タマモやシロは年をとり、いつかはロリータを卒業するだろう。
 すると、必然的に自分の性愛の対象は、抵抗することの出来ない幼女になる。
 それが出来るほど、彼は非情な心の持ち主ではなかった。

 優しき心を持つが故、彼は苦悩する。


「どこがいけなかった・・・・普通に昔は巨乳好きだったのに・・・・」

 『どこがいけなかった』という単語を反芻し、しばらく再起動することはないだろう。




 ・・・・今の彼を癒す役割は『時間』というもの以外担うものはいない。












 さて、ちなみにアナタは・・・・彼がロリータに転向したのは『どこがいけなかった』からだと思いますか?












         ――――暗転。








      後書き


 暗い、暗いよ!
 そりゃあまあ、暗い『ロリコン』を目指したわけではあるさ。
 けど、暗すぎるだろ、コレ。

 と、どうも自分はロリコンではないと思っているzokutoです。

 今回は『暗いロリコンな横島クン』を描いてみました。
 想像以上に痛々しいというかなんというか(汗)
 まぁ、明るいロリコンが多いここですが、こういうケースが無きにしもあらず、ってーわけで。

 巨乳やら大人の女性が好きだった彼に、今までの価値観と百八十度違う価値観になってしまったことを認めることは結構つらいことだったと思いますよ。
 ってーか、原作はロリコンではありませんでしたが(汗)
 ま、これも一つの可能性の一つですかね。

 それでは。



△記事頭
  1. …忘れなさい、横島君。「忘」の文殊で、気付いてしまったその性癖を。それが一番後腐れない行動だと思います。
    nacky(2004.09.01 22:03)】
  2. ・・・彼にもロリの世界からの手招きが見えたのですね(笑
    初めましてですよね?司です。
    一つの可能性・・・確かにあれだけの美少女に囲まれればロリになってしまうのも仕方がないのかもしれません(涙
    しかし!周りを傷つけないロリコンもいるはずです!!
    横島なら優しいロリコンになれるでしょう・・・。
    (2004.09.01 22:48)】
  3. 甘い。甘すぎるぞ横島!
    ロリ「も」、熟「も」、少女「も」、年頃「も」こなさなくては、煩悩魔人の名がすたるぞ!(え
    米田鷹雄(2004.09.01 23:01)】
  4.  横島がちっさいムネが好きになった理由?


     やっぱりルシオラのせい?あとぺドも・・・ルシオラのせいかも・・・・・だって彼女生後数ヶ月だし・・・・・
    D,(2004.09.01 23:21)】
  5. ムネぺタはルシオラ。ロリになったのは、幼い容姿の者達に好かれるから?
    紅蓮(2004.09.02 00:35)】
  6. ばかやろう!!ロリを習得したからといって他の興味をなくすとは何事だ!!!全部オッケーになればよいことだろうが!!!
    だいだいGを本人がゼロ距離の位置でやっときながら全く手を出さなかった時点でお前は襲ったりはしない!!俺が保証してやる!!!
    九尾(2004.09.02 01:07)】
  7. 横島、“炉”である事を恥じるな。
    むしろ、誇れ!!!

    さあ、この“炉”マン回路を受け取るのだ!
    ほんだら参世 (2004.09.02 01:35)】
  8. あ〜…『シロとタマモ』だから欲情した…のではなく、『幼い少女』のカラダそのものに欲情したのだとすれば、それは確かに横島君キツイかも…
    せめて、ストライクゾーンが広くなった…だったらまだ救いはあったモノを(爆


    因みに参考までに…
    ってもうろ覚え&真偽の程が定かではないのであまり意味無いかもしれませんが…
    何処かのHPで読んだのですが、そのむかし、'80年代初頭時点で…
    12〜15歳→ロリータコンプレックス(ロリコン)、
    7〜12歳→アリスコンプレックス(アリコン)、
    それ以下→ハイジコンプレックス(ハイコン)…
    って感じで明確な区別があったとか無かったとか…
    今現在は全部含んで”ロリ”で通じるというかOKみたいですが…
    偽バルタン(2004.09.02 01:57)】
  9. >タマモやシロは年をとり、いつかはロリータを卒業
    次には、ひのめが、控えていますよ。また、白は、人間形態ですが、タマモは、変化してるみたいですから、ある程度、自分の意志で、容姿変えられそうですが。
    通りすがり・・・・・(2004.09.02 02:38)】
  10. 横島、ひとつだけアドバイス。将来、ルシ・・・じゃなくて自分の娘にだけは手をだすなよっ!

    つーか、実は自分的にはGS中もっともロリ派は冥子パパだと思っています(笑
    ありゃ、絶対娘を「ロリ」の枠から出さないためにだけ育てたな・・・。
    カラカッタの村(2004.09.02 15:28)】
  11. おめでとう、やっとロリコンに目覚めたのね、うんうん美神みたいなおばさんよりタマモの方がいいと気がついたか。
    ミスターS(2004.09.04 12:39)】

▲記事頭


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