10万ヒット記念〜ということで、改めておめでとう御座います。
というか、既に20万ヒットが見えている(これがアップされる頃には超えてるような)という凄さ。
改めて、夜華の底力を見た気がします。何はともあれ、本当に久々のSSですが、ご奉納致します。
掲示板で頂いたお題で書いていきたいと思いますが、どうなることやら。ということでKYでした。
(なお、本SSSでは私(KY)オリジナルキャラが出ますので、拙作を先にお読みになられますとありがたいです。
『夏祭りの夜に!!』『遊びは終わらない!!』を先にご覧下さいませ:CMでした)
『夜に咲く花火!! その1』(GS)
ざざーーーん
ざーーーん
波の向こうに、夕日。
夏の日暮れは陽射しも強く、暑く、どこか淋しそう。
真上には、夜の紺色と目の前のオレンジ色の境界線。夕日が沈むのにあわせて、藍色が広がっていった。
ざざーーーん さらさらさら
砂浜を登っていき、静まり、ゆっくりと退いていく波。
白い泡を無数に残し、下の砂がまた見えた頃に波が帰って来る。
ざざざーー
夕日も半分以上、水平線の向こうへといってしまった。
一番星が強く光り、月が輪郭をはっきりさせてくる。
空の色が変わっていくたび、どこからやってくるのか、あちらこちらで星が輝きだす。
私が昔生きていた頃、見えていた空。
そして、私が今生きている世界では見えない、星空。
こんな時には・・・
こんな時には・・・・・
「おーい、おキヌちゃーん」
岩場を探検しに行くぞ、と意気込んでいった横島さんが帰ってきた。
私は食事の用意もあって、行きたかったけどいけなかった。
「何か見つかりました?」
風が流れ、私の髪の毛を少し持ち上げた。
指で耳の後ろへと流すと、横島さんの笑顔が見れた。
「魚がいっぱい居たよ。あれだけ居たら、魚も貝も取れ放題だなあ」
そう言って、網いっぱいに取った今日の晩御飯を見せてくれた。
夕日は完全に沈み、辺りには星と月の灯りだけになった。
空気を吸い込むと、潮の香が強い。
でも、澄んだ、美味しい空気だった。
今私たちは大分昔の世界に居る。
私が生まれた世界より、ずっと昔。
卑弥呼様が生きていた邪馬台国時代に、私たちは居るのでした。
KYです。すんません。
小ネタを書く予定だったのですが、なんか書いているうちに終わらない。
ということで、20万ヒットも近いことですので、連載にします(土下座)
何とか書き終わるよう努力しますので、許したってください〜
(本当、まだ導入部分しか書いてないんで、アップするのはどうかと思うのですが・・・)