注意:薔薇様は聖・蓉子・江利子の三人であるので、他はソレを元に順じます。
あと祐巳総受けであり、サザエさん時空です。
ココは私立リリアン女学園。
明治三十四年創立のこの学園は、もとは華族の令嬢のためにつくられたという、伝統あるカトリック系
お嬢様学校学校である。
東京都下。武蔵野の面影を未だに残している緑の多いこの地区で、神に見守られ、幼稚舎から大学まで
の一貫教育が受けられる乙女(百合)の園。
時代は移り変わり、元号が明治から三回も改まった平成の今日でさえ、十八年通い続ければ温室育ちの
純粋培養お嬢様(たまにカメラ片手に走りまわる娘や、セクハラ親父入った娘も居る)が箱入りで出荷される(はず!)、という仕組みが未だ残っている貴重(奇獣)な(百合育成)学園である。
そんな学園で生徒会と同じ役割をはたす山『百合』会、その生徒達が集まる薔薇(百合?)の館。
「
私はそんな学園に通う女性とだった・・・・・
ある日私は長年離れていた実家から手紙がきた・・・・
内容は実家に戻って来いとの事・・・・
始めは乗り気がしなかったが・・・
家に居るであろう人好き合いが苦手な姉の事が気になり戻ることにした・・・・
でもその時から運命の歯車が回り出したのかもしれない・・・・
いや・・・・
すでに回っていたのかも・・・・
でも私の歯車がキッチリと噛み合ったのはあの時・・・・
そぉ・・・・私は帰り道あの美しい女性の後姿を見た瞬間捕らわれた感情・・・・
殺戮衝動にかられ・・・・
彼女を殺すまでは・・・・・・
そして私が殺した彼女の名前は真祖のお姫様・・・・
SEI
SEI SATOU
百合姫
な―んて劇をやりたいのよ!!!」
ココは馬鹿の・・ゴホン・・・薔薇の館の一室、ご存知白薔薇こと聖がまた騒ぎを起していた。
内容は文化祭の劇で何をやるかだった。
「どったの?」
そして熱烈に自分の選んだ物の面白さをアピールする聖がふと回りを見ると下を向きプルプルと振るえている祥子と瞳子が居た。
そして
「なんで私の役がシスコン(そのままだろ)で高飛車(そのままだって)で、義理の妹の為なら実妹を殺さなきゃならないのよ(お前ならやる!)!!!」
「そうです私もこの役には不満です!!なんで私が妹を愛すしすぎ、邪魔な姉を殺そうとする役なんですか!!!」
叫び出す祥子と可奈子。
そんな叫びを無視しつつ
「私はメイドの姉の役か・・・・面白そうだね・・・・令ちゃん」
「そ、そうだね・・・・」
妹である由乃の配役に戦慄する令(今回は脇役)
「出番が少ないのは不満だけど・・・・まぁしょうがないわね・・・」
全ての根源の魔法使いの役を気に入る蓉子
「ふぅん・・・面白そうね・・・・」
動物を大量に出したり、衣裳が全身黒タイツ&コートという事実の珍しさに納得する江利子
「志摩子さん・・私はメイドの妹の役みたいです。」
「そぉ・・・私はシスターみたいね・・・」
姉妹どうしでほのぼのと話す乃梨子と志摩子
「とにかくコレで行くの!!!」
押しきろうとする聖
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!???」
それに不満を表す数名
だが!
「祐巳ちゃんはさんせいよね?」
聖は慌てず騒がず、リーサルウエポンであり、皆の祐巳ちゃんに問い掛ける
「はい!!」
それににこやかに答える祐巳
あとは何時通り!
祐巳ラブの馬鹿の・・・・薔薇の館一同賛成派に変るのだった・・・・。
おしまい
オマケ
蔦子が全てを収録し、リメイク場面を納めた写真&テープは高値で取引されたそうな・・・
オマケ2
バン!!!
「山百合会よ!!動かないで!!!」
「なに!?」
数日後、山百合会の写真部のガサ入れにより、某薔薇のつぼみの妹の写真が大量に摘発されたらしいが。
某氏の秘密コレクションは、友人の狸娘が漏らした言葉により逃げ延びたらしい・・・・。
オマケ3
配役
志貴 : 祐巳
アルク : 聖
ブルー : 蓉子
秋葉 : 祥子
琥珀 : 由乃
翡翠 : 乃梨子
シエル : 志摩子
ネロ : 江利子
ロア(四季) : 可奈子
さっちん : 瞳子(友情出演)
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祥子・蓉子・聖・祐巳の配役が頭に浮かんだもので・・・・(^^;;;;;