暖かい日差しの差し込む春・・・

祐巳は皆より早く薔薇の館に来ていた・・・

そして祐巳は掃除やお茶の準備を終え、ソファーで寛いでいたのだった・・・

そして段々と暖かい日差しに眠気を誘われて眠ってしまった・・・・

身体を丸め眠る姿はまるで小動物のようで微笑ましささえ感じられるそんな寝姿だった・・・・

そして数分後他の山百合会の面々がやってきたのである。

でもココで一つ考えていただこう！

こんな美味しいエサが無防備で置いてある状況で肉食獣達が何もしないはずがありません！！

だから各個人がどう言う行動に出るかシュミレートしてみましょう！！




ケース１　祥子様の場合

　カチャ・・・・

　「ごきげんよう・・・・・・あれ？だれも居ないの？」

　何時も通り挨拶するも誰も居ない事に気付き当りを見まわす祥子

　「？・・・・あれは・・・祐巳？」

　そしてソファーに小動物の様に眠る祐巳を発見した。

　「この子ったらこんな所で寝て・・・・」

　口調は怒ってるようだが優しい笑みを浮かべる祥子。

　「・・・・・・・・・ポッ」

　そして祐巳の寝姿に段々と顔を染める祥子。

　「ハァハァハァハァ・・・」

　今度は段々と息が荒くなって息、目まで血走り始めた。

　そして襲いかかる秒読みかと思ったその時！！

　「あぁん・・・おねぇえさまぁ・・・・Ｚｚｚ」

　祐巳が艶っぽい声で寝言を言った

　　　　　　

　　　　　ブハァァァァァァァ



　その言撃（誤字にあらず）により、限界一杯まで貯まった煩悩が破裂し、鼻血を噴出し、倒れる祥子だった。


ケース２　由乃さんの場合

　「ごきへんよう！・・・あれ？だれも居ない・・・」

　周りを見まわす由乃

　「あれ？祐巳さ・・・・・・・・・」

　祐巳を見つけその姿に見惚れる由乃

　そして、


　　　　　　　　　３



　　　　　　　　　２
　　　


　　　　　　　　　１




　「ゆぅみぃさぁぁぁぁぁん！！！！」

　祐巳に向ってルパンダイブで襲いかかる由乃だった・・・・。

　ただ何故か花寺からボールが飛んできて、ルパンダイブ中の由乃に当り、危機は免れたそうだが・・・・


ケース３　志摩子さんの場合

　「ごきげんよう・・・・・？・・・だれもいませんね・・・・」

　ゆっくりと周りを見まわす志摩子

　「あれは祐巳さん・・・・こんな所では風邪をひきますよ・・・・」

　そう言い、自分の着ていたカーディガンをかけ、祐巳に膝枕する志摩子だった。
　
　その姿は深層の玲嬢が猫を膝に乗せ、のんびりする姿のようでした。

ケース５　蓉子様の場合

　「ごきげんよう・・・・・？・・・だれもいないみていね・・・・」

　周りを見まわす蓉子

　「あれは祐巳ちゃん・・・・こんな所でねちゃうなんて困った子ね・・・・」

　そう言い、志摩子の自分の着ていたカーディガンをかけ、膝枕する蓉子だった。
　
　ただその姿は志摩子の様に深層の玲嬢が猫を膝に乗せ、のんびりする姿ではなく、マフィアのボスがカメラの前で猫を撫でてるような姿だったそうな・・・。


ケース６　聖様の場合
　
　「ごきげんよう！！」

　バァン！！

　元気よく戸を空け登場する聖

　「あれ？だれも居ないじゃん」

　そして周りを見まわす聖

　「あ・・・・」

　そして祐巳を見付けた聖は静に近づき。

　　ムンズ・・・

　祐巳を小脇に抱え連れ去った！

　ただ校門前で蓉子と遭遇・・・・薔薇の館にある反省部屋送りになったそうな・・・


ケース６　江利子様の場合

　「ごきげんよう・・・・・？・・・・・だれもいない・・・・・かえりましょう・・・・」

　だれも居ない＝仕事が無い、と言う結論になり、祐巳に気がつかず、返ってしまう面度臭がりの江利子だった・・・


ケース７　令さまの場合

　「ごきげんよう・・・・・？・・・まだ誰も来てないんだ・・・・」

　部活が無く、早く来た令はそう言いまわりを見まわした

　「あれは祐巳ちゃん・・・・こんな所でねちゃうと風邪ひくよ・・・・」

　そう言い自分の着ていたカーディガンをかけ、膝枕をした後自分も一緒に眠るのだった・・・


以上！エサ（祐巳）を目の前に置いた場合の山百合会の反応でした。
結果、祥子・聖・由乃の三人は祐巳と二人きりにした場合危険と言う事だ！！


オマケ（祥子編）
　病院に運ばれた祥子は出血多量で死にかけるもその顔はすごく良い顔だったらしい・・・

オマケ２（由乃編）
祐麒は体育の授業で野球をやっていた

　キュピーン！！

　「（祐巳に危険が！！）小林！！かわれ！！！」

そう言い打席の順番を無理やり替わった祐麒は

　「見える！私にも敵が見えるぞ！！！バスターホームラン！！」

とホームランを打ったそうな・・・・

　（よし！手応え十分！！）

オマケ３（志摩子編）
　あのほのぼのとした状況の中で志摩子さんが

　　　（今は信頼を得る事に専念・・・・そして祥子様が卒業されてからゆっくりと・・・・）

　などと腹黒い事を考えていたとは誰も知らない・・・・

オマケ４（蓉子編）
　この状況を一番に目撃した祥子は、姉である蓉子に文句を言えず（言ったら死がまってる）一日中不機嫌オーラを放って居たそうな
　

オマケ５（聖編）
　聖は懺悔室での事を一切覚えてないらしい・・・・
　蓉子様はいったい何をやったのだろうか・・・（＾＾；；；；

オマケ６（令編）
　令は祐巳との添寝に嫉妬した由乃にまた黄薔薇革命をされそうになったらしい・・・