「はぁ、相変わらず遠いなぁ。かったるい」
街頭もまばらな道を自転車で走っている黒髪でツンツン頭の男は愚痴りながら目的地を目指していた。
だったら行かなきゃいいのにと言いたいがどうせ言ったって無駄なので放置。
数分後目的地に着いた彼は自転車を止め、離れの部屋に居た。
「お、やっと来たか遼牙。」
「相変わらずだなぁ、お前ら」
「うっせー。ここに来たお前も同じだよ。」
「まったくだな、とりあえずお前も飲めよ。」
待っていた二人はすでに出来上がっており焼酎のビンがそこらへんに転がっていた。どうやら彼の到着が待てなかったようで先にはじめていたようだ。
彼は手前のテーブルの前に座り言葉を返した。
「俺があんまり飲めないの知ってるくせに。で、今日は愚痴が言いたいから集まったんだろ?」
彼が言うように酒を飲みに集まるのは今回が初めてではない。
高校に入ってから親しくなりすぐにこうやって飲みに集まっているのである。
パソコンの前に座っているボーズの男はソファーに座っているスポーツがりの男をにやにやと指を指しながら言った。
「しげさん、またフラレたってよ。」
「うっせーぞ!よーちゃん。」
「またかよ。こりねぇやつだな」
「黙れ、二人とも」
からかわれた男は泣きながら文句を垂れてるがいつものことなので二人はスルーしている。哀れな奴。
あっと名前を教えるの忘れてた。
手前のテーブルに座っているのが:神凪 遼牙(かみなぎ りょうが)
パソコンの前に座っているのが:国木田 洋介(くにきだ ようすけ)
最後にソファーに座る哀れな奴が:重元 一樹(しげもと かずき)
以上がこの部屋に居る面子である。この三人は部活が同じであり1年の頃からの付き合いである。性格もまったく違う三人ではあったが、趣味が似ていたので意気投合し、3年になった今でも付き合っている。
1年の頃は部活もあり、あまり酒は飲んでいなかったが(ヲイマテ
3年になり部活も引退したのでこうしてよく飲んでいる。
紹介しているうちに話も進んでいたようでこんなことを言い合っていた。
「やっぱりネコミミっていいよなぁ♪つか獣っ娘はいい。かなり癒されるよ」
「そうか?まぁ、確かにかわいいけど、俺としてはエルフ耳の方が・・・ハァハァ」
「おーい。しげ帰ってこーい。・・・だめだ完全に逝ってるどうしようもないなこいつも。大体オプションつけたくらいでなに欲情してるんだか。重要なのは中身だろ?」
「てめー。エルフ耳バカにするな!」
「痛ーー。なにすんだこのやろう!」
・・・バカばっかだな。
どうやら殴り合いは遼牙が勝ったようで重元はベットに顔面を突っ込んで
痙攣していた。まぁ、日常茶飯事なのではっきり言ってどうでもいい。
数分後。どうやら興が冷めたようで、時間も時計の針が深夜を指そうとしていたので遼牙は自転車に乗って帰っている。
「ったく、あの性格だけはどうにかならんかねぇ。あれさえなけりゃもてるのに・・・」
と愚痴っていたがはっきり言ってどうしようもないだろうと思っていた。
具体的に言うと某変態文殊使いがセクハラをやめるくらいありえない確立だと思っている。
などと阿呆なことを考えていたのが間違えだったと、後の某Rさんは語った。
「あぁ、寝みー。さっさと帰って・・・・・・
ねぇ!!」グシャ
酔っていたこともあり横から来ていたトラックに気づかず車道に飛び出して轢かれてしまった。
「(なんで地面が見えるんだ?確か自転車こいでて・・・
あぁ、轢かれたっけ。このまま死ぬのか。まぁ、仕方ないか自業自とく・・だ・・・し・・・)」
自分のうっかりスキルはB+くらいだと思いつつ。大丈夫か!?という声を聞きながら遼牙は意識を手放した。
まぁ、死にはしないよw。死んだら話終わっちゃうし
続くのか?
<あとがき+おまけ>
九>作者の九頭竜と
神>一応主人公らしい神凪だ。とりあえずあとがきのゲストとして呼ばれた
九>とうとうやってしまったorz己の才能のなさにあきれるばかりです。
神>まったくだな。これからのこと考えているのか?
九>まぁ、簡単には考えてますよ。
神>簡単にか・・・ノリだけで書いたくせによくそんなこと言えるな(笑)
九>ぐっ、事実だからいいかえせねぇ!
神>まぁ、どうせ続かないだろうから、せいぜい足掻け。
九>てめぇ、あんまりえらそうだと変な奴に憑依さすぞ。
神>!?どういうことだ。
九>とりあえず憑依物にしようと思っていてな。その憑依対象を変えてやるって言ってるんだ。たとえば、つよきすでもっとも哀れな奴に憑依させてやってもいいんだぞ?
神>なぁ!?俺が悪かった。それだけは勘弁。m(TT)m
九>わかればよろしい。そろそろしめるか。とりあえず試作品でしかないので他の方の作品を参考にしながら地道に頑張ります。それではこのへんで。
神>さよなら〜