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▽レス始

「じゃんくしょん・ぼーいず!!(GS+HAUNTEDじゃんくしょん)」

キム009 (2006-09-26 09:19)


序章のようなもの:カモナ・マイ・ゴーストヴィレッジ!!


むかし、奇跡のメシアが現われ多くの人々を救いました。

メシアのおかげで虐げられていた人々は、土を耕し穀物を育て上げて幸せな国をつくりました。

それを見ていたメシアや天使たちも幸せな気持ちになりました。

でも、メシアの教えはやがて大きな災厄を齎すようになりました。

メシアの教えを他人に押し付け、メシアの教えを利用して悪いことをする人も現われました。

その土地を治めていた神様たちを追い出して【悪魔】と呼び、メシアを祭らせたりすることもありました。

メシアはとても悲しみました。天使たちも悲しみました。

ついにメシアに反抗して、天使と悪魔が戦うようなことも起きました。

やがて、何千年もの時が流れていきました。

そこで、悪魔の王様とメシアたちは【デタント】と言う新しい決まりを作って、天使と悪魔が仲良くなれるようにしました。

でも、デタントに従いたくない天使や悪魔たちは戦いを続けるためにどこかへいなくなってしまいました。


ちょっとお話を変えて、あるところに妖怪と一緒に暮らす人間たちの村がありました。

その村にはいじめられてやってきた悪魔や元神様たちが、人間たちと仲良く一緒に住んでいました。

その村長を、横島(浦島)太郎、副村長を龍堂九吾と言いました。

太郎は昔、亀を助けたお礼に竜宮城へ招待されました。

彼を見た乙姫様は一目ぼれ、やがて二人は結婚してすることにしました。

ところが乙姫を許婚にと密かに考えていた豪傑竜神・九頭竜が待ったをかけ太郎に勝負を挑んできたのです。

それをおもしろそうに・・・・もとい、止めに入ったのは最高指導者として魔界を治める王様でした。

「話は聞かせてもらったわ!!何もかも、わてに任せて大船に乗った気でいてや!!」

凄く心配ですが、ここは彼の言葉を信じることにしました。だって、最高指導者のメンバーで一番信用がないんですもの。

場所は【魔界亡霊スタジアム】、最高指導者の関西弁な人が造った大競技場です。

勝負はそれぞれ力と知恵をくらべあい、どちらが乙姫の婿に相応しいかを決めようということになりました。

観客はみんな彼らの戦いを心待ちにしている者ばかり、ボルテージは目盛りをとっくに振り切っています!!

喧騒の中でさっそく勝負はスタートしました。


第一試合・恐怖!!肉食淡水魚プール100メートル自由形
勝者・太郎 勝者コメント:殺すつもりか!!


第二試合・悲劇!!ゴルゴダの丘・素足150メートルハードル(使う道具や武器の選定は個人で)
勝者・九頭竜 勝者コメント:責任者、出て来−い!!


第三試合・狂気!!地獄めぐりトライアスロン!!
引き分け 両者コメント:(何事か相談しているようだったので、コメントなし)


かなり主催者側が楽しむために用意された競技内容でしたが、結局勝敗はつきませんでした。しかし、互いの力を認め合った二人はともに友情を確かめ合い、お互いの力を認めました。

あとは、こんなふざけたサバイバルをやらせた主催者を懲らしめるだけです!!

「さて、どこへ行かれるのですかな?サッちゃん様・・・・」

「そうそう、こちらとしてはこんな素晴らしいサバイバル競技を用意していただいた方には、感謝の意を表してこちらも贈り物をさせていただかないと・・・・・」

「え?!そ、そんなきをつかってもらわんでも・・・・って何で拳を固める!!しかも、その殺傷力の高そうな武器はなんやねん?!」

見ると九頭竜はギラギラと輝く刃を持つ剣を、太郎はグローブを嵌めた右手が光り輝いています。

なんだかとっても痛そうな奥義を放つつもりのようです。離れて見物することにしましょう。

「わが名は、竜神九頭竜!!バカを断つ剣なり!!」

「俺のこの手が光って唸る!!アホを倒せと輝き叫ぶ!!」

「必殺!!青龍刀滅殺斬りぃぃぃぃぃぃ!!」

「必殺!!ドラゴニック・フィンガァァァァァァ!!」

「時代が間違っとらんかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!待遇の改善を要求するぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

「「そんなものは、存在しない!!」」

こうして最高指導者の一人は、魔界の夜空の星となって消えていきました。

とってもみごとな消えかただったそうです。


こうして、太郎と乙姫はめでたく結婚しました。

温かい心を持った太郎は人間をやめて竜神になってからも、たくさんの魔族や神族が尊敬するような立派な指導者になりました。

九頭竜も彼の生きかたに賛同し、快く協力して海を治めることにしました。

やがて三人は、魔族やはぐれ神族が共存できる国を作ろうと考えました。

この頃、すでに多くの元神様や魔族が迫害され行き場をなくしていました。大抵は人間と魔族や神族とのハーフだったり、治めていた土地を追い出されて生きる術を失った元神族で、どこへ行っても不当な差別を受けていました。

彼らが一緒に暮らすことが出来る場所をつくりたい!!

それが、彼らが暮らしているこの常世の国にある【彼岸ノ村】なのです。

また人間界へも行き来するために、彼らは横島と龍堂にそれぞれ名前を変えました。

そうすることによって、自分たちの足で歩きながら多くの彷徨える亡者や悪魔たちを保護しようと考えたのです。

試みは大成功。魔界暦にしてわずか2年で、村にはたくさんの魔族たちが住み始めどんどん豊かになっていきました。

二人の一族も様々に枝分かれし、ついに両家同時に代5代目当主が生まれました。

横島一族の男の子は、嘘偽りのない心を持った男として育って欲しいと【忠夫】と名づけられ、龍堂一族の男の子には【和】を司り、仲間と仲良くなれるようにと【和御】と名づけられました。

それを見た【神族過激派】は、おもしろくありません。

彼らを懲らしめようと、ある日生まれたばかりの二人の男の子をさらってしまいました。

これに慌てたメシアと天使たちは、すぐに赤ん坊を救い出そうと必死になって探して捕まえました。

しかし、それを知った村の人々が黙っているはずもありません。

天国へみんな刀や槍を持ってきて、『男の子を返せ!!さらった犯人を差し出せ!!』と怒り狂って叫びました。

いくら悪いことをしたとはいえ、昔は自分たちの仲間だった者たちを助けたいとメシアたちはこっそりと彼らを逃がしました。そして、どうか彼らを殺さないで欲しいと頭を下げて頼みました。

それを知った村人たちは、犯人たちはもちろんのこと逃がしたメシアたちを懲らしめようと暴れようとしました。

でも、それを太郎が止めました。

『まあ、待て。彼らがこうして頭を下げているというのに、私たちが暴れていいのか?そんな真似をするのは、獣かそれ以下の存在であると言っているようなもの。赤ん坊が戻ってきたことが一番喜ばしいことじゃないのか?』

九頭竜も言います。

『そのとおりだ。いくら敵味方に別れたとはいえ、昔の仲間に刃を向けるなどあまりにも空しいではないか。彼らを許してやれば、我らの心も獣に堕ちることはない』

その言葉を聞いて、さっきまで怒っていた者たちは冷静になり、メシアや天使たち神族も心を打たれていました。

これだけ大きな器の者がまとめる村にならばと、神族は【神剣・クサナギノミツルギ】を献上することにしました。

そんな大層なものを貰うわけにはいかないと最初は二人とも断りましたが、何度も頭を下げられこのままでは失礼に当たると快く押し頂いたのでした。

神剣を持ち帰った二人は、友情の証として刃を溶かして二つの勾玉を作り、それをそれぞれの赤ん坊にあげることにしました。

勾玉には不思議な力があり、二人が大きくなってケガをしたり病気をしてもたちどころに治してくれました。

赤ん坊たちは大きくなるに連れて力も強くなり、自分たちで悪魔や亡霊たちを探すようになりました。

しかし、中には勾玉の不思議な力を狙って来る者たちもたくさんいました。

二つの一族は考えました。

このまま勾玉を持っていたら、あの子達は不幸になってしまうのではないだろうか?

しかしあの子らが自分で力を制御できるようになるには、まだもう少し時間がかかる。

戦う術は自分たちが教えればいいが、それがかえってとんでもないことになりはしないだろうか?

そんなとき、忠夫と和御が言いました。

「いつまでも親父たちに守ってもらうわけにはいかん、俺らは俺らで強くなりたいんや!!」

「頼む!!俺らに力を制御する方法を教えてくれ!!」

その言葉で決心がついた一族の者たちは、二人を強くするために様々なことを教えました。二人とも厳しい修行を毎日続け、自分の足で立てるようになるために必死でかじりつきました。

その努力が実り、小等科を卒業する頃にはすでに自分よりも格上の亡霊や悪魔たちにも勝てるようになったのです。

そんな頃です。人間界に神族過激派の一派が潜伏し、大規模なテロ計画を練っているという情報が舞い込んできました。さらに、魔族不満分子も行動を開始しているかもしれないという異例の事態に陥ったのです。

誰かを人間界に送り込まなければ、大変なことになるのは間違いありません。しかし、神族にも魔族にもすぐにエージェントを派遣するだけの準備が整っていませんでした。

連日のように会議が行われ、神魔最高指導者や高位天使、七支柱の魔王たちも懸命に頭を悩ませました。

ある日、最高指導者・ブッちゃん様が言いました。

「こうなりゃ、方法はただ一つ。彼岸ノ村へ行って相談するしか道はない!!」

「待て!!横島殿や龍堂殿のところも、それぞれ世界中に散らばっていて簡単には来れないと聞いたが?!」

最高指導者・アーちゃん様が聞き返します。それはまったくそのとおりでした。

村の噂を聞いた世界中の亡霊たちが、自分たちも住みたいと次々に申し込みが殺到し、太郎も九頭竜もいなくなってしまっていたのです。

しかし、ブッちゃん様は我に秘策ありとすました顔で言いました。

「誰かさんたちを忘れちゃいないかい?忠夫と和御が残ってんだろーが!!パンデモニウム中央附属大学・高等科に通ってんだろ?!」

詳しい話を聞いた二人は力を試すときがきたと大喜びです!!


さあ、横島忠夫と龍堂和御。二人の少年と仲間が繰り広げる、スリル・ショック・サスペンスな日常の始まりです!!


「行くぞ、和御!!」

「まかせてちょうだい!!」


後書きのような文章です


どうも、皆さん始めまして。キム009と申します。今回他の作者の方々のSSに触発されて、GSとHAUNTEDじゃんくしょんのクロスを書いてみることにしました。
HAUNTEDじゃんくしょんはあまり知られていない漫画だと思いますが、学校霊と人間の共存やそれを消そうとする敵たちとの戦いなどGS美神と同じくらい楽しい作品です。横島に似ているキャラクターもいますしね・・・・(邪笑)
18禁なお話も考えていますが、まずはこのSSを最後まで書ききろうという心構えの方が大切でしょうね (泣)
それに初心者なのでちゃんとした文脈になっていないところも多々あると思います。
仕事が忙しいので中々すぐに続編はお届けできないかもしれませんが、頑張っていきたいので応援よろしくお願いします!!感想、アドバイスなどもお願いします!!
では、次回で会いましょう!!


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