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「主役は神父(GS+ユリア100式)」

しあわせうさぎ (2006-09-25 05:42)

この話は唐巣神父の所にピートが来る前のお話です。

唐巣神父は今日も除霊料金を払えない人を対象にGSの仕事をしていました。
だが今日はちょっと様子は変です。一体どうしたんでしょう?
それは昨日の出来事です。

「体は良いのかい?」
見るからに体の調子が悪い一人の女の子がいます。
本当は女の子という年齢ではないのですが、唐巣神父から見れば十分女の子という年齢。

「少し気持が悪いので・・・・・」
そう唐巣に伝えると、顔がますます青くなってくる。
唐巣神父もその様子を見ると、ますますほっとく訳にはいかない。
彼は神父だ下心を持って体調の悪い女の子に近寄ったりはしていない。
しかし彼の服装は今日に限って普段着である。

「私の家はこの近く(教会)に有るのだけど、そこで少し休憩をしよう」
唐巣はまだ自分が教会の神父だと説明をしていないのに気付き慌てて説明をする。
「ああっ言うのを忘れていたけど、私はこの近くの教会で神父をしている唐巣と言う者だよ」
そういうと女の子の目から少し警戒の色がとれる。
「もう一度言い直すね。私の教会で少し休んでみるかい?」
そう言うと女の子は素直に頷く。

教会はすぐ近くで、女の子はそこで休憩をした。
「もう体調は良いみたいだね。君の名前を出来れば教えて貰いたいのだが。名前を知らないと君の事が呼べないだろ」

「私の名前はユリア」
女の子はそれしか言わない。唐巣もあまり気にしていない様子であった。
唐巣の心には困った人を助けるという気持がある。

「ユリア君か。汗もかいたみたいだけど、シャワー。いや駄目だね、前に・・・」
唐巣が言い終わる前に女の子(ユリア)が「シャワーを浴びさせて下さい」という。

「言いのかい?体調が悪かったんじゃないのかね?」

「体が汗臭いので、ご迷惑ではなかったらシャワーを貸して下さい」

「迷惑ではないよ。君の体が問題無かったらそれで良いのだが・・・」

ザァァァ。とシャワーが流れる。
「やだ。思わずシャワーを借りちゃった。如何しよう」
と思いつつも念入りに体お洗ってしまう。

「ユリア君、前に居たシスターの物で悪いのだが着替えはココに置いておくよ」
唐巣はこの教会にいたシスターの物を着替えとして置く。

唐巣は夕食の準備が終わり今日会ったばかりのユリアにも夕食をご馳走する事にした。
「ユリア君夕食を食べていくかい?まぁ君が思っているほど・・・・・」
唐巣は絶句する。自分は確かに着替えを置いたのに、彼女はバスタオル一枚を体に巻いて出て来た。

どうぞお召し上がりください、と言わんばかりに。
「き、君。一体なんて格好を。着替えを置いていたじゃないか」
唐巣は大いに焦る。。

「えっ。うそ」
彼女は着替えが有るとは気が付いていなかった。
ユリアが着替えてから、夕食を共にする事に成る。

「ユリア君そこのソースを取ってくれるかい?」

「はい」
シコシコシコ・・・

「取ってくれるのは良いのだが。擦るより、振ってくれる方がありがたいのだが・・・・」
ユリアはソースを振るのではなく、擦り始めた。

「す、すみません・・・」
白い頬が赤く染まる。その様子を神父は見て微笑む。
ちょっと変わった子だが、基本的には悪い子ではない様だ。

食事が終わり、神父は就寝の時間なので神父は寝るが、普通の人には早いだろう。
GSの仕事が無ければ21時30分ごろには就寝である。
ユリアも今日は教会で泊まる事に成ったのだが就寝の時間が早過ぎるために眠りに付く事が出来ない。

神父の方はもう眠りについている。ユリアの方はやっと眠りに入った。が・・・・。

「ユ、ユリア君。一体何をヤッているんだね」
ユリアは唐巣神父の上に乗り、激しく腰を振る。
神父は凄く焦る。
若い時にはブイブイいわせたが神父として完全に独立してから、女性と関係を持った事は無い。
この衝撃は不味い。禁欲生活も長い為に今でも爆発しそうである。

「ユ、ユリア君、その様な事はしてはいけない!アーメン!!」
最後に発した力のある言葉で、ユリアは神父から吹っ飛ばされる。

神父はなぜユリアがその様な行為に至ったのかを聞く事にした。
ユリアの口から出された衝撃の事実、彼女はバッチワイフ専用として造られたらしい。
神父は機械には疎いが、彼女がロボットであるとはとても思えない。
だが彼女の話から言うと開発者のダッチワイフになるのが嫌で逃げて来たのはよいが、行くあても無く如何しようかと考えていたら気分も悪くなったということか。
その時偶々私が話しかけて来たので、博士が手を回した者と勘違いをして警戒をした訳だ。

「君が良ければ、この教会に何時までも居て良いのだよ。その代り少しシスターの役をやって貰うけど、そんなに難しい事ではないよ」

「良いのですか?私は人ではないのですよ。しかもダッチワイフとして作られた私を置くなんて」

「あまり自分を卑下にして、考えるものではないよ。私は君が作られた者とはとても想えない。私から見れば君は一人の人間にしか見れないし君が行く当てが無いのなら好きなだけ居なさい」

「はい。有難う御座います」
彼女はお礼を言うと深々と頭を下げた。

その夜
「ユリア君タオル一枚で出て来なくても」
「ユリア君ソースは擦る物ではないよ」
「ユ、ユリア君ソコは舐めるものでは・・・ダメで・・」
「ユリア君、夜に私の寝室に・・・・な、何て格好をしているのだ!」

まだ一日しか立っていないのに、ユリアの行動に頭を抱える唐巣神父がそこに居た。


終わり

一から作り上げました。
ギャグって難しいと思い知らされた作品です。
先程の作品は削除させてもらいました。本当に申し訳ありません。

▲記事頭

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