インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始

「勇者日記(ドラゴンクエスト機法

灰色狼 (2006-07-19 01:38)

4月14日

旅立ちの日だ。
今日は王様にお目通りをした。
僕が竜王を倒すと言うと、王様は120Gとたいまつをくれた。
どうせなら武器庫の剣の1本くらい分けてくれればいいのに。
とりあえず竹ざおを買って、後は貯金することにした。

4月15日

今日はじめてモンスターを殺した。
ドラキーとか言うコウモリのようなモンスターだ。
殺した後、気持ち悪くなって、僕は吐いてしまった。
――――断末魔の顔は忘れられない。

4月26日

だんだんとモンスターを殺すのにも慣れてきた。
今日はガライの町まで来た。モンスターたちから奪った金で宿屋に泊まる。
久々のやわらかい寝台と暖かい食事は心地よかった。
しかし、当分は野宿になるだろう。食費や宿代も馬鹿にならない。

5月6日

マイラの村まで来た。温泉で疲れを流し、久々に暖かい食事とベッドにありつく。
そうそう、ぱふぱふを初めて体験した。癖になりそうだ。
少し前にギラとホイミを覚えた。

5月7日

大さそりと初めて戦った。ギラでけん制しつつ、急所を竹ざおで貫く。
この戦法は使えそうだ。


5月11日

マイラの村で野宿をしながら、周辺でモンスターどもを狩る。
今日はいいことがあった。いつものように竹ざおで魔法使いを刺し殺すと、
奴にやられたのであろうか。死んだ木こりから、てつの斧を手に入れた。
これで、仕事がやりやすくなる。


5月15日

やはり重い武器は合わないことが分かった。竹ざおで長く戦っていたせいか、
斧の戦闘には慣れない。まあ、威力があるぶん硬い相手にはらくだが・・。

5月16日

がいこつと戦った。なかなか手ごわい相手だったが、
ギラで目潰しして、竹ざおで胸を貫いてやった。
そのとき竹ざおが折れてしまった。斧一本で戦うのは少し心もとない。

5月18日

やっと斧の戦闘に慣れてきた。今日はメイジドラキー二匹とがいこつ5体、
それから大さそりを4体ほど殺した。そろそろ、暖かい食事とベッドが恋しい。

5月21日

毒の沼地の中の毒へ入った。
メーダとか言う一つ目のモンスターを3体ほど殺した。
たいまつが切れて手探りで奥に進んでいくと、彼に出会った。

5月22日

一人きりで旅をしてきて初めて友達ができた。
彼は西の城の王の命令を受けて、ここで何かの番をしているらしい。
今ある武器がぼろぼろになってしまったことを注げると、
僕に鋼の剣をくれた。鉄の鎧もいるか聞かれたが、重くなって動きが鈍ると嫌なので、
鎧は断った。なんて良い奴だろう。僕が旅立つとき、
銅の剣一本くれなかったラルス王とは大違いだ。鋼の剣は鉄の武器よりも軽く良く斬れる。
いつか彼に恩返しがしたい。

6月1日

ここ最近、沼地の洞窟をねぐらにしている。洞窟の出口は新しい大陸とつながっていて、
新しいモンスターとの戦いが続いた。リカントとか言うかなり凶暴な奴だが、
彼から貰った鋼の剣があれば、どんな敵も怖くはない。
夜は洞窟に帰ると外の話を土産に彼と話した。なぜか彼は焚き火には近寄ってこない。
訳を聞くと、暗闇に目をならしておきたいらしい。彼は本当のつわものだと思う。

6月5日

今日は少し遠出をして新しい町を見つけた。町の人間の話ではあの洞窟にはドラゴンが出るらしい。彼はきっとそのドラゴンから何かを(おそらく武器だ)護っているに違いない。
こんどドラゴンが来たときは一緒に戦おう。その話をしたら、
彼は「ありがとう」と言ってくれた。
でも、どこか悲しそうな声だったのは気のせいだろうか?

6月9日

なんてことだ! あの洞窟のドラゴンは竜王がさらったローラ姫を護っているらしい。
リムルダールの宿屋で偶然聞いてしまった。
まさか、彼が・・・。

6月12日

決定的だ。あの洞窟の扉を開けたとき、寝ている彼の姿を見てしまった。
彼は、ドラゴンだったのだ。俺は如何すればいいのだろうか?
ローラ姫を助けるために彼を・・・・。

6月14日
一晩考えた。・・・・決着(けり)をつけよう。

6月15日
なるたけ早く竜王の城に向かおう。


6月21日

廃墟になった町に着いた。ドムドーラと言われていたらしい。
モンスターであふれかえっている。
武者修行にはちょうど良い。

6月23日

町を探索して、キラーリカント、だいまどう、スターキメラ、向かってくる敵は皆殺した。
最近それを面白く感じる。ベホイミを覚えた。これで、回復には苦労しなくなる。
もっとも、ここ最近敵の攻撃をまともに受けた覚えがない。
やはり、ドラゴンとだけはどうしても戦えない。彼の姿がダブってしまう・・・。

6月24日

ここいらのモンスターの親玉だろう。特別強いモンスターと戦った。
半日以上の死闘の末、何とか倒した。なんと、奴はロトの鎧を護っていたのだ。
皮の鎧と同じくらい軽くて使いやすい。その上毒の沼地やバリアーでもダメージを受けない優れものだ。
最近、彼から貰った鋼の剣を見るたびに俺の決断が間違っていなかったのか疑問に思う・・・。

7月4日

途中の城塞都市を無視して一気に雨の祠まで行った。
なにやら偏屈な爺さんが、竜王の城に行くためのアイテムを隠していた。
譲ってくれると、欲しければ銀の竪琴をもってこいとのたまった。
人から預かったもので、対価を取るとは、たいした聖人もいたものだ。

7月13日

ガライの墓を盗掘した。ドムドーラで死線を超えたお陰か、
大して苦にならなかった。銀の竪琴を手に入れた。
ガライの町に行く途中、久々にラダトームへと立ち寄った。
なんと太陽の石はラダトームにあったのだ。ラルス王は本当に知らなかったのだろうか?
それとも・・・・。
そう言えば、沼地の洞窟に入る前の毒の沼地でメダルのようなものを拾った。
鎧の紋章と同じ紋章が描かれていた。一体なんだろう?

7月20日

雨の祠のじいさんから、雨雲の杖を貰った。
そうそう、渡す前に銀の竪琴を思い切りかき鳴らしておいた。
今頃はモンスターが山のように押しかけているだろう。

7月23日
竜王の城に行くための最後のアイテムである虹のしずくを手に入れた。
聖なる祠のじいさんに沼地で拾ったメダルを見せたら、あっさりくれた。
他の奴が拾って見せていたら、どうする気だったんだろう・・・。

7月24日

とうとう虹の橋が架かった。これで竜王の城までいける。

7月25日

竜王の城へと入った。中のモンスターは、外とは比べ物にならないほど強い。
手強かったが、彼の鋼の剣を持っている限り、途中で倒れることなんてできない。

8月1日

とうとう最深部まで到達した。鋼の剣は、何度も研ぎなおしせいか、少し短くなってしまった。まあ、この方が使いやすい。この剣を見ていると、彼のことが思い出される・・・。

8月2日

竜王の玉座を見つけた。中は空だった。玉座の後ろを覗いてみると、階段が下に続いていた。この階の敵はもっと手強かった。きっと竜王の近衛なのだろう。
だが、もはや負ける気はしない。

8月3日

とうとう竜王の元にたどり着いた。
竜王は「世界2分しないか」と持ちかけたが、
俺は断って、竜王に仕えさせてくれるよう頼んだ。竜王は唖然としていたが、
ロトの剣をくれた上にOKしてくれた。意外といい奴だ。
ラルス王とは大違い。

8月18日

俺の率いるラダトーム討伐軍は、城の近くまで迫っていた。
討伐軍副司令官として、「彼」が俺の隣にいる。
あの時洞窟で、俺は義務と友情を天秤にかけて、友情を選んだのだ。
そして、ラダトーム討伐軍司令官として俺が沼地の洞窟に訪れた時、
彼はすごく驚いていた。

もはやローラ姫など人質にする必要はない。
我が軍は堅牢なメルキドすら陥落させたのだ
(ゴーレムは俺が一騎討ちで倒した)。
ラダトームを落とす司令官が人間とは、皮肉なものだ。
せめて旅立ちの日に剣の一振りも貰っていたら、
こうはならなかったかもしれない・・・。


後書き
はじめまして。ドラクエ気笋辰討浸にはたと思いついて、書いてみました。


△記事頭

▲記事頭

PCpylg}Wz O~yz Yahoo yV NTT-X Store

z[y[W NWbgJ[h COiq [ COsI COze