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▽レス始

「まぶらほ 錬製の魔術使い(まぶらほ+???)」

アクセル・ウェイカー (2005-09-27 02:45/2006-02-07 00:43)


夢を見た・・・。
まだ幼く、弱く、何も知らなかった頃の夢を・・・。

夢を見た・・・。
僕のその後の人生を大きく変えてしまう切っ掛けとなった夢を・・・。

時々思う・・・。
もし、あの時のことが無かったら、僕の人生は今頃どうなっているのだろうかと・・・。


まぶらほ 錬製の魔術使い
プロローグ


暑い夏。その夏の静かな公園の木のそばで一人の少女が泣いている。


何が悲しいのかただ泣く。
何故悲しいのかは本人にしかわからない。


そこに一人の少年がやってきた。


「どうしたの?」
少年が近づいて話し掛ける。しかし少女は悲しそうにただ泣くだけだった。


何度もきいたが少女は答えてくれない。
しかし、このやさしい少年が泣いている女の子を見捨てるようなことができるはずはなく、根気よくきいた。


「・・・・・だれですか?」
少女がようやく泣き腫らした顔を上げる。


「ぼく?ぼくはせかいいちのまほうつかい!」
少年は胸をはって答える。


「・・・・・ほんとうですか?」


「うん」


「なら、わたしのおねがいかなえてくれますか?」


「うん、いいよ」


「じゃあ・・・、わたしがおひっこししないようにって、できますか?」


少女は話す。家が大きく、なおかつ親が忙しいので、各地を転々としていること。
この町に来て間もないのに、すぐにまた引っ越さなくてはならないこと。
しかも今度は外国へ行かなくてはならないこと。


「わたし、もうどこにもいきたくないんです。このまちにいたいし、おともだちもつくりたい。もうおひっこしなんていやなんです。
・・・・・・できますか?」


彼女はじっと少年を見つめる、その瞳にはとても強い願いが込められているようだった。


「え・・・・・・・」
少年はその言葉と彼女の瞳を見て目を逸らしてしまった。


「やっぱりできないんですね・・・」


「・・・・・うん、ごめんね。」


「・・・いいんです。」
少女は聡明だった。それゆえ自分と同じような年ごろの少年が世界一の魔法使いでないことも、自分の願いを叶えることができないことも分かっていた。
けれど彼女は何かに縋りたかった。


「・・・でも、ほかのことならできるかもしれないよ。」


「じゃあ、ゆきがみたいです。」
彼女は願った。
自分のもう一つの願いを。自分が見たことのない、白く美しい雪を見たいと。


「うん、わかった」
少年は両手を空にかざした。
そして顔を上げ、空を見る。


「えーい!」
少年の手が輝き、やがて空に変化がおとずれ、夏の空に雪がふってくる。
夏の雪、それは決してありえず、それゆえ幻想的で美しかった。


「わあ・・・・・」
彼女はこの願いも無理だと思っていた。それゆえ驚きと喜びは大きかった。


「ありがとうございます、まほうつかいさん。」
彼女は感謝の言葉を伝える。


彼女は何かお返しをしたかった、しかし自分は引っ越さなくてはならない。
だから彼女は自分の願望も含めた自分ができる一番のお礼をした。


「あのね、まほうつかいさん。
もし、○○○○○、○○○が○○○○○○○○○○○○・・・、○○○○○○○○○。」


「いいの?」


「ええ!」


こうして少年と少女二人の出会いが終わり少女が公園から帰ろうとする、その時少年は、
「ぼくはしきもりかずき。きみのなまえは?」とたずねた。


「わたしですか?わたしは○○○、○○○○○○です。
またあいましょうね、せかいいちのまほうつかいさん。 」


これが少年の運命をかえた出会いの一部。
正確にはこの後に起こることが少年の人生をかえたのだがそれは別のお話。


しかし二人の近くの木の裏に誰かがいたことは少年と少女も、この夢を見ている人たちも知らない。


みなさん初めまして、アクセルです。 
まぶらほ錬製の魔術使いのプロローグを投稿してみましたがどうだったでしょうか?
意見、感想などをくれたらうれしいです。
この物語はまぶらほといくつかの作品とのクロス、それとオリキャラが少々はいります。
ちなみに、少年はもち和樹でありますが、少女は・・・・・


では、次回を楽しみにしてくれたら幸いです。
アクセルでした〜。


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